ビリー・クラダップ『ウォッチメン』 でのキャラクターは?クレア・デインズと略奪愛!?

多くのヒット作に出演し多くの人気俳優たちと共演してきたビリー・クラダップのプロフィールと出演した映画『ウォッチメン』での彼の役どころとあらすじ(ネタバレあり)そしてクレア・デインズとの過去やウワサの女優との恋愛、最新の出演作をご紹介したいと思います。

ビリー・クラダップ プロフィール

ビリー・クラダップ
本名 William Gaither Crudup
生年月日 1968年7月8日 (53歳)※2021年時点
アメリカ合衆国ニューヨーク州マンハセット生まれ
身長174cm
俳優

アメリカ人の平均身長が5フィート9インチ(175.3cm)なので少し小さめですね。日本人の平均身長171.8cmより少し高い位です。
アメリカ合衆国南東部ノースカロライナ州にある公立大学ノースカロライナ大学とニューヨーク市マンハッタン区の市立総合大学であるニューヨーク大学を卒業しています。

ビリー・クラダップ主な出演作は?

『スリーパーズ』(1996)
『世界がアイ・ラヴ・ユー』(1996)
『秘密の絆』(1997)
『ハイロー・カントリー』(1998)
『あの頃ペニー・ レインと』(2000)
『シャーロット・グレイ』(2001)
『ビッグ・フィッシュ』(2003)
『M:I:III』(2006)
『グッド・シェパード』(2006)
『ウォッチメン』(2009)
『パブリック・エネミーズ』(2009)
『食べて、祈って、恋をして』(2010)
『パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画』(2011)
『マイ・ブラザー 哀しみの銃弾』(2012)
『君が生きた証』(2014)
『プリズン・エクスペリメント』(2015)
『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)
『ジャッキー/ファーストレディー最後の使命』(2016)
『20センチュリー・ウーマン』(2016)
『エイリアン:コヴェナント』(2017)
『ジャスティス・リーグ』(2017)
『秘密への招待状』(2019)
『ウェアド・ユー・ゴー、バーナデット』(2019)
など

多くのヒット作に出演し多くの大物有名俳優たちと共演を果たしているビリー・クラダップですが演技力、表現力は確かなはずなのに賞にはあまり恵まれていないようです。

確かにビリー・クラダップと言えばコレ!みたいな作品て正直思い浮かばないような気がします。

『ウォッチメン』もほとんど青く光るスキンヘッドの全裸の男の姿で登場してるもんですから本人の印象は薄いし。強いて言うなら私が好きな『ビッグ・フィッシュ』でしょうか?

ビリー・クラダップの受賞作は?

映画は特に受賞作はありませんが、2007年のトニー賞演劇作品賞を受賞したトム・ストッパード脚本の『The Coast of Utopia(原題) 』で第61回トニー賞演劇助演男優賞を受賞しています。

ビリー・クラダップ 映画『ウォッチメン』てどんな映画?

映画『ウォッチメン』作品情報

公開 2009年 アクション/SF
原作 アメリカン・コミック『ウォッチメン』
放映時間2時間43分
監督 ザック・スナイダー

映画『ウォッチメン』のキャスト

⚫︎ジェフリー・ディーンモーガン・・エドワード・ブレイク/コメディアン役
⚫︎ジャッキー・アール・ヘイリー・・ウォルター・コバック/ロールシャッハ役
⚫︎ビリー・クラダップ・・ジョン・オスターマン/Dr.マンハッタン役
⚫︎パトリック・ウィルソン・・ダニエル・ドライバーグ/ナイトオウルII世役
⚫︎マリン・アッカーマン・・ローリー・ジュピター/シルク・スペクターII役
⚫︎マシュー・グッド・・エイドリアン・ヴェイド/オジマンディアス役

映画『ウォッチメン』あらすじ

1930年代、マスクやコスチュームを身に付けた犯罪者たちは逮捕されても身元が判明しないためにすぐに釈放されてしまう。そこで犯罪者たちと同じようにヒーローに扮した姿で悪者を捕まえる者たちが集結。彼らは「ミニッツメン」と名乗り犯罪者を懲らしめるだけでなく政治や戦争などにも関わっていく。

