名脇役として若い頃から現在までハリウッドで活躍し続けているスタンリー・トゥッチ。
今回はそんな
名脇役として有名なスタンリー・トゥッチが出演してる映画を10作品を感想付きでご紹介したいと思います!
- スタンリー・トゥッチ 出演した映画10選 あらすじと感想
- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『あなたに降る夢』(1994)あらすじ
- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『あなたに降る夢』(1994)感想
- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『シェフとギャルソン、リストランテの夜』(1996)あらすじ
- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『シェフとギャルソン、リストランテの夜』(1996)感想
- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『ターミナル』(2004)あらすじ
- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『ターミナル』(2004)感想
- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『プラダを着た悪魔』(2006)あらすじ
- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『プラダを着た悪魔』(2006)感想
- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『ラブリー・ボーン』(2009)あらすじ
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- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『ジュリー&ジュリア』(2009)あらすじ
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- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『バーレスク』(2010)あらすじ
- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『バーレスク』(2010)感想
- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)あらすじ
- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)感想
- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『ジャックと天空の巨人』(2013)あらすじ
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- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『美女と野獣』(2017)あらすじ
- スタンリー・トゥッチ出演作10選 『美女と野獣』(2017)感想
スタンリー・トゥッチ 出演した映画10選 あらすじと感想
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『あなたに降る夢』(1994)あらすじ
ニューヨークで相棒のボー(ウェンデル・ピアーズ)と警察官をしていたチャーリー(ニコラス・ケイジ)は庶民の味方で子供好き。忍耐と良識のある警察官の鑑とも言える男だった。
しかし美容師をしている彼の妻ミュリエル(ロージー・ロペス)は野心家でお人好しすぎる夫に「ワイロを受け取るくらいの根性があれば・・。」と嘆いていた。
一方、ウェイトレスのイボンヌ(ブリジット・フォンだ)は疎遠になった夫が作った負債が1万2000ドルにまでなり、法的にまだ妻だったイボンヌに返済の義務があると裁判所に言われるがお金がなかった彼女はカード破産の判決を受けてしまう。
ある日にこと、チャーリーはミュリエルに結婚記念日の数字で宝くじを買ってくるよう言われ購入。
ボーと食事をしようと近くにあるレストランに入るとそこにイボンヌが働いていた。
食事を注文するとすぐに無線に出動命令がはいってしまったためチャーリーはコーヒー代だけ払おうとする。しかし財布にコーヒー代どころかチップ代すら入っていなかったためさっき買った宝くじがもし当たったら半分をイボンヌに。もしはずれたらチップ代を持ってくると約束する。
自宅へ帰るとミュリエルは宝くじの番号がお願いした結婚式の日ではなく結婚届けを出した日になっている!と怒っていた。
しかし、その日の当選結果がテレビで発表されるとなんとチャーリーが選んだ番号が見事に当たっていた。
億万長者になれると大喜びのミュリエルだったが当選した人が他にもいたため金額は減ってしまい、しかもチャーリーがウェイトレスの子に半分あげると約束したことを聞き、必死に止める。
イボンヌに本当のことを言おうか迷いながらもイボンヌの店に立ち寄ったチャーリーに先日機嫌が悪かったことをイボンヌが謝ってくる。
エイズ患者の客にも気さくに話しかけ体調を気にかける彼女の態度に好感をもったチャーリー。さらにイボンヌがカード破産にまで追い込まれていたという話を聞き、彼女に約束通り当選金の半分をあげることを決心する。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『あなたに降る夢』(1994)感想
自分がもしチャーリーの立場だったら皆さん、どうします?
一億当たったとして私はさすがに半分はあげる決心はつかないと思います。あげる相手によると思いますが、せいぜい100万くらいかな。 (なんて小さい人間なんだろ私・・。)
あげる相手が自分の為だけでなく何かの為にお金を役立ててくれるなら考えますけどね。
こんなの映画の中の話でしょ?と思うかもしれませんが、実はこれ実際にあった話を基に作られた映画なんだそう!
