『僕のワンダフルライフ』を考察!ベイリーの犬種や吹き替え(英語)をした俳優、名言もご紹介!

犬と少年の顔 おすすめ映画
引用元:moviewalker.jp

愛情をもって育ててくれた8歳の少年イーサンに亡くなってからも再び会うため何度も生まれ変わりを繰り返す純真無垢な子犬のベイリーの魂の旅のものがたり・・。

飼い主を健気に愛する数々の犬たちがとっても可愛く癒されます。

犬好きだけじゃなく犬嫌いの人にも是非観てほしい感動作『僕のワンダフル・ライフ』。

今回はこの映画に出てくる主役の犬、

ベイリーがなぜ何度生まれ変わっても記憶を失わないのかを考察するとともに

ベイリーの犬種と生まれ変わった時の犬種、その特徴

ベイリーの吹き替えをした俳優のことやベイリーの名言

をご紹介したいと思います!

『僕のワンダフル・ライフ』作品情報!

『僕のワンダフル・ライフ』
公開 2017年
原作 『野良犬トビーの愛すべき転生』W.ブルース・キャメロン
原題 『A Dog’s Purpose』
監督 ラッセ・ハルストレム
上映時間 98分

あらすじ(ネタバレなし)
ブリーダーのもとから逃げ出した子犬が廃棄物業社の男に拾われ車の中に放置され脱水状態になっているところを8歳の少年イーサンに助けられる。
それからベイリーと名付けられた子犬はイーサンとどこへ行くにも一緒だった。
それから放火による事故で足を怪我し、決まっていた大学にも行けなくなったイーサンを心配しながら農業の学校へ独り立ちしていく彼を寂しく見送る。
そして人生を全うし、その後何度も犬として生まれ変わったベイリーはその時、その時の人生を精一杯生きながら再びイーサンに出会えることを願っていた。

『僕のワンダフル・ライフ』考察!なぜベイリーは転生しても記憶を失わないの?

大好きなイーサンに出会えるまで何度も何度も転生を繰り返すベイリーですが、ここでふとこんな疑問が浮かびます。

「なぜ、ベイリーは生まれ変わってもベイリーの記憶のままでいられるのか?」

生まれ変わりというものが本当にあるという前提でお話しすると、少なくとも人間なら自分が生まれる前の記憶なんてないですよね?

たま~に、前世の記憶を持った人というのを聞くことがありますが、ほとんどの人がないと思います。

もし人間が前世の記憶をもったまま、生まれてきたらどうなってしまうでしょう。




もし人間に前世の記憶があったら・・

人間は死ぬとき、誰しも幸せな環境で死ねるわけではありませんよね。誰かに恨みを持ったまま亡くなったり、病気になってやりたいこともやれないまま亡くなったり、交通事故で突然亡くなったり、と家族に見守られながらなんの悔いもなく人生を全うできる人ばかりではありません。

人間は他の動物より過去への執着が強い生き物。なのに、みんなが前世の記憶を持ったまま生まれてきたらどうなってしまうでしょうか?

心に傷を持ったまま生まれてきてしまったり、生まれたときから誰かへの恨みを晴らすために人生を送ったり。そんな人生悲しすぎるし、絶対幸せじゃないですよね。

それにもし自分の子が物心ついたときからそんな風だったら愛してあげられるかちょっと自信がありません。

生まれてきたときみんなに平等に幸せになるチャンスを与えるために前世の記憶がなくなるんだと思います。

そして人生は魂を成長させるための修行だというのを聞いたことがありませんか?

