2014年に公開されたウェス・アンダーソン監督の
『グランド・ブダペスト・ホテル』のあらすじ、結末や
ウェス・アンダーソン監督作の常連オーウェン・ウィルソンのことや
『グランド・ブダペスト・ホテル』に出演していた日本人についてご紹介したいと思います。
『グランド・ブダペスト・ホテル』あらすじ(ネタバレ)結末は?
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舞台はヨーロッパの東端、かつての帝国の中心地旧ズブロフカ共和国。
少女は墓場にある“作家”の銅像の前に立ち、そこに付けられたフックにポケットから取り出した鍵をかける。銅像には他にも沢山の鍵が吊るされていた。
少女は銅像の前で“作家”が生前描いた著書「THE GRAND BUDAPEST HOTEL」を見つめる。
物語の誕生とは
1985年 “作家”(老人)( トム・ウィルキンソン )は私たちに「作家は絶えず物語を頭の中で作り出していると思われているがそれは間違いで自分に様々な話を持ちかけてくる人々をよく見て耳を傾ければ自然と物語は集まってくる。そして“グランド・ブダペスト・ホテル”もその一つである」と語りかける。
ムスタファ氏との出会い
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1968年 作家(若い頃)(ジュード・ロウ)は当時インテリ層がかかる神経衰弱の“作家熱”にかかり夏の1ヵ月をアルプスの麓にある温泉ネベルスバートで過ごそうとグランド・ブダペスト・ホテルに部屋をとっていた。
かつては絵のように美しく栄華を誇ったホテルだったがこの頃には既にさびれ始め時代遅れとなり細々と余命を保っている状態だった。
数少ない宿泊客は顔見知りだったが、親しくなることはなく会えば会釈する程度。
そして皆がお一人様だった。
そんな中“作家”(若い頃)はムッシュ・ジャン(ジェイソン・シュワルツマン )というコンシェルジュと言葉を交わすようになる。
“作家”(若い頃)はいつものようにジャンと会話をしていると見慣れない老人がいるのに気がつく。
上品な身なりをした小柄な老人で情熱と知性が漂う人物だったが哀しげな雰囲気をまとっていた。
ジャンにこの老人のことを尋ねてみると彼は一時期ズブロフカで1番の富豪であり、このグランド・ブダペスト・ホテルのオーナーでもあるゼロ・ムスタファ氏(F・マーリー・エイブラハム)だった。
年に三回オフシーズンだけ泊まりに来るのだが、
なぜか泊まる部屋は最上階にある風呂無しの従業員部屋に宿泊してるという。
そんな彼に興味を持った“作家”(若い頃)は運良く温泉浴場でムスタファ氏本人から声をかけられ話を聞いてほしいと持ちかけられる。
そしてムスタファ氏は現在のコンシェルジュ、ジャンの前任者ムッシュ・グスタヴについて語り始めた。
ムッシュ・グスタヴ
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1932年 グランド・ブダペスト・ホテルの初代コンシェルジュだったムッシュ・グスタヴ(レイフ・ファインズ)は自らの仕事に自信と誇りをもつ紳士的な男だった。
そんな彼の元でロビーボーイとして雇われたキャリアも学歴もないゼロ(トニー・レヴォロリ)はグスタヴに一からロビーボーイとしての心得を学ぶ。家族のいないゼロにとってグスタヴは師であり保護者だった。
そんな彼を目当てにやってくる多くの客の共通点は、お金持ちで、老人で、不安を抱え、虚栄心が強く、軽薄で、金髪で、寂しがり屋の女性達だった。
彼の元に19年通い続けているマダム・D(ティルダ・スウィントン)もその一人でグスタヴのことを心から愛していた。
ホテルのオーナーは謎だったが月に一度代理人である弁護士のコヴァックス(ジェフ・ゴールド・ブラム)がやってきて帳簿を調べ謎のオーナーからの伝言を残し、グスタヴや経営担当のベッカーとミーティングをしていった。
マダム・Dの死と遺言
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ある朝、ゼロが新聞を取りにいくとそこにはマダム・Dの訃報が載っていた。
客のお相手をしている最中だったグスタヴの元に知らせに行くとすぐに彼女の元に行くからゼロも同行するように言う。
汽車でマダム・Dが暮らすルッツへと急ぐグスタヴとゼロだったが途中、民兵警察の検問に会うとゼロの身分証明書が認められず兵士達とつかみ合いになる。
騒ぎを聞きつけ兵士たちの上司ヘンケルス(エドワード・ノートン)が車両に乗ってくる。
ヘンケルスはグスタヴに気付き、子供だった頃両親とともにグランド・ブダペスト・ホテルでお世話になったことがあると言い部下達の無礼を謝罪。ゼロに臨時通行許可証を発行してその場は見逃してくれた。
