インディ・ジョーンズシリーズ第3弾
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』!
インディの少年時代をリヴァー・フェニックスが、そしてインディの父ヘンリー役をショーン・コネリーが演じるなどストーリーだけでなく豪華キャストが登場する事でも話題となり、シリーズの中でも最も人気の作品となりました。
今回はそんな
◎『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の裏話やトリビア
◎『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のロケ地
をご紹介したいと思います!
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』裏話やトリビアがおもしろい!
ハリソン・フォードの大学時代を示唆するセリフがある!?
インディがコロナドの十字架をついに取り戻し、大学の講義を行なっているシーンに切り替わります。
その講義中のセリフに
「もし君が興味を持っているのが真理ならタイリー博士の哲学の授業はホールのすぐ下にある。」
と言っていました。
実はハリソン・フォードはウィスコンシン州リポンにあるリポン大学で哲学を専攻していたんですが、
そのリポン大学にウィリアム・E・タイリーという教授が実際にいたことからこのセリフはハリソン・フォードの大学時代を示唆したセリフ
ではないかといわれています。
ちなみに字幕版では
「真理に興味があるものは哲学教室へ行け。」
となっておりタイリーという名前は出ていませんでした。
字幕は出来るだけ短い文章で訳さなければいけないので入れる必要はないという判断でカットされたんでしょう。
タイリーという名前を入れたところで「誰それ?」ってなるだけですからね。
アメリカ人ならこの名前にピンとくるんでしょうか?
スター・ウォーズのあの曲が流れていた!?
インディがドノヴァンに初めて対面し聖杯伝説について語り合います。
そしてインディの父ヘンリーの話が出てきた時、パーティが行われている部屋からドノヴァンの奥さんが
「お客様はほったらかし?」
と入ってきました。
そのパーティが行われている部屋からはピアノの演奏でスター・ウォーズの「帝国のテーマ」が流れています。
「帝国のテーマ」らしからぬ高い音で奏でられているので気づいた人はいなかったんじゃないでしょうか。
もし分かったら相当なスター・ウォーズマニアの人でしょうね。
失われたアークのトートが登場してた!?
インディ・ジョーンズ一作目のレイダース失われたアークで悪役として登場していたトートを覚えていますか?
手の平に錫杖飾りの紋様の火傷を負い、最後は顔がドロドロに溶けちゃったあの男です。
このトート役を演じていたロナルド・レイシー、実は今作にもナチスの政治家ハインリッヒ・ヒムラー役で再登場していました。
しかし出番はほんの数秒。
エルザの向かいに立っているメガネの人です。
こんなちょっとしか映さないんだったら別にロナルド・レイシーでなくても良さそうなもんですが、多分観ている側に「トートの俳優だよ。気づくかな?」という監督の遊び心が込められているのかもしれないですね。
ヘンリーを撃ったのはジェームズ・ボンドの銃!?
インディの父ヘンリー役を務めたショーン・コネリーが初代ジェームズ・ボンドを演じていたことは皆さんご存知ですよね?
その時のジェームズ・ボンドが使っていた銃は「ワルサーPPK」という銃だったんですが、インディ・ジョーンズでヘンリーがドノヴァンに撃たれた時の銃も同じものでした。
まさか偶然じゃないですよね。監督のショーン・コネリーに対する敬愛の証みたいなものを感じます。
ショーン・コネリー起用は初代ジェームズ・ボンドだったから!?
実はルーカス監督はもともとインディ・ジョーンズをジェームズ・ボンドのようなキャラクターにしたいという希望がありました。
しかし、スピルバーグ監督の反対もあって叶いませんでした。
そんなルーカス監督のジェームズ・ボンドへの強い想いもありヘンリー役に白羽の矢が当たったのが初代ジェームズ・ボンドを演じていたショーン・コネリーだった
というわけです。
インディとヘンリーの年の差は12歳!?
息子のインディ役のハリソン・フォード。父親のヘンリー役、ショーン・コネリー。
2人を見ていて何か違和感を感じたと言う方ももしかしたらいたかもしれません。
実はハリソン・フォードとショーン・コネリーの年の差は12歳しか離れていないんです。
親子ならほぼありえない歳の差ですよね。
兄弟ならあり得ますけど。
ショーン・コネリーはこれが理由でオファーを断るつもりでいたそうですが、台本を読んで出演を承諾してくれたとか。
個人的にはこのお二人の親子役、私はちっとも違和感を感じませんでした。
ハリソンが若々しすぎるから?
ショーン・コネリーが貫禄ありすぎるから?
ただ単に私が鈍すぎるだけかもしれません(^_^;)
皆さんはどうだったでしょうか?
ショーン・コネリーの身長や年齢、出演作や結婚、妻を書いた記事はこちら↓
ショーン・コネリーの死因や引退理由などを書いた記事はこちら↓
007の出演者がこんなにいた!?