当選金で地下鉄に乗る人たちに賃金を配ったり、野球場を貸し切って子供たちと野球をしたり、人の為にお金を使いしかもそのことに幸福感を感じているイボンヌとチャーリー見るととても心が温まります。
まぁ、どこまでほんとかわかりませんがこんな良い人代表みたいな二人が実際いたとしたら世の中まだまだ捨てたもんじゃないと思えますね。
ロージー・ロペスが演じた欲深なミュリエルの演技がイボンヌのような良い人と比較するには最高にいいキャラクターでした。
スタンリー・トゥッチはイボンヌを破産に追い込んだ張本人の夫役でイボンヌが宝くじを山分けしてもらえるという話を耳にした途端アパートに現れ、劇団を立ち上げる資金をせがんでくるなんとも図々しい男。
出番はわずかですがイボンヌにせめよる態度が見ているこちらをムカムカさせるいい演技をしてらっしゃいました。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『シェフとギャルソン、リストランテの夜』(1996)あらすじ
シェフのプリモ(兄)(トニー・シャループ)とギャルソンのセコンド(弟)(スタンリー・トゥッチ)、そして助手のクリスティアーノ(マーク・アンソニー)はアメリカでイタリア料理のレストランを経営していたが客足は芳しくなく銀行への返済も滞ってた。
経理も担当していたセコンドは腕は一流だが客の好みに合う料理を作らず、本場のイタリア料理にこだわりすぎる兄プリモに頭を悩ませていた。
資金繰りがうまくいかないせいで恋人フィリス(ミニー・ドライヴァー)とのデートも身が入らない。
向かいの通りにある顔なじみのパスカル(イアン・ホルム)が経営するレストランはいつも盛況。
そんな彼にお金を借りようとセコンドは店を訪れる。
パスカルには自分の店で働けと言われるが、頑固な兄プリモが了承するわけがなく、かといって自分だけが店を出るわけにいかない。というとパスカルは借金を断る。
しかし、来週パスカルの友人でもあるジャズ歌手のルイ・プリマが町にやって来るから口利きしてくれると約束する。
そしルイ・プリマがやって来る日、いつになくいい食材を仕入れ、恋人のフィリスにも手伝ってもらい下ごしらえにとりかかる。
セコンドは注文していた酒を取りに行くと言ってパスカルの妻ガブリエラ(イザベラ・ロッセリーニ)の家へ向かう。
セコンドはガブリエラとも関係を持っていた。
セコンドが店に戻るとパスカルが店にきており、プリモとセコンド、パスカルの三人で今夜のパーティーを祝して乾杯するがパスカルがうっかりルイ・プリマが自分の友達だと口を滑らせてしまい、それに機嫌を損ねたプリモは友人の床屋の店に愚痴をこぼしに行く。
そしてローマに店をオープンさせた叔父からの誘いの返事をセコンドに話すまで待ってほしいと伝えていた。
花屋のアン(アリソン・ジャネイ)がプリモの店に花を届けにやって来る。
プリモが密かに彼女に恋心を抱いていることに気付いていたセコンドはアンもパーティーに誘う。
店に戻ってきたプリモにルイ・プリマがパスカルの口利きだと黙っていたことをセコンドが謝るとプリモは「やるべきことをやるだけだ」と機嫌を直しセコンドは「明日からすべて上手くいくよ」と言って仕込みを再開する。
そして招待した客が集まりお酒と料理を楽しんで、あとはルイ・プリマの到着を待つだけだった。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『シェフとギャルソン、リストランテの夜』(1996)感想
上記しましたが、こちらの作品は珍しくスタンリー・トゥッチが主役の映画で監督もキャンベル・スコットと共同で担当しています。
プリモとセコンドはそれぞれ別の場所から仕事の誘いを受けていながら気を使って言いだし合えず気持ちがすれ違ってしまう。
それでもお互いのことを想い、一人では決して出て行かない兄弟愛が日常の生活を通してシンプルに描かれている作品でした。
プリモがパーティーの為に作る料理も美味しそうで見どころの一つになってます。
スタンリー・トゥッチが包丁を握っているシーンもあってプライベートでも料理をするスタンリー・トゥッチの腕前が垣間見えます。
ラストはなにも問題は解決せずに終わってしまうのですが、最後のシーンは家族の温かさを感じられるシーンになっていて私は好きでした。
ちゃんと見ないと見逃してしまいそうな役なんですがパスカルの店でバーテンダーをしていた俳優が『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』でアル・パチーノの運転手の役をしていたジーン・キャンフィールドだったり、
パスカルの部下の役が『ソルト』や『スポットライト 世紀のスクープ』に出演していたリーヴ・シュレイバーだったりするので
このまだ若い頃のお二人にもちょっと注目してほしいところです!