前世の記憶がなくなるということは、また一から魂の成長をさせる努力をしなければならないということ。

だからこそ今の人生を一生懸命生きようとするんだと思います。

もし記憶があったなら「次に生まれ変わってからやればいいや」となげやりな人生を送りかねないですからね。



犬に前世の記憶が残っているのは・・

その点ベイリーのような犬たちは人間と違い過去への固執も人間ほどなく、生まれたときの純粋な感情を大人になっても維持しています。

お笑い芸人で現在心霊系YouTuberとしても活躍されているシークエンスはやともさんもYouTube動画の心霊映画レヴューで『僕のワンダフル・ライフ』について話されています。

彼曰く、犬というのは向き合った相手になんの疑いの目を持たずに生き物対生き物として向き合える。それがどんな相手であろうとどんな環境であろうと順応して受け入れようとする。そして相手から愛されようが愛されなかろうがワンちゃんは純粋に愛してくれる。
生まれ変わる度に出会う相手にまっすぐ気持ちを向け、それを繰り返して魂もステップアップさせるが、最終的には自ら幸せをつかんでいる。

つまり、記憶が消えなくても犬は次の人生でちゃんと人生を前向きに生きる能力があるということではないでしょうか。

そしてベイリーはこの映画で上記で書いた「魂の修行」というものがどんなものなのかを教えてくれているんだと思います。

ワンちゃんは恐怖心は抱いても偏見や恨みという感情を抱くことはありません。

恐怖心は動物にとって生存本能というか危機回避能力であって生きていくうえで必要な感情ですが、偏見や恨みは必要ないですよね。むしろ無いほうがいいものです。

そんな感情を持たないからワンちゃんは生まれ変わってもちゃんと前を向いて生きていける。

だから記憶が消える必要がないのかもしれません。




なぜ犬は人間よりも寿命が短いのか?ある男の子の言葉

『僕のワンダフル・ライフ』でベイリーは4回生まれ変わっていますがラストではイーサンはまだ生きています。

つまり人間の一生は犬の人生の4~5回分はあるということ。

人間の寿命は大体80年ぐらいですが犬は長くても15年ほどです。

最近は昔より医療が発達したり犬専用のエサの質が良くなってきたりワクチンの開発が進んだりと寿命は長くなってきていますが、それでも人間よりはるかに短いですよね。

体のつくりが違うからと言ってしまえばそれまでなんですが、人間と体のつくりが違ってもオウムやカメは人間並みに生きるものもいます。

ではなぜ犬は人間より寿命が短いのか、考えたことありますか?

世界の不思議やオカルト、宇宙のことや動物のことまで様々な記事をあつめた「カラパイア」というアプリに掲載されていた記事にこんなエピソードが載っていたのでご紹介します。

ロンさんとリサさん、そして6歳の息子ショーン君のお宅には10歳のアイリッシュ・ウルフハウンドのベッカーがいました。

ショーン君はベッカーをとても可愛がっていたそうです。

しかし、ベッカーは末期のガンに侵されており苦汁の選択で家族は安楽死させる決断をします。

ロンさんとリサさんはショーン君にとって何か学びになればと安楽死の場に立ち会わせたそうです。

そしてベッカーが静かに息を引き取るまでショーン君はベッカーを抱きしめていました。

集まった家族は「動物はどうして人間より命が短いのか?」について話していると、そこへショーン君が「ぼく、どうしてか知ってるよ。」と言ってきたそうです。

そしてそのあとショーン君はこう答えます。

「人間はみんな生まれてきてから人を愛したり、幸せな人生を送る方法を覚えるんでしょ?でも犬は生まれたときからもうすでにその方法を知ってるから、長く生きる必要がないんだよ。」
                                 via=viralnova   原文翻訳:konohazuku

このセリフを見たとき胸にこみあげるものがありました。

6歳の子がこんな風な考えをすることも驚きですが、この言葉は『僕のワンダフル・ライフ』と繋がるところがあると思いました。

ベイリーは自分が生きる目的が何なのかを最期まで自問し続けますが、どうすることが楽しくてどうすれば幸せになれるかはわかっていました。

結局、人生って魂を成長させる修行=幸せになる方法を探す旅でもあるのかもしれませんだからその方法を見つけ、実行したならそれほど長く生きる必要はないのかも。

人間はそれを見つけ出すのに犬の5倍時間がかかっちゃうってことです。




『僕のワンダフル・ライフ』ベイリー 吹き替え(英語)はオラフのジョシュ・ギャッド

ジョシュ・ギャッド Josh Gad

 

この投稿をInstagramで見る

 

