ビル・マーレイの【イケおじ】っぷりを堪能できる映画3選!!

ビル・マーレイ 僧姿 個性派俳優
引用元:bigpicturezen.com/

比較的コメディ映画の出演が多く、コミカルでおちゃめな役を演じているイメージが

強いビル・マーレイ

決してイケメンではない彼ですが今までに何作品かシリアスな映画でイケてるおじさん役を演じていらっしゃいます。

というわけで今回は

そんなコメディ俳優ビル・マーレイの【イケおじ】っぷりを堪能できる映画を3作品ご紹介したいと思います!

ビル・マーレイの【イケおじ】っぷりを堪能できる映画3選!!

『剃刀の刃』(1984)

あらすじ
1917年、イリノイ州。グレイ(ジェームズ・キーチ)とラリー(ビル・マーレイ)は救急車の運転手として戦争に参加していた。
ラリーにはイザベル(キャサリン・ヒッカス)がおり、戦争から帰ってきたら結婚する予定だった。
しかし、イザベル達との贅沢で平和な暮らしとは反対に戦地では厳しい状況が続いていた。
ラリーはそこで運転手仲間や複数の兵士たちの死、指揮官が自分をかばって撃たれたのを目の当たりにし、心に深い傷を負ってしまう。
グレイと共に故郷に帰ってきたラリーだったが自分が助かったことへの罪悪感から株式仲買人としての職にも付けずイザベルとの結婚にも踏み切ることが出来ない。
そしてラリーは自分の生きる意味を見出すためパリへと旅立つが職を転々とし、ついには仲間の勧めでインドにまで行き僧院となる。
しばらくしてパリに戻るとイザベルがグレイと結婚し、子供を二人作ったことや、親友の一人だったソフィーが交通事故で家族全員を失い、それからアヘン中毒や売春に身を染めていたことを知る。
ラリーはソフィーをもとの彼女に戻すため自分の部屋に呼び部屋の壁塗りを手伝わせる。

感想
ラリーという役は友人達と楽しく過ごすときでも戦地で命の危機にある時でもあまり感情を顔に出さないので気持ちを読み取るのがちょっと難しかったです。
戦地から帰ってきて自分の生き方に迷っているときイザベルをほったらかしにして職を転々、パリにいったり、インドに行ったりと「この人は何をしたいの?イザベルのこと本当に愛してるの?」と自分勝手な男に私には映っていました。
いい加減幸せになりたいのに婚約者が自分の気持ちも顧みず自分のもとから去っていってしまう。そんな状況なれば他の男と安定の暮らしをしたくなるイザベルの気持ちもわかります。
でもこの作品でのラリーの気持ちも考えてみれば戦争で仲間を目の前で失って故郷に帰ってきたらまたいつものように暮らすという方が難しいのかもしれません。
感情をあまり出さないラリーですが感受性は強く、常に冷静で落ち着いている。それでも心の中では深く傷ついたり、悔しさも芽生える。ビル・マーレイはそんなラリーを演じるのにピッタリな役者だと思いました。イザベルに捨てられた後、多くを語るのではなく部屋の模様替えや日々の平凡な暮らしを味合わせることでソフィーを立ち直らせようとするそのやり方がとにかくイケていました。
イケメンではないビル・マーレイが本当にかっこよく見える作品です。

『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)

あらすじ
俳優のボブ・ハリス(ビル・マーレイ)はウイスキーのCM撮影のために東京に訪れるが結婚生活がうまくいっておらず夜も眠れない日々を送っていた。一方、写真家の夫の撮影に付き添い東京に来ていたシャーロットも、夫にほおっておかれ寂しい日々を過ごしていた。同じホテルのバーで偶然あった2人は意気投合し、徐々に親しくなっていき東京の街へとくり出す。

感想
こちらの作品はなんと舞台が「東京」。
奥さんとの仲も冷めてしまい結婚というものに幸せを感じることができなくなっていた俳優のボブと夫との間になんとなく溝を感じ、寂しさをぬぐえないシャーロット。自分は誰かに必要とされているのか?という不安が2人を孤独にさせていたように感じました。
一緒にカラオケに行ったり、ご飯を食べておしゃべりしたり、そんな他愛ないことが2人の心の隙間を埋めていたのかもしれません。
ラストのお別れはとても切なく胸ががしめつけられる思いになります。東京のおかしな人たちに戸惑ったり夫との距離に苦しむシャーロットを愛しく想うボブという役を演じたビル・マーレイのシリアスでイケメンな姿を見れる作品です。

監督、脚本を手掛けたソフィア・コッポラの体験をもとに作られたというこの映画でビル・マーレイはゴールデングローブ賞主演男優賞、全米映画批評家協会賞主演男優賞、英国アカデミー賞主演男優賞を受賞、ニューヨーク映画批評家協会賞男優賞やインディペンデンス・スピリット賞主演男優賞も受賞した代表作になりました。

『ヴィンセントが教えてくれたこと』(2014)

 

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あらすじ
ヴィンセント(ビル・マーレイ)は毎日お酒と競馬にあけくれる日々を送っていた。
そんな彼の家の隣にシングルマザーのマギーと息子のオリヴァーが引っ越して来る。新しい学校でいじめを受け、制服を盗まれてしまいカギもスマホもいじめっ子に奪われてしまったオリヴァーは家に入れず隣人のオリヴァーに電話をかしてほしいと頼みに行く。
その時オリヴァーの母からシッターを頼まれたヴィンセント。それからオリヴァーとの奇妙な交流がはじまる。

感想
初対面の人間にも平気で罵詈雑言をあびせるヴィンセントですが妊婦のストリッパーの診察代を出してあげたり、自分のことを忘れてしまった奥さんが安心できるように医者に扮して会いに行ったり、オリヴァーにいじめっ子をやっつける技を教えたりとイケおじな一面も持つヴィンセントを演じるビル・マーレイを見られる作品です。
落ちこぼれでありながら人の世話を焼いてあげるヴィンセントを見ていたらなんだか自分も誰かのために何かしなきゃなと思ってしまいました。。
ヴィンセントがオリヴァーに色々おしえてあげる映画ではありますが、最終的にオリヴァーがヴィンセントに「誰にだって自分を必要としてくれる人がいる」ということを教えてもらっているように感じました。
作中のヴィンセントのどん底ぶりも逆に励まされると思います。

 

いかがだったでしょうか?
個人的には『ヴィンセントが教えてくれたこと』のヴィンセント役がが一番ビル・マーレイらしいイケおじ感を放っていたように感じました。
もし、まだ観てない作品で気になるのがありましたら是非鑑賞してみて下さい。

ビル・マーレイの作品ではあまり見られないシリアスでイケおじなビル・マーレイを堪能できると思います!

 

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