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『ターミナル』(2004)あらすじ
クラコウジアという国からアメリカのニューヨークに行くためJFK空港に降り立ったビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)だったが、彼が離陸した直後クラコウジアで軍事クーデターが起こり、大統領の護衛隊が殺される事件が起きていた。
ナボルスキーの国の政府は内部の不満分子に倒され”新クラコウジア連邦”となり、クラコウジアは”自由反乱軍”によって消滅してしまう。
新しい政府、革命・・。ナボルスキーのパスポートは無効となりアメリカが新政府と公式に国交を結ぶまでは航空便は運転見合わせ。
国境も封鎖されナボルスキーはアメリカにも入れないし国に帰ることもできなくなってしまう。
税関国境保護局主任のフランク・ディクソン(スタンリー・トゥッチ)はそんな彼に手続きできるようになるまでは乗り継ぎロビーの中ならどこへ行こうと自由だと言われる。
英語をはなせないナボルスキーでしたが何とか自分のおかれた状況を理解しロビーのなかで何とか暮らしていく。
そんな中、昇進が決まったフランクは今まで以上に仕事に熱心になるがナボルスキーの空港での存在が自分のキャリアに傷をつけると思った彼はナボルスキーがどうにか空港から逃げ出し逮捕され国外追放になるように策を講じるが、上手くいかない。
空港での生活に知恵を働かせながらなんとか暮らしていたナボルスキーの一生懸命な姿に他の職員たちは徐々に交換を持つようになり親交を深めていく。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『ターミナル』(2004)感想
なんという最悪なタイミングで空港に入っちゃった男なのか・・。
こんなことが実際自分の身に起こったら途方にくれちゃいます。言葉が通じるならまだしも周りと会話すらできないんじゃどう生活したらいいのやら。
でもこの男は乗り切ってしまうから凄い。その過程を観るのが面白い映画なんです。
言葉の壁は英語版と母国語版の本を買って勉強し、カートをもとの場所に戻し返ってきたコインで食費を稼ぐ。もともとプロ並みの工作力があったので大工仕事にもつけました。
やっぱり人間って何か一つでも強みを持っとくもんですね。
それに純粋に一生懸命がんばってる姿を見ると人というのは応援したくなっちゃう生き物なんですね。空港の人たちが彼と距離を縮めていく姿は心があったかくなりますし、そんなシーンがコミカルに描かれていたので面白かったです。
ラストのナボルスキーがニューヨークに来なくてはならなかった理由にも胸がジーンとさせられます。
ただ一人ナボルスキーをよく思わない男フランクを演じているスタンリー・トゥッチ。
いい人の役ももちろん好きですがフランクみたいなちょっと意地悪な役もやっぱり上手い!