Josh Gad(@joshgad)がシェアした投稿


生年月日1981年2月23日(40歳)
アメリカ フロリダ州 ハリウッド出身
俳優 コメディアン

映画デビューは2008年の『ラスベガスをぶっつぶせ』のマイルズ・コノリー役。

2005年にはドラマ『ER緊急救命室』に出演しています。

声優としても有名で『アナと雪の女王』でのオラフ役でアニー賞声優部門を受賞しています。

代表作に『ピクセル』(2015)や『美女と野獣』(2017)、『オリエント急行殺人事件』(2017)があります。

2008年にアイダ・ダルビッシュという女性と結婚し、2011年に1人目の娘さんをもうけ、2014年には2人目の娘さんをもうけています。

ジョシュ・ギャットの声はオジサンなのに無邪気で愛嬌のある役がよく合いますよね。だからベイリーが子犬の時の声も老犬なった時の声も違和感なく聞こえます。

俳優だけでなくコメディアンでもある彼。コミカルなシーンもシリアスなシーンも声だけで上手く演じられるのはさすがです!




『僕のワンダフル・ライフ』名言をご紹介!ベイリーの言葉から人生を学ぼう!

『僕のワンダフル・ライフ』に登場する犬ベイリーの名言とも言える心に刺さるセリフをご紹介します。

生まれてくる目的って?どうしてここにいるの?なにか理由があるのか?楽しむことが目的?いや、そう単純じゃないはずだ!

ベイリーがまだベイリーとして生まれてくる前の野犬の子犬だった頃、すでに生きる目的を考えます。

生まれてボクは何をしたっけ?遊んだでしょ?それから色々食べた。地面も掘った。でもよく考えてみると大したことしてない。

野犬として生まれたベイリーが駆除員に捕まり殺処分され命をおとしたときのセリフ。
この世にまだ未練を残しています。

この時、ボクは決めたんだ。絶対にこの子を離さないって!

最初の転生でゴールデン・レトリーバーとして生まれイーサンに命を助けてもらった時のセリフ。
イーサンの生涯のパートナーになる決意をしています。

生きる意味を探すなんて時間の無駄かもしれないって思うことがある。何も考えないでただ楽しめばいいのかも。全部忘れて。

イーサンのママの実家で他の動物たちと遊んだり、おじいちゃんにおこぼれを貰ったり楽しいことが満載の中、生きる意味を考えること自体に疑問を感じています。

食べ物のことを考えてないときはいつもこう思う。ここにいる意味ってなんだろう?

第一はゴハンのベイリーですが、それ以外に考えることはやはり「自分が存在する意味」のようです。

イーサンにはボクがいないと。ボクもずっとイーサンといたい。

イーサンが人生の目的を失いつらそうにしてる時、支えになってあげたいと思うベイリー。ベイリー自身もイーサンを必要としています。

ハンナに会いたい・・。イーサンだって同じだ。ボクにはわかる。」

イーサンがやむなく恋人のハンナと別れた時、イーサンがほんとはまだハンナを大好きなことを察しています。

人間ってよくわからない。犬には理解できないことをする。どうして行っちゃうの?イーサンとボクはセットでしょ?イーサンがいなくなったらボクがここにいる意味は?
その意味は探しちゃいけないのかもしれない。

イーサンが家を離れ、遠くの学校へ行ってしまいベイリーと離れ離れに。それを理解できずとも、受け入れようとしています。

イーサンまた悲しそう。悲しませたくないのに。イーサンを幸せにするためここに来たんだ。こんな風に別れたくない。

ベイリーが亡くなるとき駆けつけてくれたイーサンに対してのセリフ。別れ際イーサンを悲しませたことを悔んでいます。

ボクは気付いた。一人ぼっちはどんなことよりも苦しいことだって。

ベイリーが警察犬エリーに転生してパートナーのカルロスが家で寂しそうにしているのを見たときのセリフ。カルロスが何も言わずともその心の内を感じ取っています。

カルロスの言葉でわかった。ボクはがんばったんだ。

誘拐犯を捕まえた時に撃たれてしまったエリー。命が尽きていく中、カルロスに「よくやった。」と言われた時のセリフ。この言葉で悔いなくエリーは旅立ちます。

準備は出来ている。今回も最高に楽しかった。

ベイリーが今度はコーギー犬のティノとして転生し、学生のマヤに飼われると犬としてこれ以上ないほどの幸せな時間を過ごし、老犬となって寿命を全うしたときのセリフ。
飼い主をどれほど幸せに導いたかも自覚がないまま自分の幸せだった犬生に満足しながら旅立ちます。

