ヒース・レジャー ジョーカーの役作りがストイックすぎる!死因は病気!?あのアドリブはデマだった!逸話や遺作となった映画をご紹介!

メイクをした男性一人の顔 アカデミー賞俳優
引用元:Pinterest.com

28歳という若さでこの世を去った実力派俳優ヒース・レジャー。

演技力を認められ死後にジョーカー役でアカデミー賞助演男優賞をしたことでも大変な話題となり早すぎる彼の死は多くの人に惜しまれました。

今回はそんな早逝のアカデミー賞俳優

ヒース・レジャーのジョーカーでのストイックすぎる役作り

ヒース・レジャーの本当の死因

ヒース・レジャーのジョーカーを演じた時の逸話やアドリブ

ヒース・レジャーの遺作となった作品や代役を務めた俳優

についてご紹介したいと思います!

 

ヒース・レジャー ジョーカーの役作りが超ストイック!

ヒース・レジャー ジョーカーの役作り法とは?

ジョーカーってどんなキャラクター?

メイクした男性一人の顔

映画『ダークナイト』ワンシーンより引用

ヒース・レジャーが演じたジョーカーの役作りについてお話する前にジョーカーがどんなキャラクターなのか少し説明します。

「ジョーカー」とはバットマンに出てくるヴィラン(悪役)の一人。

もともとレッドフード(ジェイソン・トッド)という人物で100万ドルを盗むために化学工場に訪れますがバットマンに追い詰められて化学薬品の中に落下。

そのせいで肌は真っ白、髪は緑。顔面麻痺で常に笑ったような顔。と恐ろしい姿に。

そんなレッドフードは自らをジョーカーと名乗り、それからバットマンの宿敵となります。

しかし、ヒース・レジャーが演じたジョーカーは本来のジョーカーと違い、化学薬品に入っておらず、自分でこのようなメイクを施しています。

そして裂けた口には縫ったあとがあり本人は「父親にナイフで切られた。」「女房が借金とりに顔を切られ慰めるために自分も顔を切ったら女房はこの顔に耐えきれず逃げた。」などと言っており
真相は分からないままです。

ゴッサムシティを混乱に陥れるため悪党退治をするバットマンに「素性を明かさなければ市民を殺す」と言って脅します。

ジョーカーは一見頭がおかしくなった殺人鬼のようですが、ただの殺人異常者ではなく爆弾や武器の使い方を熟知しており、警察を欺く計算されつくした完璧な殺人計画は天才的と言っていいほどです。

結局バットマンもジョーカーの足取りを掴むため、あまりよくない方法を使わざるを得ませんでした。

それだけジョーカーに追い詰められたわけです。(それでもラストは最愛の人を殺されてしまいましたが。)




ヒース・レジャー ジョーカーの役作り ホテルに引きこもりジョーカー研究

ヒース・レジャーはジョーカー役が決まった後、役作りに没頭するため撮影場所であるロンドンに移り住みます。

そこで街はずれのホテルを借り、そこに6週間こもり、ジョーカーを演じるためこのキャラクターの研究を始めます。

まず、原作漫画を読み漁りジョーカーを自分に憑依させるため日記帳を作りました。

そしてサイコパスが登場する映画を何作品も観て数十個の言葉使いと声を試しジョーカーのイメージを膨らませたといいます。

つねに自己流で演技をしてきたヒース・レジャーならではの役作りの仕方でしょうが、役に入り込むのはいいですが、入り込みすぎて抜け出すのに苦労しそうですよね。

大丈夫なんでしょうか?

1989年に公開された『バットマン』でジョーカーを演じたジャック・ニコルソンでさえ、撮影が終わったあと2年間もメンタル相談を受けてようやく正気に戻ったという逸話もあるくらいですから。




ヒース・レジャー ジョーカーの役作り 『時計じかけのオレンジ』を参考にしていた?

ヒース・レジャーがジョーカーの役作りで参考にしたのが『怪鳥人間バットマン』のジョーカー役シーザー・ロメロの口調と、

スタンリー・キューブリック監督作『時計じかけのオレンジ』(原題:A Clockwork Orange)の主人公アレックスのキャラなんだとか。

アレックスは自分の仲間グループと日々強姦、強盗をして繰り返している青年で自分がやっていることを罪とも思わず遊びのようにしているキャラクターです。

このアレックスというキャラクターを観ていると気分が悪くなるような感覚を覚えました。

ヒース・レジャー 死因は病気だった!?

