『ハリー・ポッター』シリーズや『魔法にかけられて』、『アリス・イン・ワンダーランド』、『英
国王のスピーチ』、『ラスト・サムライ』など数々の大ヒット作に出演しているティモシー・スポー
ルというイギリス人俳優を皆さんはご存じでしょうか？
独特な顔立ちとぽっちゃりとした小柄な体型が特徴的でファンタジー映画から伝記映画まで幅広いジ
ャンルで個性的な役を演じています。
今回はそんな個性派俳優ティモシー・スポールのプロフィールから生い立ち、過去に患った病気のこ
とや激やせした理由、出演した映画や最新出演作をご紹介します！
ティモシー・スポールの身長や年齢、生い立ちは？
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ティモシー・スポール Timothy Spall
本名 Timothy Leonard Spall
生年月日 1957年 2月27日（64歳）※2021年時点
イングランド ロンドン生まれ
俳優
身長 １７０ｃｍ
彼が出演しているどの映画を観ても共演している俳優さんより小さいので１７０ｃｍは予想通りというかむしろもうちょっと低いかと思いました。
イングランド人の平均身長は177.6ｃｍなので母国でもかなり低いほうですね。
でもあの特徴的なお顔でもし１８０ｃｍとかあったらちょっと怖い人になっちゃうかも・・。
小柄だからこそ、人に愛されるキャラクターを演じてこれたのだと思います。
郵便配達をしていたお父様と理容師だったお母さまのもとに生まれ、四人兄弟の三番目に生まれているティモシー・スポール。
ごく一般的な家庭に生まれている彼が役者になったのはなぜだったんでしょう。なにかきっかけがあったんでしょうか？ちょっと気になるところです。
私のメチャクチャ勝手なイメージですが兄弟の真ん中って、両親の気を引くため目立とうと人と違うことをしたり、家でおとなしくしていられない自立心が強いイメージがあるんですよね。
三番目に生まれたティモシーは俳優という職業を選んだわけで正に目立つ存在。
そして今では世界中に名前を知られる存在にまでなってるなんて、すごいことですよね！
1981年にシェーンという女性と結婚し1976年に娘のパスカル、1983年に息子のレイフ、1985年に娘のメルセデスと３人のお子さんをもうけています。
ティモシー・スポール 痩せた！？激やせの理由は役作り？
ぽっちゃりとした小さなオジサマ。
これがティモシー・スポールのトレードマークと言ってもよかったと思うんですが、2016年のティ
モシー・スポールはもしかして病気！？と心配になっちゃうくらい今までとは別人のように激痩せし
ています。
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お最初の画像と比べるとまるで別人のようです。
お顔に張りがなくなったせいか、ちょっと老けた印象に・・。
何キロ痩せたのか、何のためなのかわかりませんが、おそらくその年に出演した『否定と肯定』という映画の役作りではないかと思われます。
こちらの作品はティモシー・スポール演じるイギリス人歴史小説家デヴィット・アーヴィングがレイチェル・ワイズ演じるアメリカ人大学教授リップシュタットの著書の中で自分がホロコースト否定論者と呼ばれたことを訴えるという内容の実話をもとにした映画。
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ホロコースト否定論者とはホロコーストというものがそもそもなく、500万～600万といわれるユダヤ人が殺された人数も本当は数十万程度だったとか、あの悲劇的な大量虐殺の責任はヒトラーではなく本当はソ連にあり、ガス室もなかった。
こういった説を本気で信じている人たちの事を言うらしいです。
なかなか重めの内容になっている映画なので愛嬌のあるぽっちゃりなオジサンではダメだったということでしょうか。
痩せたティモシー・スポールからは可愛らしさはなくなって、ちょっと恐そうなオジサンになっちゃったわけですが実際のデヴィット・アーヴィングの顔もかなりの強面。
こちらがそのデヴィット・アーヴィング。
くせ者感むんむんな顔してますよね。
ティモシー・スポールの役作りとしてのダイエットは大成功だったと言えるでしょう。
ティモシー・スポール 病気を克服した過去が！その病名とは？
じつはティモシー・スポールは彼が39歳のという若さのときに「急性骨髄性白血病」という完治50％の血液のガンに侵され余命宣告まで受けています。
それでも長期休暇を取るわけでもなく治療しながら俳優活動も続けていたというから信じられません。
同じ病で亡くなった日本人歌手の本田美奈子さんを例に挙げれば彼女が亡くなった年齢はティモシー・スポールが発病した39歳とほぼ同じ38歳で14年前と比較的最近でありながらも帰らぬ人となってしまいました。
それに比べティモシー・スポールが白血病を宣告されたのは25年も前であるにも関わらず病気の治療に成功しているというのはもはや医療の問題は関係ないのか？と思ってしまいます。
そして奇遇にも『ラストサムライ』で共演した渡辺謙さんも1989年に同じ病気を経験され、再発するも無事復帰されましたよね。