しかしミニッツメンのメンバーも戦争や犯罪者の腹いせによって殺されたり、精神を病んだり、罪を犯したりして徐々に姿を消していってしまう。

「ミニッツメン」の後を継ぐように現れたスーパーヒーロー第二世代「ウォッチメン」は超人的な力を持ち、いつも葉巻を手放さないコメディアン(ミニッツメンにも所属)、常に不気味な覆面をかぶっているロールシャッハ、過去、未来を透視してテレポーテーションができるDr.マンハッタン、万能飛行マシン“アーチー”を所有するナイトオウル2世、美しい女戦士シルク・スペクター2世、最も高い知能を持つオジマンディアスの6人で結成されたが彼らもまた国の政治の道具として利用され、アメリカの歴史的事件として有名なケネディ暗殺やベトナム戦争、ウォーターゲート事件、アポロ月面着陸などにも関わっていた。

Dr.マンハッタンとコメディアンの活躍によりベトナム戦争に勝利するもコメディアンの非道なデモ弾圧のやり方に市民の間では反自警団感情が芽生え、これを契機にニクソン大統領はウォッチメンのような自警団の活動を禁止する「キーン条例」を発令。ウォッチメンのヒーローとしての活動は違法になってしまった。

Dr.マンハッタンは他国からの攻撃抑制のため活動を認められ、コメディアンは諜報員として政府に雇われる。ロールシャッハは単独で活動を続け、ナイトオウル2世とシルク・スペクター2世はダニエルとローリーとして一般人と同じ生活を送りコスチュームを着ることもなくなった。

そんな中、アメリカとソ連の間には核戦争への流れが強まっていく。

そして1985年コメディアンが自宅にいるところを何者かに殺害される事件が起こりロールシャッハは誰かがヒーロー狩りをしていると考え他のメンバーに警告しに行くも聞く耳を持ってもらえない。

Dr.マンハッタンがあるインタビュー番組に出演していると以前付き合っていたジェイニー・スレイダーが現れ自分はガンに犯され余命があと半年だ。それはDr.マンハッタンのそばにいたせいだと訴える。

Dr.マンハッタンは過去に研究所で事故に遭い今のような過去、未来を透視し、地球のみならず宇宙にもテレポーテーションでき、あらゆるものを破壊する力を手に入れていた。

その後も付き合っていた2人だったが2代目のシルク・スペクターにマンハッタンが恋してしまいジェニーとは別れていた。

そして調べていくとジョンと同じ研究所で働いていた友人もガンで亡くなっていた。
記者たちにそのことを問い詰められその場に我慢できなくなったマンハッタンは火星とテレポートしてしまう。

一方、ダニエルと付き合っていたローリーは久々にコスチュームに身を包み火災現場で人命救助をしていた。

その後2人の前にマンハッタンが現れローリーを火星と連れて行ってしまう。ローリーはマンハッタンの力で核戦争を止めてほしいと頼むが人間に興味を持てなくなってしまっていたマンハッタンは代わりにローリーに彼女の過去を見せる。

それは彼女の血の繋がった父親は実はコメディアンだったと言う受け入れがたい真実でした。
ショックのあまり泣き叫ぶローリー。
彼女の母親は過去にコメディアンにレイプされかけたことがあったからだ。

それでも結ばれローリーが誕生した奇跡に感動し思い直したマンハッタンは地球に戻ることを決心する。

しかし地球ではロールシャッハとダニエルがヒーロー狩りの黒幕が実はエイドリアンだったと言う手がかりを見つけ彼がいる南極の施設に乗り込む。

エイドリアンの施設に着いたロールシャッハとダニエルだったが彼は以前からマンハッタンに作らせていた爆発エネルギーを貯めておく装置を35分前にすでに解除していた。

エイドリアンが放ったエネルギーはニューヨークで爆発。ニューヨークの全域は壊滅状態になるが国はこれがマンハッタンによるものと断定。

しかしそのおかげでアメリカとソ連は「共通の敵」を倒すと言う目的によって団結し核戦争の危機は免れる。

何億と言う人を救うために何万の人を犠牲にしたと言うエイドリアンの言葉にマンハッタンは否定も肯定もしない、だが理解はすると言う。

核戦争を回避できたもののこの計画を内密にすることに納得のいかないロールシャッハは暴露すると言って出て行く。

そんな彼をマンハッタンは自らの力で殺してしまう。そしてローリーに別れのキスをし別の銀河へと旅立って行った。

ロールシャッハの死に取り乱したダニエルはエイドリアンに殴りかかるがエイドリアンは抵抗せずに受け入れる。

そしてダニエルとローリーはアーチーに乗りその場を立ち去る。

映画『ウォッチメン』感想

日本ではR-15指定を受けているこの映画、まずはただのヒーローものと思って家族で見ることがないよう気をつけてほしいです!