ショーン・コネリーがジェームズ・ボンド役だったことが縁で出演が決まったと紹介しましたが、実はこの作品には他にも007に出演したことがある俳優が多くいました。
ジュリアン・グローヴァー
今作に悪役ドノヴァン役として登場していたジュリアン・グローヴァー。
彼はボンドシリーズ12作目の『007/ ユア・アイズ・オンリー』(主演ロジャー・ムーア)に出演していました。
ここでも悪役であるアリスト・クリスタス役を演じています。
アリソン・ドゥーディ
今作で聖杯を手に入れるためなら何でも利用するヒロイン、エルザ役を演じたアリソン・ドゥーディ。
彼女は登場18歳という若さで
ボンドシリーズ14作目『007/美しき獲物たち』(主演ロジャー・ムーア)のボンドガールの一人ジェニー・フレックス役を演じています。
ジョン・リス=デイヴィス
インディの友人役として一作目に続き今作でもサラー役を演じたジョン・リス=デイヴィス。
彼はボンドシリーズ『007/リビング・デイライツ』(主演ティモシー・ダルトン)でレオニード・プーシキン将軍役を演じています。
つまり『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』では四人もの俳優が007出演経験者だったんですね。
偶然かもしれませんがルーカス監督のジェームズ・ボンド愛を知ると狙ったとしか思えませんけどね。
ちなみになんですが、ドノヴァン役のジュリアン・グローヴァーはハリソン・フォードがハン・ソロ役で出演している「スター・ウォーズエピソード5/帝国の逆襲』にも帝国士官役で出演してました!
あんまり見たことない俳優さんだなと思っていたんですがちゃんとルーカス監督と繋がりのある俳優さんだったんですね。
リヴァー・フェニックスを推したのはハリソン・フォードだった!?
インディ・ジョーンズの少年時代を演じていたあのイケメン少年。
彼は『スタンド・バイ・ミー』で日本でも大人気となったリヴァー・フェニックスです。
1993年に薬物の過剰摂取で23歳という若さでこの世を去ってしまいましたが、30年経った現在でもその演技力や美しさ、生き方はファンの間で語り継がれています。
実はハリソン・フォードとリヴァー・フェニックスは1986年の映画『モスキート・コースト』で親子役で共演していました。
少年時代のインディ役を探していた際、
ハリソン・フォードが「あの年頃だった頃の僕に最も似ているのは、リヴァー・フェニックスという俳優だ。」とリヴァーの起用を提案したそうです。
リヴァー・フェニックスが自分の若い頃に似ていると自分で言うなんてハリソン・フォード、やはり自分のカッコ良さに自信があったんですね(笑)
そりゃ、どうせなら演技も上手くて尚且つイケメンならそれに越したことはないでしょうからね。
リヴァーにとってもハリソンにとってもお互い有難い存在だったんじゃないでしょうか。
リヴァー・フェニックスの身長や本名、死んだのは何歳かや、弟や遺作について書いた記事はこちら↓
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ロケ地はあの世界遺産!?
作品のクライマックスで登場する聖杯が納められていた古代ギリシア風の神殿のような建築物。
聖杯伝説にふさわしい神秘的な雰囲気を纏っていましたよね。
こちらの建築物はヨルダン・ハシミテ王国にあり紀元前100年〜紀元後200年に作られたと言われています。
ヨルダンとは中東・西アジアに位置する立憲君主制の国家で国境沿いにあるヨルダン川はキリストが洗礼者ヨハネから洗礼を受けた場所としても有名です。
ペトラ Petra(崖)遺跡という名前で有名ですが、ペトラは古代ヨルダンの都市の名前でこの建築物自体は現在「エル・カズネ宝物殿」(The Treasury)と呼ばれ1985年12月6日、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。
宝物殿と付きますが本来は王家の墳墓として砂岩を直接掘って作られました。
そしてインディ・ジョーンズに登場するとそれまで年間数千人だった見物客は、年間数百万人にまで増加したとか。
インディ・ジョーンズの人気の高さが伺えますよね。
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の裏話やトリビアをご紹介しました。
スター・ウォーズのオマージュは一作目もニ作目もあったので今作もきっとある!と思ったらちゃんと期待に応えてくれていましたね!
これを探すのも毎回楽しみになってる私であります。
そしてリヴァー・フェニックスやショーン・コネリーの起用が監督やハリソン・フォードとの縁だったっていうのもなんかステキですよね。
ほんとこの作品は特別な感じがします。
だからなおさらリヴァーもショーン・コネリーも今はこの世にいないのがとても寂しいです。
こんな裏話を聞いてこの作品を観ると、より一層思い入れ深く感じさせられますね。
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