ヒース・レジャーの本当の死因

ヒース・レジャーが死後にアカデミー賞を受賞した『ダークナイト』のジョーカー。

このジョーカーを映画で観た方は「え?これほんとにヒース・レジャーなの!?」
と疑った方もいたのではないでしょうか。

それほどまでにジョーカーを自分の体にのりうつらせたヒース・レジャーの役作りは大変なものだったと想像できます。

彼がホテルで亡くなっているのが見つかったというニュースを見たとき、てっきりジョーカーという特殊なキャラクターの役作りに没頭したことで精神的に追い込まれてしまい、薬物に手を出してオーバードーズで亡くなったのかと思いました。

しかし、お姉さんであるケイト・レジャーがThe Daily Telegraph紙にしたコメントによると

「(ヒース・レジャーが亡くなったのはジョーカーが原因というウワサに)本当にショックだったわ。だって彼は楽しんでジョーカーを演じてたから。

さまざまな報道で、彼はうつ状態にあって役によって大きな影響を受けていたって言われてたけど、実際のところ彼は完全に(そんな状況とは)正反対だったわ。」

 

「彼は素晴らしいユーモアのセンスの持ち主だったの。もしかしたら家族や友人にしか知りえなかったかもしれないけど、ヒースは楽しんでいたわ。ジョーカーのことでうつになったりしてない。」

といっており、ジョーカーの役作りのせいで精神を病んだというウワサを完全に否定しています。

一番側にいる家族が言うんだからたぶん間違いないんでしょうね。

あのヤバい役を楽しんでやってたっていうのも驚きですが。

 

だとしたらなぜヒース・レジャーは複数の薬を同時に服用するような危険なマネをしてしまったのか・・。

実はヒース・レジャーはこの『ダークナイト』撮影終了後、次作『Dr.パルナサスの鏡』の撮影を行っている最中に肺炎を起こしており不眠症にも悩まされていました。

ドクターストップがかけられていたにもかかわらず「どうせ眠れないから、このまま仕事をしていた方がいい。」と静養を拒否しています。

そして睡眠薬と他の薬を併用したことによる急性薬物中毒による事故死で亡くなったのです。

お姉さんにも複数の薬を一度に服用しないよう注意を受けていたそうですが、正常な判断ができないほど症状は重かったようです。




ヒース・レジャーが不眠症になった理由とは?

ヒース・レジャーが眠れなかった理由・・それは

自分の演技に対する自信を失っていたことが原因と思われます。

『ダークナイト』で大絶賛を受けることになったヒース・レジャーでしたがその前に公開された主演作『キャンディ』やボブ・ディランの伝記映画『アイム・ノット・ゼア』が映画は評価されたものの興行的には失敗に終わっていたのです。

インタビューでもヒース・レジャーはこんなネガティブな発言をしています。

「自分はこのキャラクターを台無しにしてしまう。」

「演技が上手いフリをして騙してきただけだ。」

と。

あんなに演技力を評価されてた人がこんな深刻で意外な悩みを抱えていたなんて想像してましたか?

演技を学校で習うわけでもなく、つねに自分で磨いてきたヒース・レジャーだからこそいつまでも演技に確信が持てず不安をぬぐえずにいたのかもしれません。

しかも、どんな役でも積極的にやるタイプではなく、いつも出演したい映画を選んでいたという彼。

個人的意見ですがもっといろんな本意ではない映画にも出演してみるべきだったのではないかと思います。

そうすれば新しい自分をみつけることもできたかもしれないし、思いがけず作品がヒットしたり評価を受けたりすることもあったかもしれません。

そしてそれが自信へとつながれば、ここまで追い込まれなかったんじゃないかなと思います。

自分がいい作品だと思って出演した映画が続けてヒットしなければそりゃ落ち込んじゃいますよね。

「自分のせいで。」とまた自分を責めたりして。

しかもこの頃、『ブロークバック・マウンテン』で共演し婚約していたミシェル・ウィリアムズと婚約が解消になり、すでに生まれていた娘のマティルダちゃんの養育権も母親であるミシェル・ウィリアムズが持っていました。

仕事だけでなく家庭さえも上手くいかないというダブルパンチを食らっていたわけです。

これは自暴自棄にもなってもしょうがないかも・・。




ヒース・レジャー ジョーカーで演じたアドリブは?

ヒース・レジャーは『ダークナイト』でところどころアドリブを入れています。

ジョーカーのメイク

先にも書きましたが、本来ジョーカーは化学薬品に入ってしまったことで肌は真っ白、緑の髪、麻痺による口が裂けたような笑顔、になってしまったという設定ですが、ヒース・レジャーのジョーカーは自分でピエロのメイクをしたという設定になっています。

そのピエロメイクをヒ―ス・レジャーはプロに任せるのではなく自分で施しています。

そして

「ジョーカーはメイクをした後、手を洗わない。」

というヒース・レジャーのイメージから作中のジョーカーの手先は白いままになっています。

レイチェルの名前を忘れる

ジョーカーが自分が殺したレイチェルの名前をうっかり思い出せず、レイチェルの恋人のハービーに「レイチェルだ!」とキレられるシーンがありますが、この名前を思い出せなかったシーンもヒース・レジャーのアドリブだそうです。

このシーンは不謹慎かもしれないけど笑ってしまいました。

ただジョーカーがわざとハービーをイラつかせるために忘れたフリをしたのか、それとも本当に忘れちゃったのかがヒースの演技を見ても分からないんですよね。

一見、後者のようですが実は前者なのかな、とこちらに考えさせる演技っていうのもすごいなと思います。

 

警察に向けて拍手をする

ジョーカーを捕まえ警官仲間から拍手を送られているゴードンに向かって牢屋に入れられたジョーカーが拍手を送るシーンがありましたが、あれもヒ―ス・レジャーのアドリブです。

このシーンにはゾクっとさせられ人もいたかと思います。

この拍手をするシーンだけで「ジョーカーはただ捕まったわけではない。」ということ、そしてただのサイコパス野郎でないことにも気付かされますよね。

バットマンとの取調室シーン

バットマンと取り調べ室で対峙するシーンでは、

バットマンがジョーカーの頭をデスクに叩きつけたり殴るなどしてましたが、あれはヒ―ス・レジャーがクリスチャン・ベールに思いっきりやるようお願いしています。

しかし、クリスチャン・ベールが演技で十分上手くできると断ると、殴られた衝撃を表現するため自分で自分を激しく壁にたたきつけました。

まさに役者魂を見せた逸話ですね。主役をひきたてるためのスタントマンみたいなことをしていたとは・・。

殴るよりも殴られる演技の方が難しいのは想像つきますが、自分を痛めつけてでも迫力あるものにしたかったヒース・レジャーの心情も伺えます。

舌で傷を舐める仕草

ジョーカーの口は口裂け女みたいに裂けていてそれを自分でぬったという設定です。

そして作中でジョーカーはその縫ってある口の傷を何度もペロッと舐めるような仕草をしていました。

あれはヒ―ス・レジャーが特殊メイクが剥がれないよう舐めていたものでアドリブというより偶然生まれた仕草だったようです。

しかしそれが結果的にジョーカーの不気味な仕草の一つとして受け入れられました。

表面上はなんだか落ち着きのない狂った男に見せておきながら頭の中では冷静に殺人計画を練っている。

そんな異常者としてのジョーカーのキャラクターをより引き立てていましたよね。

ヒース・レジャー あのアドリブはデマだった!

病院の爆破シーン

ジョーカーが病院を大爆発させるシーン。

ヒース・レジャーの演技の中でもとりわけ評価されたシーンです。

これは本当にヒース・レジャーの後ろで建物を爆破させてるため撮影は一発勝負でした。

ジョーカーが外に出て何歩か歩いたとこで爆破が止まってしまい、ジョーカーは「あれ?」って感じで爆破スイッチを何度もカチカチ押しその後で大爆発が起こる、という流れです。

ナース服を着た横向きの男性一人

映画『ダークナイト』ワンシーンより引用

このシーンは当初、

爆発が一瞬止まってしまうアクシデントが起こり、それをヒース・レジャーがスイッチをカチカチ押すアドリブでカバーしたという話が流れましたが、このアドリブ話、実はデマ。

 

クリストファー・ノーラン監督はこのシーンの製作過程をこう話しています。

爆破チームが考えてくれたのは、爆発を背にヒースが歩き去るシーンだ。

コーボールド(特殊効果コーディネーター)の案だが、いったん爆発が止んでジョーカーが観客のごとく驚いたように振り向く。

そして爆発が再開し、彼はバスで去る。

この方法なら安全だ。

俳優も破壊寸前のビルから無事歩いて出てこられる。

建物を倒壊させながらだ。

なんと俳優の安全を配慮した計算されつくしたシーンだったんですね。

わたしもデマであるとは知らず最初このシーンのこともアドリブの一つとして記事に書いてしまいました。(その時読んでくれた方、すいません。)

ヒース・レジャーの演技力のすごさに脱帽するあまりこんなデマが生み出されてしまったのかもしれません。




ヒース・レジャー カットされた幻の名シーンとは?

じつは病院の爆破シーンでヒース・レジャーが素晴らしい演技を見せたにもかかわらず監督がやむなくカットしたシーンがありました。

それは病院が爆発して倒壊していく時の、バスの中のジョーカーのシーンです。

映画では病院が爆破されて全壊するときは俯瞰から病院全体が映されていましたが、じつはバスの中でのジョーカーも撮影されていました。

バスに乗る男性一人

映画『ダークナイト』特典映像より引用

このシーンをカットしたことについても監督は話しています。

最終的にカットしたがバスでいい場面がある。

バスに座る彼をアップで撮影したものだ。

すぐ左手で崩壊するビルを全く見ない。

すばらしい出来だったが、この場面に合わなかった。

シンプルにしたかった。

この爆破のリアルさを感じてもらうためだ。

バスに乗り込む彼と追っていたカメラとヘリからの映像をいれて爆破の大きさを見せた。

選択肢はあったが、この場合はシンプルがいい。

アングルを増やせば同じ場面が繰り返され現実感が薄れてしまう。

ヒースの演技の美点はシンプルさだ。

彼が悠然と歩いている中、背後のビルが倒れていく。

いくら役者の演技が良くてもこのシーンで一番伝えたいことと違っていたら使えないってことですね。

やっぱり映画って役者だけでできてるんじゃなくて、観る側にこんな印象を与えたいとか、こんな風に感じてほしいとか考えながら映像を作る人たちがいてこそなんですね。

ヒース・レジャーのジョーカーを監督も絶賛!

バットマンを演じたクリスチャン・ベールは取調室シーンでヒース・レジャーのジョーカーの演技をみてあまりに以前の彼の演技と違っていたことに驚いたそうです。

そしてワーナーブラザーズの上層部は当初かつてジャック・ニコルソンなどが演じて高い評価を得ていたジョーカー役をまだ若い俳優であるヒース・レジャーが演じることに懐疑的でした。(ジャック・ニコルソンが演じたときは52歳)

しかし、バットマンとの取調室でのシーンを観てその考えは一変させられます。

病院が爆発されるシーンでは、めちゃくちゃになる病院を背に一切振り返らずにちょこちょこ歩いている姿はもはや人間らしさなどない怪物のようでした。

上記したように映像では映ってませんが、バスの中に乗り込んでからも大爆発する病院を後にまるで興味なんかないかのように前を見据えているジョーカーの姿をみてクリストファー・ノーラン監督は

「まるでジョーカーそのものを観ているようだ」

と言ったそうです。

ヒース・レジャーは完璧にジョーカーを自分のものにしていたんですね。




ヒース・レジャー ジョーカーでアカデミー賞助演男優賞を獲得!

ヒース・レジャー渾身のジョーカーは世界中で絶賛され、ついにアカデミー賞助演男優賞を受賞しました。

しかし、その受賞の舞台に彼の姿はありません。

ヒース・レジャーの代わりに親族が賞を受け取ることになります。

ヒース・レジャーはずっとヒーローものの映画は自分が出るべき映画じゃないと断り続けていました。

しかし、この映画のバットマンの人間性に心を動かされ出演を決意しています。

出演を拒み続けたヒーロー映画でアカデミー賞に輝くなんてなんだか皮肉ですね。

ヒース・レジャーがもう少しだけ生きていてこの絶賛を直に受けていたら彼の精神状態は変わっていたんでしょうか。

ちなみに

アカデミー賞史上、ヒーロー映画からアカデミー賞受賞者が出るのはこの時が初。しかも

悪役がアカデミー賞を受賞するのも初だったというからヒース・レジャーの凄さがわかりますよね。

 




ヒース・レジャー遺作『Dr.パルナサスの鏡』で代役を務めた三人の俳優

ヒース・レジャー遺作『Dr.パルナサスの鏡』ってどんな映画?