スタンリー・トゥッチが大好きな私ですが、作戦に失敗する姿には「ざまあみろ!」とつい思ってしまうほどでした。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『プラダを着た悪魔』(2006)あらすじ
ジャーナリストを目指してニューヨークへやってきたアンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)は運よく誰もが憧れるファッション雑誌『ランウェイ』の編集部に入社することができた。
しかしそこにいた悪魔のような編集長ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)に無理難題を押し付けられ戸惑うアンドレア。
もともと文芸誌での就職を希望していたためファッションに興味のなかったアンドレアだったがファッション・ディレクターのナイジェル(スタンリー・トゥッチ)に教えを受けながら美しく変貌していき、ミランダの要望にも徐々に応えらるようになり、先輩のエミリー(エミリー・ブラント)を凌ぐほどの信頼を得ていく。
しかし、仕事が忙しくなるにつれ付き合っていたアレックスとすれ違うようになっていく・・。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『プラダを着た悪魔』(2006)感想
この作品は日本でも17億円の興行収入を超え大ヒットとなりました。
アンドレアの逆境に耐えながら頑張ってる姿にとても勇気づけられましたし、どんどんきれいになっていく様子をみてるのもとても楽しかったです。
スタンリー・トゥッチはナイジェルというファッションディレクターの役でアン・ハサウェイ演じる主人公アンディにファッションや仕事への姿勢を教えるメンターとして重要な役を演じています。
ちょっとオネエが入ってる感じも親しみやすいキャラクターとして際立っていましたよね。
私にとって彼の作品の中でも大好きな役の一つです。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『ラブリー・ボーン』(2009)あらすじ
14歳のスージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)は父親のジャック(マーク・ウォールバーグ)と母親のアビゲイル(レイチェル・ワイズ)と妹のリンジー(ローズ・マクアイヴァー)、弟のバックリー(クリスチャン・アシュデール)の5人家族。
人並に幸せな生活を送り、レイ(リース・リッチー)という青年に初恋をしていた。
しかしある日、風に乗って飛ばされたレイからのラブレターを追いかけトウモロコシ畑に辿りつくとそこには近所に住むハーヴィ(スタンリー・トゥッチ)という男がおり地下に作った部屋を見ないかと誘われる。
顔見知りだったこともあり、誘いに乗ってしまうスージー。
地下の部屋でしばらく話をし妙な雰囲気に恐怖を感じたスージーは地下の部屋を飛び出す。
外の様子が明らかにおかしく感じたスージーは自分がすでに殺されていることに気付く。
自分がいなくなったことで犯人探しに躍起になるジャック、そんな夫の行動についていけなくなり家を出てしまうアビゲイル。
バラバラになっていく家族を見て心を痛めたスージーはあの世とこの世の間から何とか家族にメッセージを送ろうとする。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『ラブリー・ボーン』(2009)感想
スタンリー・トゥッチに悪役をさせてはいけない・・。
そんな思いにさせられてしまうくらい、背筋がゾッとするほどスタンリー・トゥッチのサイコパスぶりが見れるのがこの映画。
彼がアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた作品でもあります。
ファンタジーでありヒューマンドラマでもあるということで、ある女の子の天国に行ってからの暮らしとか家族に起こる奇跡とか石田純一さんの娘、すみれさんも出演した『アメイジング・ジャーニー 神の小屋より』(2017)という映画のような感動ストーリーを期待していました。
ところがどっこい観ていて不愉快になるような犯人の出演シーンが結構多く、ファンタジーというよりはホラーに近かったような気が・・。
そして悪く言うと胸糞映画に分類されてもおかしくないレベルの結末じゃないかと個人的には思いました。
私は一人で映画館に観に行ったんですが「え~、こんな終わり方なの~?」とちょっとショックを受けてしまいました。
スタンリー・トゥッチは今まで何度か悪役をやってると思いますがここまで見ていてイヤな気分になるような役はあまりないんじゃないでしょうか?