いちどペロペロをはじめたら誰にも止められない。イーサンは宝物を手に入れた。幸せそう。ボクもすごく幸せ。

オーストラリアン・シェパードとセント・バーナードのミックスとして転生し、世話を放棄され捨てられたベイリー。その後とうとう大人になったイーサンと出会い、ハンナと巡り合わせ、結婚まで至らせたときのセリフ。
ようやくイーサンを幸せにできたことに満足しています。

犬として何度も生まれ変わって色々学んだ。もちろん楽しむこと。可能な限り困っている人をみつけ救うこと。好きな人をなめること。起こってしまったことはクヨクヨ悲しまず、こうすれば良かったと悔んだりもしない。ここにいればいい。今を、一緒に、生きる。犬はそのためにいるんだ。

イーサンに自分がベイリーの生まれ変わりだと気付いてもらうことができた時のセリフ。
自分という犬がなんのために生まれてきたのか、人のために何ができるかを確信しています。

 

いかがでしょうか。

大好きなイーサンを幸せにするまで生まれ変わりを続けるベイリーの純粋で愛する人を想う気持ちに

心が温かくジーンとなりますよね。




『僕のワンダフル・ライフ』に登場する犬の種類や性格をご紹介!

ゴールデン・レトリーバー Golden Retriever

飼い主:イーサン 名前:ベイリー
最初にベイリーが生まれ変わったのがゴールデン・レトリーバー
ベイリーは赤毛でしたが多くのゴールデン・レトリーバーは柔らかく光沢のあるゴールドです。
19世紀初頭、イングランドやスコットランドで猟がゲームとして盛んになり、水中でも陸上でも敏速な動きができる鳥猟用の犬が必要になったことで、セターやウォーター・スパニエル、カーリーコーテッド・レトリーバーなどを交配して作られたのがゴールデン・レトリーバーと言われています。

性格:やさしく愛情豊かな犬種で、注意深い性格なので、子供たちやほかの動物の遊び相手としても理想的な犬です。友好的で飼い主に忠実なのでどんなことにも喜んで服従します。
おとなしく利口なため、人命救助犬や盲導犬としても活躍しています。

体重:オス 29~34キロ メス 25~29キロ

ゴールデン・レトリーバーが出てくるオススメ映画
2019年に公開された『エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語
主演は『シーズ・オール・ザット』や『ロッキー・ザ・ファイナル』、『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』などに出演しているマイロ・ヴィンティミリア。
恋人役には『マンマ・ミーア!』や『TIME/タイム』、『ジュリエットからの手紙』のアマンダ・サイフリットと豪華な出演陣。
ある犬がレーサーの主人公とその家族の支えとなっていく物語。『僕のワンダフル・ライフ』のように犬の視点で描かれています。




ジャーマン・シェパード German Shepherd

飼い主:カルロス 名前:エリー
ベイリーが二回目に生まれ変わった時の犬。警察犬。
シェパードとは羊飼いを意味する言葉で、その名の通りドイツの山岳地方で牧羊犬として働いていました。この牧羊犬を基礎に1880年頃ドイツ陸軍が改良し、第一次世界大戦中には医薬品や弾薬の運搬、捕虜の監視などに用いられました。

性格:人と一緒に働くのが好きで現在でも警察犬、盲導犬、軍のパトロール犬、ガード犬として使われています。
とても利口で、優秀な番犬、ガード犬で、どんな仕事でもできるように訓練が可能な犬です。
他人には内気ですが家族にはすべてをゆだね、忠実です。

色:ブラック、タン、ブラック&タン、グレーなど。

体重:オス 30~41キロ メス 26~35キロ


ジャーマン・シェパードが出ているオススメ映画
2007年に公開された『名犬 リンチンチン
主演は『炎のランナー』や『エクソシスト ビギニング』、『スター・トレック』に出演しているベン・クロス。
第一次世界大戦中にフランスに従軍したアメリカ人パイロット、リー・ダンカンに助けられた軍用犬のリンチンチンが映画界のスターとして活躍する物語。

 

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク Welsh Corgi Pembroke

飼い主:マヤ 名前:ティノ
ベイリーが三回目に生まれ変わった犬。
十二世紀、ウェールズ地方のペンブロークシャーにいた犬が始まり。コーギーが有名になったのはイギリス王室が数世代にわたってこの犬を所有してきたことによります。
今なお、マーガレット王女やエリザベス女王の寵愛を受けています。

性格:とにかく元気がよく、じゃれるのが大好き。他の犬や初めての人とでもすぐ仲良くなれます。

色:レッド、セーブル、フォーン、ブラック、タンがあります。

体重:オス 11~13.5キロ メス 10~12.5キロ


ウェルシュ・コーギー・ペンブロークが出ているオススメ映画
2010年に公開された『英国王のスピーチ
言葉がスムーズに話せない吃音症のヨーク公アルバート王子は言語聴覚士のライオネルのもとを訪れ治療をうける。なかなか症状が改善されないなか、兄のエドワード8世が1年足らずで国王を退位したことでアルバート王子が国王に即位することになる。

コーギーはメインでは出てませんが、王室の愛犬としてあちこちのシーンでちょこちょこ映っているのがかわいいです。




オーストラリアン・シェパードとセント・バーナードのミックス

飼い主:ウェンディビクター 名前:ワッフルズ
ベイリーが4度目に生まれ変わった犬。

オーストラリアン・シェパード Australian shepherd

スペインとフランスの国境をまたぐピレネー山脈のバスク地方の牧羊犬が祖先といわれ、オーストラリアに移住した羊飼いがアメリカに持ち込み改良し生まれました。

性格:愛情深く人に忠実。とくに家族には献身的で利口なためしつけはしやすい犬種です。

色:ブルーマール(黒い斑点とグレー)、ブラック、レッドマール、レッドなど。

見た目:同じシェパードの名前を持つジャーマン・シェパードと言うより牧羊犬でおなじみのボーダー・コリーに似ています。

 

セント・バーナード St.Bernard


犬の中でも大きい超大型犬。スイスアルプスの山の中で3世紀もの間山岳救助犬として多くの命を救ってきました。
16世紀頃にはスイスのサン・ベルナール僧院の近くで雪崩による遭難者の捜索やパトロールに活躍しています。

性格:利口で従順な性格で番犬としても適していて家族、ペット、子供たちとも仲良くします。

色:レッドとホワイト、ホワイトの地色にレッド、ホワイトのマーキングとブリンドルの斑があるものがいます。

体重:オス 約75キロ メス 約66キロ


セント・バーナードが出てくるオススメ映画
1992年に公開された『ベートーベン』。
主演は『ローズマリーの赤ちゃん』や『キングコング』『天国から来たチャンピオン』などに出演したチャールズ・グローディン。
ペット泥棒から逃げ出した1匹のセント・バーナードの子犬がある日ニュートン家に転がり込んでくる。ベートーベンと名付けられたその子犬はやんちゃでやりたい放題だったが子供たちに愛されていた。一家の主人で犬嫌いのジョージはベートーベンに手を焼きながらも家族に愛されるベートーベンを仕方なく家におくことを許していた。
そんなベートーベンを弾薬の試し撃ちのために手に入れようとする魔の手が迫っていた。

続編ではベートーベンの子供たちを観ることができます。




ランドシーア Landseer

飼い主:アル(マヤの恋人) 名前:ロキシー
ニューファンドランドの一種。19世紀初頭の動物画家エドウィン・ランドシーアによって名付けられました。1920年頃絶滅寸前になりましたが、ドイツの愛犬家たちがセント・バーナードとグレートピレニーズを交配させ復活させました。
泳ぎが得意で水中や湿地帯で魚とりの助手をしたり、水難救助犬としても活躍しています。

性格:利口で愛情深く、友好的。子供たちの面倒をよく見てくれます。

色:ホワイトで胸と背にブラックのマーキングが入っています。

体重:オス60~70キロ メス 54~63キロ

シベリアン・ハスキーとボーダー・コリーのミックス(?)