オープニングからミニッツメンの歴史をたどるようなシーンがゆっくり流れていくんですが、バックに流れるカントリーミュージックのような可愛らしい曲とは反対にヒーローたちの殺害されたシーンや逮捕シーンを序盤から見ることになります。

映画の内容もなかなかバイオレンス要素を含んだ内容になっているのでそういうのが苦手な方には絶対にお勧めしません。

それ以外にも他のヒーロー映画と違うのは過去に実際に起きたケネディ大統領暗殺事件やベトナム戦争、ウォーターゲート事件などにヒーローたちが関わっているという、より現実に近い存在として描かれている点でしょうか。

アメリカの歴史に詳しい人の方が楽しめる作品になってるかもしれません。

ヒーローといってもコメディアンのように自分の子を妊娠した女性を簡単に殺してしまったりデモ隊に銃を乱射したりするようなヤツもいれば、ロールシャッハのようにヒーローにこだわりながらも猟奇的殺人犯のような殺し方で犯人を殺害したり今までのヒーローのイメージを完全に覆してしまう人物たちが登場します。

そして現在にも通じる戦争や核の問題にヒーロー映画で触れている点が面白い切り口だなぁと思いました。
アメリカが辿ってきた歴史を背景に作られているので、もしこんな超人たちが実際に存在したらこんなふうに国に利用されていくんだろうなと想像させられます。

登場するヒーローのキャラクターにもちょっと度肝を抜かれますが、国と国って結局同じ目的がないとわかりあえないのか、憎しみが同じ方向に向いてないと協力しあえないのか、とちょっと悲しくもなる映画でした。

ビリー・クラダップが演じたDr.マンハッタンのような超人がアメリカにもしいたら、どの国もたぶんアメリカの言いなりになるしかないって感じです。

研究室の事故でどうしてああなるのか私にはイマイチ謎です。化学に詳しい人にはわかるのかな?

ビリー・クラダップ 恋人は?結婚は?

1990年代に女優のメアリー=ルイーズ・パーカーと交際していたビリー・クラダップですがあろうことか彼女が妊娠中に2003年の映画『Stage Beauty』で共演したクレア・デインズと付き合い、しかもメアリーがもうすぐ出産だというのに彼女と別れてクレアの方へ乗り換えるという女性からしたら「サイテー・・」と言いたくなるような行動に出ちゃった過去があります。

当時メディアやファンからかなりバッシングされたらしいです。
なんだか日本の金子恵美さんと宮崎謙介元議員夫婦が頭をよぎったんですが。こちらの2人は別れなかったですけどね。

そんな騒動を起こしておきながら3年後には別れてしまっているビリーとクレア。
メアリーからしたら自分の彼を奪っておいてと腹が立ったんじゃないでしょうか。
まぁ、2人は幸せに暮らしてるなんて報道も聞きたくないでしょうけどね。

その後、交際が噂されたのが『リング』や『キング・コング』などに出演したナオミ・ワッツ。
ビリー・クラダップとはNetflix 配信のドラマ『ジプシー』で夫婦役で共演していてニューヨークで手を繋いでいるところを目撃されています。

とても幸せそうな雰囲気だったとか。

ナオミ・ワッツはこの1年前に事実婚していた俳優のリーヴ・シュライバーと破局していて彼との間には当時9歳と7歳の男の子がいました。

今のところビリー・クラダップとの結婚の報道はまだないようですね。

ビリー・クラダップ 最新作は?

ビリー・クラダップもフラッシュの父親役で登場する『ジャスティス・リーグ』(2017)に新たにいくつものシーンが追加されヒーローたちの過去や劇場版では出てこない、ジョーカーやデストローク、スーパーマンの育ての父親などが登場する『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が公開されています。

ただこちらの作品は4時間という超大作であるため(他の理由かもしれませんが)映画館での上映はされておりません。
デジタル配信でレンタルか購入またはブルーレイを購入して観ることができます。

2022年11月にはフラッシュ単独の映画『ザ・フラッシュ』も公開される予定になっています。
フラッシュの父親役であるビリー・クラダップの出演も予定されていましたがドラマ『ザモーニングショー』の撮影のスケジュールの都合やコロナの影響で降板することになってしまったとのこと。

こういうキャストは最初の作品で感情移入しちゃっているのでできたら変わってほしくないですよね。とても残念です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました