個性的な顔の骨格を持っているイングランド人俳優マット・スミス。
その独特な面立ちのせいか個性的な役を演じることが多いような気がします。
ドラマでは『ドクター・フー』の11代目ドクターに抜擢され注目を集めたものの、映画の方はあまり大きな役にキャスティングされてませんでした。
2015年の『ターミネーター:新起動/ジェニシス』にいたっては出演はたった数秒・・。
しかしそれからはNetflix 独占配信ドラマ『ザ・クラウン』(2016〜)でイギリスのエリザベス女王の夫フィリップ王子を演じたり、映画で主要キャストとして出演することも増え演技力が評価されてきたのかなぁ、と感じます。
今回はそんな注目株マット・スミスが出演している2022年4月1日に公開されたばかりの映画『モービウス』のあらすじとマット・スミスの役どころ。
マット・スミスが出演しているHBOドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の配信日やマット・スミスの役どころ。
そしてマット・スミスの個性が光る映画3作品ご紹介したいと思います!
マットスミス、『モービウス』のマイロ役で恐ろしいヴァンパイアに!
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映画『モービウス』とは
幼い頃から血液の難病を患っていた天才医師マイケル・モービウス(ジャレット・レト)。
治療法を見つけるため自らの体を使って吸血コウモリの血清を試すと病が抑えられ超人的な能力も手にするが血液を摂取しなければ生きられない体になってしまう
というストーリー。
モービウスはヴェノムと同じでもともとアニメのスパイダーマンに出てくるヴィランです。
マット・スミスは主人公マイケル・モービウスの親友マイロ役で、マイケルと同じ難病を抱えておりマイケルが恐ろしさのあまり封印した治療薬を密かに試しちゃう、という役。
なんかイヤな予感しかしないあらすじですね。
予告編では主人公マイケルを演じるジャレット・レトがヴァンパイアに変貌する様子が観れるんですがそれが『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のトム・クルーズとブラピのような色白の美しいヴァンパイアではなく、なんか『ロード・オブ・ザ・リング』に出てくる怪物みたいなヴァンパイアだったので、ジャレット・レトの美形が生かされなくて個人的にちょっと残念でした。
マット・スミスの変貌するシーンは予告編では観れませんでした。
私はまだ映画を観に行ってないので劇場でのお楽しみですね。
ストーリーよりそっちの方が気になります。
あんまり変わらなかったりして・・。(失礼)
マット・スミス『モービウス』出演についてインタビューにコメント!カレン・ギランからアドバイス!?
『ドクター・フー』で共演していたエイミー役のカレン・ギランは『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』のネビュラ役で一足先にMCUデビューしています。
そんな彼女にアドバイスをもらったというマット・スミス。
その時の様子をTHE RIVERのインタビューで答えています。
インタビュアー:ハイ!マット
マット:やあ、元気?
インタビュアー:とても元気ですよ。あなたは?
マット:僕も元気です。今日は朝早くからありがとう。
インタビュアー:ご丁寧に。こちらこそありがとうございます。
マット:とんでもない。
インタビュアー:あなたにとって初のマーベル映画ですね。
マット:そうです。
インタビュアー:『ドクター・フー』でのあなたのご友人カレン・ギランやデイヴィッド・テナントはあなたより先にマーベル映画やドラマに出演されています。「僕も出演するよ」みたいな話はされましたか?
マット:実はカレンに電話してアドバイスをもらいました。「どんな感じ?楽しい?」と聞きました。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で良い時間を過ごしたそうです。ネピュラ役は素晴らしいですよね。彼女もすごく応援してくれたので大スケールで楽しそうだなと思いました。だから出演を決めたんです。
インタビュアー:すばらしいですね。マイロすごくかっこよくて大好きになりました。あなたのダンスも最高に良かったです。
マット:どうもありがとう。
インタビュアー:どうやら人って邪悪なパワーを得ると踊りたくなるようですね。『スパイダーマン』でもトビーが邪悪な力を得て踊っていました。あの振り付けは即興ですか?脚本にはどう書かれていたのですか?
マット:もともと脚本にはなかったんです。映画が進んでいくなかでマイロの能力が開花して楽しんでいるような描写を入れたいと思ったんです。
彼らしいやり方でね。あのダンスはその場でやってみたもので2〜3回撮りました。変わったビートので曲を流してダニエル監督らしい選曲でした。それで踊ったんです。インタビュアー:マイロはリッチな男で部屋着までゴージャスです。衣装についてアイデアを出したことはありましたか?
マット:カレンは金持ちだから趣味がちょっと派手にはなるというか良い意味じゃなくてギラギラしていても良いと思ったんです。そこで一つ提案したのはシューズです。リーボックのクラシックなシューズです。どうしても彼に履かせたかったんです。
インタビュアー:マイロは僕の新たなお気に入りヴィランです。彼はモンスターのようでー
マット:イエース!(ガッツポーズ)
インタビュアー:彼には古いモンスター映画やホラー映画っぽいところがあります。インスピレーションはどこから?
マット:もちろんまずは脚本から始めるわけですが、もともとヴァンパイア映画が好きでいつも注目してました。歴史的に観ていたのでこういう機会を頂けてすごく興奮しました。飛びつきましたよ。90年代の古いヴァンパイア映画をたくさん観ました。
インタビュアー:本作ではあなたとモービウス役ジャレット・レトとの関係性がカギです。撮影はコロナ禍前でしたよね?
マット:そうそう結構前です。確か2年半前だったかな。2年半前くらいですね。ずいぶん前でした。
インタビュアー:仲を深めるために遊びに出かけましたか?
マット:いや、ジャレットとは出かけていません。彼はずっと役のままでいるタイプだからジャレットのことはマイケル・モービウスとしてしか知りません。
インタビュアー:本作はマーベル・ユニバース作品なので将来何が起こってもおかしくありません。今後また復帰したいですか?今はマルチバースもあります。
マット:是非また戻りたいです。また戻りたいです。どうなるかわからないけど戻りたい気持ちはあります。大歓迎ですよ。
インタビュアー:ありがとうございました。
マット:ありがとうございました。そっちは朝早いんだよね?そんなに早起きしてくれてありがとう。
インタビュアー:なんて優しいんですか。ご親切にありがとうございます。
マット:いい一日を!
まずマット・スミスの相手を気遣う紳士ぶりに感動しましたね。
カレン・ギランに応援されたことがマイロ役を決意した理由の一つにもなっていたようです。
マイロの履く靴にこだわったというもの意外な裏話です。作中で新たに注目すべきポイントになりました。
ジャレット・レトとは撮影以外で付き合いがなかったというのも驚きました。コミュニケーションをとってなくても上手く共演出来るなんてさすがプロの俳優さんですよね。
マット・スミスの身長や年齢、『スター・ウォーズ』に出演できなかった理由、主演ドラマ『ドクター・フー』について知りたい方はこちらの記事もどうぞ!↓
マット・スミス『ゲーム・オブ・スローンズ』前日譚『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』に出演!配信日は?役どころは?
HBOmaxのドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』が本国アメリカで2022年8月21日に配信されることが決定しました。
(日本での配信日はまだ未定)
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ドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』とは日本でも大ヒットとなった超大作ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の200年前を舞台としたドラマで内乱によって没落してしまったターガリエン家のルーツが描かれています。
マット・スミスがその『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』で演じているのはヴィセーリス一世(パディ・コンシダイン)の弟でヴィセーリスの娘レイニラ(エマ・ダーシー)を妻に持つ玉座の後継者デイモン・ターガリエンです。
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そして『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』では17匹ものドラゴンが登場するらしいのですがマット・スミス演じるデイモンが乗るドラゴンは最も気性の荒いドラゴンなんだとか。
剣で戦うシーンやドラゴンを乗りこなすシーンなど感情を表す演技力だけではこなすことができない難しい役なのでその辺も注目ポイントですよね。
初の金髪ロン毛姿もなかなか似合っていてステキです。
日本での配信が今から待ち遠しいですね!
マット・スミス主演ドラマ『ドクター・フー』のエイミー役カレン・ギランのことやキャスト、全話あらすじを簡単に紹介した記事はこちら↓
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マット・スミス、個性が光る映画3選!
『ロスト・リバー』(2014)ブリー役
荒廃していくデトロイト。人々はそんな街から次々と出て行くが息子のボーンズとまだ幼いフランキーを持つビリーは生まれ育ったこの地にとどまり仕事を見つけようと銀行員のデイヴに相談すると怪しげな店を紹介される。
一方息子のボーンズはお金を稼ぐため銅管を盗んでいたが町を仕切るチンピラ、ブリーに目をつけられ銅を売れなくなってしまう。
マット・スミスはワルのチンピラという悪役。
鋭い目つきにあの顔つきが悪役にピッタリで今まであんまり悪役がなかったのが不思議なくらいです。
ヘアスタイルも珍しい坊主姿。これがなかなか似合っていて個人的に長めの髪よりこっちの方が私は好きです。
『高慢と偏見とゾンビ』(2016)コリンズ牧師役
ゾンビがはびこるイングランドの町で中国で修行した5人の姉妹が日々ゾンビ退治と訓練に明け暮れる。姉妹の華麗な武術と主人公の恋模様が見られます。
マット・スミスは彼女達のいとこにあたるコリンズ牧師の役。
最初は長女のジェーン(ベラ・ヒースコート)を娶ろうとしますが、ジェーンにはすでに想い人チャールズ(ダグラス・ブース)がいたため、仕方なく次女のエリザベス(リリー・ジェームズ)を口説こうとします。
このコリンズがまたかなりの個性キャラ。
はっきり言ってイケてない、ちょっときもち悪い系の男です。
私がマット・スミスを初めて観たのがこの作品だったのでマット・スミスにコリンズ牧師のイメージが付いてしまい、彼とリリー・ジェームズがこの作品をキッカケに付き合うことになったと知った時は「ウソでしょ!?」と驚愕してしまいました。
マット・スミスの元カノ、リリー・ジェームズについてやマット・スミスの現在の彼女を書いた記事はこちら↓
『ラストナイト・イン・ソーホー』ジャック役
ファッションの勉強をするためロンドンで一人暮らしを始めた主人公のエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)。
しかし、眠りにつくと憧れの60年代ロンドン・ソーホーにタイムスリップし、歌手を夢見るサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)という女性になっていた。
サイコロジカルホラーであるこの映画。マット・スミスは1960年代のナイトクラブで働く女性たちをまとめるジャックという役。
個性的というよりはエロイーズそしてサンディと恋に落ちる色男の役。
先に紹介した二作品と違って二枚目なマット・スミスが観られます。
予告映像で主人公と踊るシーンがうっとりするほどカッコよくて色気を感じました。
踊りながらお酒を飲んだりタバコをポイって捨てるとこが個人的にめっちゃ好きです!
観てる分にはとってもエレガントに見えますが、マット・スミスが常に中心になるように撮るこのシーンの撮影は大変だったようです。
特にカメラオペレーターや撮影監督は誰よりも走り回らなければならなかったようで2テイク撮っただけでバテちゃっていたとか。(笑)
本の数秒のシーンですがカメラに映っていない所で実は大変な苦労があったんですね。
映画は俳優たちだけで成り立っているわけじゃないというのがよくわかるエピソードです。
マット・スミスの出演作『モービウス』、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』、個性が光る映画 まとめ
■マット・スミスは2022年4月1日にアメリカと日本同時公開された映画『モービウス』で主人公の親友マイロを演じている。
■マット・スミスは『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚HBOmaxドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』でデイモン役を演じている。
■マット・スミスが『モービウス』についてのインタビューに答えた動画がYouTubeで観ることができる。
■マット・スミスは映画『ロスト・リバー』でチンピラのブリー役を演じている。
■マット・スミスは映画『高慢と偏見とゾンビ』でちょっとキモち悪いコリンズ牧師役を演じている。
■マット・スミスは映画『ラストナイト・イン・ソーホー』で色気のあるジャック役を演じている。
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