飼い主 ハンナの娘 名前 
ワッフルズとしてのベイリーが嗅ぎ覚えのあるニオイにつられて寄ったドッグランのような所でであったハンナの娘の飼い犬。
何犬かははっきりしませんが体格や耳、青い目からシベリアン・ハスキーかと思いましたが、毛質からボーダー・コリーも入ってそうだったのでこちらの二種を紹介します。

シベリアン・ハスキー Siberian Husky

北東アジアに住む遊牧民たちが、寒冷地帯を長距離移動したり、旅をする際にソリ引きに使用しました。名前の由来は遠吠えする鳴き声がしわがれている(ハスキー)ことから。

性格:人にたいへん友好的で、飼い主には従順です。子供によく慣れ、遊び相手をしてくれます。与えられた仕事は喜んでするので作業犬として最適です。

色:様々な色とホワイトの組み合わせ

目の色:ブラウンかブルー、またはオッドアイ

体重: オス 20~27キロ メス 16~23キロ

ボーダー・コリー Border Collie

祖先は8世紀後半から11世紀にかけてバイキングたちによってスコットランドに持ち込まれたトナカイ用の牧羊犬。作業能力に優れ、牧羊犬としては忍耐力、機敏さ、疲れを知らないスタミナはどの犬にも劣らないと言われるほどです。

性格:利口で忍耐力があり、作業は熱心に行い、訓練能力に優れていて、覚えも早いです。主人に主人に対する従順性を持っていて、家庭犬としても向いています。

色:ブラック&ホワイト、ホワイト&タン、グレー&ブラック、レッド&ホワイト

体重:オス 18~23キロ メス 16~20キロ




 

いかがだったでしょうか?『僕のワンダフル・ライフ』では比較的大型犬が多く出てきましたね。

さすがアメリカ。国が大きいと飼う犬も大きい方が好まれるんでしょうか。

私も実はセント・バーナードシベリアン・ハスキー、二匹の大型犬を同時に飼った経験があります。

小さい頃はぬいぐるみのようにふわふわモフモフで愛らしかったですが、セント・バーナードに関してはあっという間に大きくなり抱っこしてあげられないくらいになりました。

しかし優しい心はずっと変わらず、いつも私たち家族を癒してくれていました。

シベリアン・ハスキーは飼い主に従順な性格ではありますがそれはちゃんとしつけをすればの話。

私の家ではハスキー犬が初めて飼った犬だったためしつけがちゃんとできず、子犬の時は噛んでばかりでこちらがけがをするほど。なかなか手を焼いたのをおぼえています。

大きくなってからは比較的落ち着いてくれてましたがイヌぞり犬なだけあって散歩のときは引っ張る力がすごかったのでこちらも体力が必要でした。

セント・バーナードの方も若い頃はやっぱりやんちゃで散歩で引っ張られたらもう止めることが出来ません。優しい性格なので噛んだり、怒ったりということはありませんでしたが、運動不足を解消してあげるにはこちらもやはり体力が必要です。そして老犬になってからは散歩中に立てなくなってしまい、台車を持ってきて家まで運ぶ、なんてこともありました。

大型犬というのはとても飼うのが大変な犬種です。経験から言って狭い家が多い日本や夏が高温多湿な日本にはこの犬種は向かないかもしれません。思い出すと、うちはそれほど大きな家ではなかったのでやはりアメリカやアルプスのような広い土地でのびのびと暮らすのが彼らには一番幸せだっただろうなとちょっと申し訳ない気持ちです。

そんな犬への想いもあるせいでこの『僕のワンダフル・ライフ』に出てくる飼い主たちへの感情移入も涙をこらえられない理由の一つでした。

犬好きな人はもちろん犬にあまり興味がないという人もこの作品を観ればきっと健気な可愛い犬達に心を打たれること間違いありません。

そしてどれだけ犬達が人間の心の支えとなっているか再認識させられるはずです。




コメント

タイトルとURLをコピーしました