スージーが向こうの世界にいるときのシーンはとても綺麗でしたけどね。
家族というのはどんなに自分が悲惨な死に方をしたとしても生きてる家族の幸せを願っている、自分のせいで苦しんでほしくない。
そんなメッセージが込められた映画だったように思います。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『ジュリー&ジュリア』(2009)あらすじ
1949年、フランスのパリに夫ポール(スタンリー・トゥッチ)と共に越してきたジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)。
食べることが大好きな彼女はすぐにフランス料理のとりこになる。
そしてフランス料理を本格的に学ぶため名門ル・コルドン・ブルーに入学。男だけの生徒に混じって徐々に腕を上げていく。
卒業後、”お抱え料理人も助手もいないアメリカの女性でも作れるフランス料理”のレシピ本を友人と制作する計画を立てるがレシピが長すぎるという理由から出版社がなかなか決まらない。
そんな時でも夫ポールの深く優しい愛情に支えられながらとうとう念願の出版が決まる。
時は50数年後、南マンハッタン開発公団でオペレーターとして働いていたジュリー(エイミー・アダムス)。毎日街の人の不満や悩みに耳を傾け、忙しい日々を送っていた。
ピザ屋の2階で夫のエリック(クリス・メッシーナ)と暮らしていた彼女。ストレスのたまる仕事と友人との付き合いに疲れた日はいつも料理をすることで元気を取り戻していた。
ある日、ジュリーは50年前にジュリア・チャイルドが作った『王道のフランス料理』の524ものレシピを365日で全て作りそれをブログに綴ることを思いつく。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『ジュリー&ジュリア』(2009)感想
料理から幸せや生きがいを見出した女性ジュリーとジュリア。こちらの実在する2人の女性の人生をもとに映画は作られました。
ジュリアは“アメリカの料理の母”と呼ばれ日本でいうところの・・平野レミさんみたいな感じでしょうか?
もともと料理をしてこなかった彼女。30代後半にして料理学校の名門ル・コルドン・ブルーに通い始めたというから驚きです。
いい歳になってから男の中に混じってやったことのない料理を始めるなんて勇気のいることだと思うんですが、ジュリアはむしろ楽しんでいたようです。
そして素敵なのはジュリアだけでなく彼女を一途に愛したスタンリー・トゥッチ演じる夫のポール。
ジュリアがやることに文句一つ言わずなんでも好きなことをやらせてあげ応援した彼の姿には胸がキュンとなりました。
時代は変わってジュリーの方は心底ジュリアを敬愛するアラフォー妻。
いつもジュリアのようになりたいと思っていましたが私からしてみたら、望んだ仕事じゃないにせよ毎日ちゃんとこなしてるし食事もちゃんと作ってる。
しかも嫌な気分の時こそ料理で発散できちゃうなんて羨ましい・・。
そんな時はふつうは料理なんてしたくないですよね?本当の料理好きの人ってきっとこうなんでしょうね。
とにかく一生懸命毎日を生きている2人がキラキラしていて、わたしにとっては両方が憧れです。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『バーレスク』(2010)あらすじ
アイオワのバーでウェイトレスをしていたアリス(クリスティーナ・アギレラ)。
身寄りのない彼女は歌手になるという夢を叶えるためロスで一人暮らしを始め、ステージで歌を歌わせてくれる店を探し歩く。
そんな時、“BURLESQUE Lounge”(バーレスクラウンジ)という店の前で足を止めると踊り子が外で身支度をしているのが目に入る。
レトロな店内を入っていくとステージではセクシーな衣装を着た女性達が踊っていた。
始めはストリップかと思ったアリスだったが、店の経営者であるテスが歌い手として登場すると正に自分が求めていたステージだ、と思いバーテンダーのジャック(キャム・ギガンデット)の案内でテス(シェール)とテスと衣装係のショーン(スタンリー・トゥッチ)に働かせてほしいとお願いする。
申し出を断られたアリスは勝手にウェイトレスとして働き始める。
ある日、ダンサーのオーディションの時、勝手にダンスを披露し半ば強引にステージで踊らせてもらえることになる。
ステージにも慣れてきた頃、一番人気のニッキー(クリスティン・ベル)がアルコールを飲んでいたことに怒ったテスは彼女の代役にアリスを出させる。
ニッキーはその腹いせに音楽を担当していた人物に「テスが呼んでる」と嘘をついてその場から立ち去らせアリスの出番で音楽を止めてしまう。