ルッツに着くとメイドのクロチルド(レア・セドゥ)がグスタヴ達をマダム・Dの元に連れて行く。
グスタヴがマダム・Dに最後の挨拶をするとクロチルドが執事のセルジュ(マチュー・アマルリック)から話があると言われ控え室で待っていると小窓から慌てた様子でいるセルジュが見える。
後を付けて行ってみるとある一室にマダム・Dの息子、娘から遠い親戚までが大勢集まりマダム・Dの遺言の公開を待ちわびていた。。
するとそこへ弁護士のコヴァックスが入ってくる。彼はマダム・Dの遺言執行人だったのだ。
遺言が読まれるとほとんどの財産の管理権は息子のドミトリー(エイドリアン・ブロディ)に。
娘達にはまとまった現金それ以外のものは数人の親戚に渡すが名前は後日公表すると言うものだった。
しかし今朝になってコヴァックスの元に新たな遺言書が届きその内容は
“もうないものと思っていた素晴らしい人生を与えてくれた最高の友、ムッシュ・グスタヴに非課税で以下の美術品を贈る。ヨハン・ヨハネス・ホイトル作『少年と林檎』。”
と言うものだった。
その内容に息子のドミトリーは激怒。絵は絶対に渡さないと殴り合いになりグスタヴは一度また控え室へと戻る。
ゼロに絵を見てみたいと言われその部屋へ一緒に向かうとゼロはイスを差し出し絵を奪い取るよう促す。
グスタヴが絵を壁から外すとゼロがその辺にあった違う絵を代わりに壁にかける。
執事のセルジュは何か言いたげだったが絵を包装紙に包みそこにそっとある書類を隠し入れグスタヴに渡すと彼等を見送った。
グスタヴとゼロの約束
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帰りの汽車の中でグスタヴは考えを変えドミトリーたちに奪い返されるよりいっそ絵を売ろうと言い出す。
兵士たちが検問をしていたところを見ると戦争は間近。そうすればホテル業は大打撃を受けホテルも軍の宿舎になってしまう。だから今週中に闇市場で絵を売りマルタ・リビエラに身を隠し、ほとぼりが覚めたら戻る。ゼロには協力と忠誠のお返しとして売価の1.5%を与えると約束し契約書も書かせた。
それに加えてグスタヴは「自分が先に死んだら財産は全部ゼロにやる」とも約束した。
ホテルに戻り絵を金庫にしまうと民兵警察のヘンケルスが早くもグスタブを訪ねてくる。
しかし訪ねてきた理由は絵の窃盗ではなくマダム・Dの殺害容疑だった。
その頃弁護士のコヴァックスに速やかに遺言の執行をするよう迫っていたドミトリーだったが明らかに亡くなった書類があるとして要求を拒否される。
そんなコヴァックスをドミトリーは雇っていた私立探偵のジョプリング(ウィレム・デフォー)に殺害させる。
第19犯罪者勾留所
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逮捕されてしまったグスタヴは第19犯罪者勾留所に収監されてしまうがそこで出会ったピンキー、ギュンダー、ヴォルフ、そしてルートヴィヒ( ハーヴェイ・カイテル)に一緒に脱獄しようと誘われる。
ゼロは1ヶ月前からお菓子屋のメンデルでコーテ・ザン・オ・ショコラを作っているアガサ( シアーシャ・ローナン )と婚約していた。
アガサもゼロと同じ天涯孤独の身だった。
そんなアガサに協力してもらいお菓子の中にトンカチなどを隠し入れグスタヴの元へと送った。
そのおかげで床に穴を堀り脱獄に成功する。
鍵の秘密結社
ルートヴィヒ達と別れグスタヴはゼロと落ち合い自分が入社する“鍵の秘密結社”のムッシュ・アイヴァン(ビル・マーレイ)から各国のコンシェルジュ達と連絡を取り逃げ道の確保を依頼する。
ムッシュ・アイヴァンが車で2人を迎えに来てくれ、グスタヴを犯人だと証言した執事のセルジュに合わせてもらえる手筈も整えてくれた。
セルジュが隠れているゲイブルマイスター山に着くとセルジュはある人物に脅され仕方なくグスタヴを犯人だと証言した。そして姉にもこちらに来るよう連絡したが殺されてしまったという。
そしてセルジュはマダムが残したもうひとつの遺言の作成に立ち会ったと言い内容をグスタヴに話そうとした時、何者かに絞殺されてしまう。
そこにはジョプリングがおりグスタヴ達に気付いて逃げ出した。
「少年と林檎」の回収
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スキーで逃げ出したジョプリングをソリで追いかけるグスタヴ達。
グスタヴが勢いあまって崖から落ちそうになったところをジョプリングに殺されそうになるが逆にゼロがジョプリングを後ろから突き落とす。
ヘンケルスが追ってきていたためグスタヴ達はジョプリングが用意していたバイクでその場から逃げ出す。
すでに軍の兵舎と化していたグランド・ブダペスト・ホテルから「少年と林檎」を回収するためアガサに協力してもらいホテルへ侵入してもらう。
するとそこへようやく絵が盗まれた事に気付いたドミトリーがやってくる。
アガサが危険だと思ったゼロはグスタブとともにメンドルの店員になりすましホテルへアガサを救いに行く。
ドミトリーに追われたアガサはホテルの部屋のベランダから落ちそうになる。
ドミトリーと鉢合わせしてしまったグスタブたちは銃弾を浴びて隠れていたがアガサの悲鳴を聞きゼロがアガサの下へ向かう。
もう一つの遺言書
ゼロがアガサを助けようとした時、絵の裏に何か書類が隠されている事に気付く。
ヘンケルス立ち会いものとみんなが見守る中その書類を開くとそこには“マダム・Dが殺害された時のみ執行される遺言である”とあり内容はグスタヴに全財産を与えると言うものだった。
マダム・Dが暮らしていたルッツ城も武器や薬や織物を作る工場も大手の新聞社そしてグランド・ブダペスト・ホテルもグスタブの物となった。
グランド・ブダペスト・ホテルの謎のオーナーとはマダム・Dのことだったのだ。
ゼロはコンシェルジュとなり戦時中も第二の祖国に仕えた。
ムッシュ・グスタヴは客と同じ不安で、虚栄心が強く、軽薄で、金髪、寂しがり屋の大金持ちになったが老人になる事はなかった。
結末 グスタヴ、そしてアガサの死
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グスタヴ、ゼロ、アガサの3人でルッツに向かう途中の汽車の中。またも兵士の検問にあいゼロは臨時通行許可証を見せるが認められなかった。
そしてゼロの連行に反発したグスタヴは射殺されてしまう。
そして約束通り遺産の全てはゼロのものとなった。
アガサもゼロと結婚して2年後プロイセン風に感染し息子とともに命を落とす。
近年、グランド・ブタペスト・ホテルのような建物は一部の例外を除き国の所有となっている。
ムスタファ氏が新政府と交渉した条件は非公開だが結果は明白だった。
“作家”(若い頃)はムスタファ氏になぜこのホテルを残したのか聞くと「アガサのためだった。アガサとの思い出が詰まってるここを残したかった。ここで幸せだった。」と言い襟の裏を見せる。
そこにはグスタヴが結婚祝いに花とともにアガサに贈った鍵の秘密結社のマークが描かれた陶器のブローチが付けてあった。
『 グランド・ブダペスト・ホテル』 オーウェン・ウィルソンは監督の親友だった!?
『アルマゲドン』や『シャンハイヌーン』、『ナイト・ミュージアム』シリーズや『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズで有名なアメリカ人俳優オーウェン・ウィルソン。
弟のルーク・ウィルソンも『チャーリーズ・エンジェル』シリーズや『キューティ・ブロンド』シリーズで活躍されています。
ルーク・ウィルソンの記事はこちら↓
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オーウェン・ウィルソン Owen Wilson
生年月日1968年11月18日(54歳)※2022年時点
アメリカ合衆国テキサス州 ダラス生まれ
身長178cm
アメリカ人俳優 声優 脚本家
ウェス・アンダーソン監督作の常連でも有名なオーウェン・ウィルソン。
実は監督とオーウェン・ウィルソンは同じテキサス大学からの親友という間柄!
そんなこともあってかウェス・アンダーソン初監督『アンソニーのハッピーモーテル』(1996)は二人で脚本を手掛けています。
その後も『天才マックスの世界』(1998)では二人で脚本と製作総指揮を、『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(2001)ではオーウェン・ウィルソンが脚本、製作総指揮、出演をしています。
いくら友達だからといってそれだけの理由で毎回自分が監督する作品に出演させたりしないですよね。
よっぽどオーウェン・ウィルソンと監督は映画に対する想いや方向性が一緒なんでしょう。
そしてオーウェン・ウィルソンは出演する度にウェス・アンダーソン監督の期待を裏切らない演技を見せてくれる、そんな俳優さんなんでしょうね。
こんな信頼できる仲間が同じ業界にいて一緒に仕事ができるなんて楽しくて仕方ないんじゃないでしょうか。
毎日の仕事が憂鬱で仕方ない私にとってはうらやましい限りです。
ウェス・アンダーソン監督の記念すべき20221月28日公開の第10作目『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イブニング・サン別冊』にももちろんオーウェン・ウィルソンは登場します。
自転車で街を駆け巡りながら取材していく記者役のようです。
こちらもものすごく楽しみですよね!