あらすじ
1000年を生きているというパルナサス博士(クリストファー・プラマ―)は小人症のパーシー(ヴァ―ン・J・トロイヤー)と見習い役者のアントン(アンドリュー・ガーフィールド)。

そして娘のヴァレンティナ(リリー・コール)と共に移動式の舞台で見世物をしながら旅をしていた。

舞台には不思議な鏡が置かれておりその中に足を踏み入れたものは欲望が具現化された世界を観ることができた。

パルナサス博士はその昔、まだ若い僧だったころ、悪魔(トム・ウェイツ)と賭けをし永遠の命と愛する人を手に入れたが、その代償に16歳になる娘ヴァレンティナを悪魔に差し出さなくてはならなかった。

ヴァレンティナの16歳の誕生日が目前に迫っていた時、旅の途中でアントンたちは橋で首を吊っていた謎の男トニー(ヒ―ス・レジャー)を助ける。

記憶がないというトニーは劇団の仲間となり慣れた話術で見事に客を引き入れていく。

そんな彼の不思議な魅力にヴァレンティナは次第に惹かれていく。

ヒース・レジャーの出演する映画にしては珍しくファンタジーな作品です。そして予想通りヒース自身もこの映画の出演を最初は断っていたらしいです。

しかし、なぜか後になってから監督に「ケータリング役でもいいから出演させてほしい」と逆に願い出ました。

何か心変わりするようなことがあったんでしょうか?

映画の内容はちょっと複雑というか主人公のパルナサス博士がまず何者なのかがよくわかんなくてまるで『不思議の国のアリス』の世界を観ているみたいな感じでした。

裏があるような、でも人を惹きつける何か不思議な魅力を持つト二ーの雰囲気をヒース・レジャーはとても上手く演じてたと思います。




 

ヒース・レジャー遺作 代役を務めた三人の俳優

このヒース・レジャーの遺作となった『Dr.パルナサスの鏡』。

製作途中でヒースが亡くなり、製作中止が危ぶまれましたがヒースが生前親交のあった三人の俳優が代役をかってでました。

その三人というのが

ジョニー・ディップ

ジュード・ロウ

コリン・ファレル

です。

作中ではヒース演じるト二ーが鏡の中に入った時別の顔になるという設定に変更され三人がト二ーの役を入れ替わりで演じています。

ものすごい豪華メンバーですよね。

しかもこのお三方は出演料をすべてヒース・レジャーの愛娘マティルダに寄付したというから驚きです。

さすがハリウッドスターですよね。

ちなみにトム・クルーズも代役を申し出たらしいですが監督が

「ヒースと親しかった人に演じてもらいたい」

という理由で断ったそうです。

トム・クルーズ版も観てみたかったですが、監督の気持ちもすごくわかる気がします。

それでもやっぱりヒース・レジャーに最後まで演じてもらいたかったですよね。

 

いかがだったでしょうか。

ヒース・レジャーの本当の死因やジョーカーの役づくリや逸話、アドリブや遺作についてご紹介しました。

ヒース・レジャーの死因は自分自身の演技に自信を持てなくなっていたことで服用していた薬を正しく飲むという判断が出来なくなるまで追い込まれていたことにありました。

ジョーカーとは直接関係なかったようですが、少なからず精神を追い込んだ原因の一つになっていたかもしれませんね。

そしてプライベートでのこともかなり影響してたようですね。

ツラい時こそ家族にいてもらいたいものなのに、その逆のことが起こってしまったわけですから。

とにかくヒース・レジャーは繊細で傷つきやすく俳優という仕事が全ての人だったのかもしれません。

それにしてもヒース・レジャーがアカデミー賞を受賞する姿、見たかったですね。

そしてらどんな笑顔を見せてくれたでしょうか。

 

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