仕方なく幕を下ろそうとした時、アリスはアドリブで息を飲むような歌声を披露する。
その日から彼女はバーレスクのトップスターとなり、仲間たちとも打ち解けていった。
しかし、バーレスクは深刻な財政難に陥っており、テスは不動産業で成功していたマーカス(エリック・デイン)から店を売ってほしいと言われ、共同責任者の元夫ヴィンス(ピーター・ギャラガー)からも決断を迫られていた。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『バーレスク』(2010)感想
よくあるシンデレラストーリーではありますがクリスティーナ・アギレラのあの細い体から出る図太い美声にはマジで圧倒されます。
しかし編集で後から歌声をかぶせているのかどう見ても口パク・・。
そのせいで感動が半減してしまいました。
普通のミュージカル映画ならそんなに気にならないのですがこれはずば抜けて歌が上手い女の子が主役の映画。
だから彼女が「実際に歌っている」という臨場感がなかったせいでどうも感動にかけてしまいました。
ストーリーもなんかちょっと薄かったし、アギレラの歌をただ披露したって感じの映画のように感じました。
アリスがバーレスクでウェイトレスをしながら自分がステージに上がっている妄想シーンなんて8年前に公開された、レニー・ゼルウィガー主演の『シカゴ』のパクリ?って思っちゃいましたが『シカゴ』の方がずっと凝ってて何度観ても飽きない作りになってました。
スタンリー・トゥッチが演じたショーンも『プラダを着た悪魔』のナイジェルみたく主人公に色々アドバイスするかと思ったらさほど絡みがなかったのも残念。
アリスが徐々に成長していく映画かと思っていましたが、アリスははじめから完全に仕上がっていましたね。
個人的にはもうちょっと彼女を応援する時間が欲しかった。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)あらすじ
1942年3月. ナチスの将校であるシュミット(ヒューゴ・ウィーヴィング)がある屋敷に押し入り壁に彫られたユグドラシル(世界樹)の中に隠されたコズミックキューブを手に入れそのエネルギーでアーニム・ゾラ博士トビー・ジョーンズ)に新兵器を作らせていた。
ニューヨークでは大勢の若者が戦地へ赴く中、自分も国のために戦いたいと入隊を志願していたスティーブ・ロジャー(クリス・エヴァンス)だったが背が低い上に持病抱えていた彼は5回の入隊テストに落ちていた。
友人のバッキー(セバスチャン・スタン)に連れられて行った博覧会で新兵採用センターへ行きまたも審査を受けようとするとバッキーに止められ口論になる。
そこに偶然居合わせたエイブラハム博士(スタンリー・トゥッチ)はスティーブの内なる善人の心を見抜き彼に超人の軍隊を結成する「スーパーソルジャー計画」の被験者候補に推薦する。
候補者グループに徴兵されたスティーブは体力はまるでなかったがテストで投げ込まれた偽物の手榴弾を自ら抱え込み周りのみんなを守ろうとしたことからその勇気が認められスティーブが超人になるための血清を打たれることになる。
実験は見事成功。スティーブは超人的肉体を手に入れるがその場に潜んでいたスパイ結成のサンプルを奪われエイブラハム博士は殺されてしまう。
スティーブは逃亡したスパイを捕らえるも男は自害しサンプルも男を捕まえた時に破損してしまう。
エイブラハム博士の死によって超人兵士の軍隊を作ることが叶わなくなってしまい役目を果たすことができなくなってしまったスティーブだったが、キャプテンアメリカというキャラクターとして各地を周り国債を売ることで国に貢献することになる。
そんなある日スティーブが兵士への慰問で訪れていたイタリアで友人のバッキーが所属する107部隊がシュミット率いるヒドラによる攻撃を受け、囚われているという知らせを聞く。
本来の自分の目的を思い出したスティーブは1人でそのアジトへ乗り込もうとする。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)感想
超人兵士を作り出す結成は筋力の増幅だけでなくその人間の内面にまで作用するため善人はより善人に悪人はより悪人にしてしまう。
そんな素晴らしくも恐ろしいものを作り出したスタンリー・トゥッチ演じるエイブラハム博士は優しい心を持ったスティーブに超人になった後も決して変わるな、と強く願っていたのがとても印象的な場面でした。
自分が作り出したモノがどれだけ大きな責任を伴うか、スタンリー・トゥッチの演技から痛いほど伝わってきます。
そしてその教えを忘れることなく自分の命を犠牲にしてでも危険に立ち向かう純粋で勇敢なスティーブがとにかくかっこいい!