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イブニング・サン別冊』の記事はこちら↓
グランドブダペストホテルに出演している日本人、野村訓市さんってどんな人?
映画『グランド・ブダペスト・ホテル』の1968年代、様々なお一人様のお客を映していくシーンで眼鏡をかけタバコ吸いながら新聞を読んでいるちょっと稲垣吾郎さん風の男性がおそらく野村訓市さんかと思われます。
日本人がまさか出てるなんてちょっと嬉しいんですが、この方が誰なのか知らないという方のために簡単にプロフィールをご紹介します。
『グランド・ブダペスト・ホテル』日本人、野村訓一さんのプロフィール
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野村訓市
1973年4月10日生まれ(49歳)※2022年時点
東京都出身で
幼稚園から高校まで学習院で学ぶ。
その後慶應大学総合政策学部を卒業し50か所という国々でクリエイター達にインタビューし、それをまとめた雑誌「Sputnik:whole life catalogue」を発表。
海の家をプロデュースしたり雑誌の編集や執筆、アートディレクションやラジオパーソナリティ、そして店舗の設計を手がけるなどマルチな才能を発揮している。
これを聞いても逆に、「野村さん、何者!?」って思ってしまうくらい様々な仕事をされているんですね。
私みたいなもんは仕事の内容が全然想像つかない、違う世界の人のようです。
俳優としては『グランド・ブダペスト・ホテル』以外にもスカーレット・ヨハンシンとビル・マーレイ主演の『ロスト・イン・トランスレーション』やウェス・アンダーソンが監督し、日本を舞台とした『犬ヶ島』で小林市長の声を担当しています。
『グランド・ブダペスト・ホテル』への出演は『ロスト・イン・トランスレーション』の監督ソフィア・コッポラの紹介でウェス・アンダーソン監督と知り合いになり実現したとか。
なんという羨ましい繋がりなんでしょう。
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ウェス・アンダーソン監督の作品のファンだという俳優は多いらしくジュード・ロウも自分から出演をお願いしたらしいです。
しかも主演以外のギャラは破格の安さだという話も。
それでもウェス・アンダーソン監督の作品に出たいという気持ちはわかりますよね!
しかも彼の作品は日本の三谷幸喜監督のように毎回同じ俳優さんを起用することが多いんですよね。
だから新たなメンバーとして仲間に入れる確率は他の監督さんより少ないわけで、ジュード・ロウのようにアピールしないとダメなのかもしれないですね。
端役とはいえそんな監督の貴重な役をもらえた野村訓市さん。お声がかかった時は嬉しかったんじゃないでしょうか。
とってもオシャレで「したい仕事しかしない」という独自のポリシーをお持ちの野村訓市さんは海外の人から見ても魅力的なんでしょうね。
私的にはオダギリジョーさんや永瀬正敏さん、浅野忠信さん、加瀬亮さんなどのような男が惚れる男って感じがします。
「したいことをする」というスタンスから歳を取ったら所ジョージさんみたいになってそうな気もしますが。
『グランド・ブダペスト・ホテル』日本人、野村訓一さんの妻は誰?子供はいる?
野村訓一さんは2008年の10月1日にモデルの佐田真由美さんと結婚されています。
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佐田真由美
東京都出身 О型 身長166cm 50kg
母方の祖父がアメリカ人というクオーターです。
モデル 女優
3歳からモデルをされていて野村訓一さんとは知人の紹介で知り合い、お付き合いするようになり、結婚に繋がったんだとか。
そして2009年の4月6日に長女、2010年11月4日に次女を出産しています。
野村訓一さんと同じ学習院に通わせているそうでお二人の才能を受け継いだお子さん達の成長も楽しみですよね。
佐田真由美自身はジュエリーブランド「Enasoluna」を立ち上げており実業家としても活躍されています。
(Enaはギリシャ語で「1」、Solunaはラテン語で「太陽と月」、“たった一つの太陽と月の輝き”という意味だそうです。)
とってもオシャレなお二人。見た目にもお似合いですがどちらもきちんと独立し、自分らしさを持った生き方をされていてお互い尊敬できる間柄なんでしょうね。
仲がいい秘訣はそこにあるのかもしれません。
映画『グランド・ブダペスト・ホテル』に登場する絵画から考察した記事はこちら↓
映画『グランド・ブダペスト・ホテル』のあらすじを登場人物ごとに書いた記事や香水、鍵、お菓子についてはこちら↓
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