ヒーローものだけあってそれほど怖いシーンもないので男性も女性もお子さんも楽しめる作品になってると思います。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『ジャックと天空の巨人』(2013)あらすじ
クロイスター王国に住む青年ジャック(ニコラス・ホルト)は幼い頃に両親を亡くし、農家の叔父のもとで暮らしていた。
ある日叔父に頼まれ馬を売りに街へ出るたジャックはある演劇の会場で美しい女性が悪い男たちに絡まれているところを助ける。
すると会場に馬に乗った兵士たちがその女性を迎えにやってきた。その子はクロイスター王国の王女イザベル(エレノア・トムリンソン)だったのだ。
イザベルを見送り、再び馬を売りに歩いていると修道士のアベルに馬をお金の代わりに豆と交換してほしいと頼まれる。
最初は断ったジャックだったが「10ペンス以上の価値がある」と言われ半ば強引に馬と交換させられる。
豆を叔父のもとに持って帰ったジャックだったが、お金でなく豆を持ち帰ったジャックに叔父は激怒。
豆を投げつけジャックの母の形見である銀食器を売りに出て行ってしまう。
その後外は嵐になり叔父を待っていたジャックのもとに街で助けたイザベルが雨宿りをさせてほしいとやって来た。
イザベルは女であるために王の後継者と認めてもらえず、軍総司令官のロデリック卿(スタンリー・トゥッチ)と結婚するよう王である父親(イアン・マクシェーン)から命じられていたのだ。
ジャックとイザベルがしばらく話をしているとジャックの叔父が投げつけた豆が雨水を吸いジャックの家を巻き込みながらみるみるツルを伸ばし始めた。
ジャックは間一髪家から逃げ出したもののイザベルは家から出ることが出来ず、ツルと一緒に天高く上がってしまった。
実はこの豆はロデリック卿が先の王の墓から盗んだもので天空の巨人たちを操ることができる王冠とともに隠し持っていたものだった。
翌日ジャックは兵士たちとイザベルを救うため、ツルに登りようやく雲の上の世界に辿り着くとそこは人間を好物にする恐ろしい巨人たちの住む世界だった。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『ジャックと天空の巨人』(2013)感想
私たちが子供の時におとぎ話で聞いたいわゆる「ジャックと豆の木」の実写版ですが、巨人が人間を食べる姿や野蛮な巨人の姿が気持ち悪い巨人が下界に降りてきて襲ってくるシーンはなかなか怖くて子供向けではないかもしれません。
でもそれが逆に大人には臨場感があってハラハラしながら楽しく観れるかもしれません。
映像やセット、衣装の作りもかなりこだわってて良かったと思います。
キャストも他にユアン・マクレガーやエディ・マーサンとかも出てて豪華ですし。
スタンリー・トゥッチが数少ない悪役ロデリック卿を演じた映画で「自分が全てを支配したい主義」な傲慢な男の役です。
王女のイザベルとなんとか結婚して王位を自分が受け継ごうとするのかと思いきや王という地位すらロデリック卿には物足りないようで巨人たちを操り人間界を支配しようとするっていうとにかく強欲な男です。
あまり感情を表に出さずに自らの計画を隠れて実行しようとするネチネチな憎たらしい悪人役をスタンリー・トゥッチは見事に演じています。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『美女と野獣』(2017)あらすじ
ヴィルヌーヴという小さな街にベル(エマ・ワトソン)という本が大好きな美しいい女の子がいた。
彼女の母親は彼女が赤ん坊の時に亡くなり、オルゴール職人の父モーリス(ケヴィン・クライン)と二人暮らし。
そして元軍人のガストン(ルーク・エヴァンズ)にはしつこく求婚され、夢見がちなベルは周囲の人たちから変わり者扱いされていた。
ある日、モーリスがパリにオルゴールを売りに馬車ででかけると森の中で道に迷ってしまい、オオカミの群れに追いかけられある城に辿りつく。
途中で馬車を失ったモーリスは寒さから逃れようと城の中で暖をとらせてもらおうとするがそこにあったティーカップがしゃべりだし驚いたモーリスは城を飛び出す。
庭に咲いていた赤いバラを見てベルからバラのお土産を頼まれていたことを思い出したモーリスは一輪摘み取る。
その時、恐ろしい姿をした城の主の野獣(ダン・スティーブンス)が現れモーリスを牢に監禁していまう。
モーリスの馬だけが戻ってきたことに心配になったベルは馬に来た道を案内させ城に辿りつく。
城の中でモーリスを見つけると野獣が現れ、その姿に驚くベルだが体調が悪いモーリスに代わり自分が牢に入ると取引をし、それを承諾した野獣はモーリスを城から追い出す。
囚われの身になっているベルが自分たちの魔法を解いてくれるかもしれないと思った城のティーポットのポット夫人(エマ・トンプソン)や燭台のルミエール(ユアン・マクレガー)、時計のコグスワース(イアン・マッケラン)、箪笥のマダム・ド・ガルドローブ(オードラ・マクドナルド)、チェンバロのマエストロ・カデンツァ(スタンリー・トゥッチ)、はたきのプリュメット(ググ・バサ=ロー)はベルを歌やダンスで励まそうとする。
実は彼らや城の王子だった野獣は魔女に魔法をかけられ今の姿になってしまったのだった。
魔法を解く方法はガラスケースに入った一輪のバラが散る前に野獣が本当の愛を知りること。
そして誰かに愛されることだった。
スタンリー・トゥッチ出演作10選 『美女と野獣』(2017)感想
あらすじを見るまでもなく『美女と野獣』はアニメ版や普通にお話として知っている人は多いでしょう。
なので見どころとしてはやっぱり映像の美しさですね。現在の映像技術があってこそ見応えがあると言えるでしょう。
モーションキャプチャによる野獣の表情や動き。燭台や時計が人のような動きをする映像はこちらを本当に魔法の世界に連れて行ってくれます。
可愛さと知的さをもったエマ・ワトソンがベルのキャラクターにピッタリで野獣とはじめてダンスをするときの黄色いドレスはアニメ版より少し可愛らしく作られていて小柄なエマ・ワトソンにピタリでした。
実写はアニメを若干アレンジしているので二つを比べてみるのも楽しいかもしれません。
DVDの特典映像ではアレンジした箇所の説明やメイキングも観れるのでDVDをレンタルするようでしたら是非そちらもみてみてほしいです。野獣の撮影風景ではダン・スティーブンスの大変さがわかりますよ。
スタンリー・トゥッチはチェンバロのマエストロ・カデンツァ役を演じてたんですが、冒頭ではまだ人間の彼がチェンバロを弾いているところがチラッと映るだけ。
ラストに魔法が解けた後もあんまりセリフもありませんでした。
特典映像ではなにかエピソードが聞けるかなと思いましたが、監督が名前を紹介しただけだったのでちょっと残念でしたね。
いかがでしたでしょうか?
主要メンバーの作品もあれば、ちょい役だったものもありますが、スタンリー・トゥッチがこんな役をやってますという意味で10作品だけご紹介しました。
どの作品でも悪人役も善人役も自分のモノにしてしまうスタンリー・トゥッチの名優ぶりが発揮されているので観る価値はあります。
この中で私がオススメするとしたら夫婦愛が観れる『ジュリー&ジュリア』でしょうか。
おいしそうな料理も見られますし、とにかく主人公の二人の女性が可愛らしくてなんだか元気をもらえる作品でした。(女性向け)
スタンリー・トゥッチは『プラダを着た悪魔』しか観たことない!っていう方は是非一度鑑賞してみてください!
スタンリー・トゥッチの身長や年齢、インスタ、監督作や代表作を紹介した記事はこちら↓
スタンリー・トゥッチの妻フェリシティ・ブラントのことや子供を紹介した記事はこちら↓
スタンリー・トゥッチがマーク・ストロングと似てると言われる理由を書いた記事はこちら↓
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