白血病ってどんな人が助からなくて、どんな人が治るか本当にわからないものですね。
今より医療が発達していなかったはずの25年前に発病し、しかも仕事をしながらの闘病生活の中で病に打ち勝ったティモシー・スポールは誰よりも幸運と生命力を持っていたのかもしれないです。
ティモシー・スポールの卒業した学校は？
イギリス ナショナル・ユース・シアター 、ロンドン 王立演劇学校を卒業しています。
王立演劇学校の卒業生には
ジョン・ギールグッド（ミスター・アーロー）
アラン・リックマン（ハリー・ポッターシリーズ）
アンソニー・ホプキンス（羊たちの沈黙）
ショーン・ビーン（ゲーム・オブ・スローンズ）
ベン・ウィショー（パフューム）
トム・ヒドルストン（マイティ・ソー）
ロジャー・ムーア（００７シリーズ）
などなど、そうそうたるメンバーを世に送り出している演劇界の名門校。おそらく入学するだけでも難しいでしょうし、どちらの学校も入ったからといって有名になれるのは一握りでしょう。
ティモシー・スポールは決してイケメンとは言えないのにその一握りになれたのは彼が役者として本当の実力と才能を持ち合わせていたからなんでしょうね。
その後
イングランド ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー にも2年通い舞台俳優に。
卒業生
デレク・ジャコビ（英国王のスピーチ）
デヴィット・スーシェ（名探偵ポワロ）
チャールズ・ダンス（高慢と偏見とゾンビ）
ジュディ・デンチ（マリーゴールド・ホテルで会いましょう）
レイフ・ファインズ（ハリー・ポッターシリーズ）
ゾーイ・ワナメイカー（マリリン 7日間の恋）
アルフレッド・モリーナ（ダ・ヴィンチコード）
こちらも大物俳優たちがたくさん卒業しています。やはり学ぶ場所というのは大切なんですね。
ティモシー・スポールは舞台俳優からキャリアをスタートさせていたんですね。
小柄とはいえ舞台という大きなステージでもすごい存在感を放っていそうですね。
ティモシー・スポールの舞台、ぜひ観てみたいです！
ティモシー・スポール 主な出演作は？
『さらば青春の光』（1979）
『Home Sweet Home』（1982）
『ブライド』（1985）
『ゴシック』（1986）
『ワルシャワの悲劇 神父暗殺』（1988）
『シェルタリング・スカイ』（1990）
『宇宙船レッド・ドワーフ号』（1992）
『秘密と嘘』（1996）
『ハムレット』（1997）
『スティル・クレイジー』（1998）
『クロコダイルの涙』（1998）
『トプシー・ダーヴィー』（1999）
『恋の骨折り損』（1999）
『宮廷料理人ヴァテール』（2000）
『チキンラン』（2000）
『インティマシー/親密』（2000）
『ロック・スター』（2001）
『ヴァキューミング』（2001）
『ラッキー・ブレイク』（2001）
『バニラ・スカイ』（2001）
『人生は、時々晴れ』（2002）
『ラストサムライ』（2003）
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』（2004）
『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』（2004）
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』（2005）
『グランド・セフト・オート・バイスシティ・ストーリーズ』（2006）
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』（2007）
『魔法にかけられて』（2007）
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』（2007）
『奇術師フーディーニ～妖しき幻想～』（2008）
『アパルーサの決闘』（2008）
『くたばれ！ユナイテッドーサッカー万歳！』（2009）
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』（2009）
『デザート・フラワー』（2009）
『アリス・イン・ワンダーランド』（2010）
『英国王のスピーチ』（2010）
『ハリー・ポッターと死の秘宝PART１』（2010）
『ハリー・ポッターと死の秘宝PART２』（2011）
『アップサイドダウン 重力の恋人』（2012）
『ジンジャーの朝～さよなら、わたしが愛した世界』（2012）
『ターナー、光に愛を求めて』（2014）
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』（2016）
『否定と肯定』（2016）
『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ』（2017）
『輝ける人生』（2017）
『Spencer』（2021） など
やはりたくさんの映画に出演してますね！映画ファンというほどではない方も観たことがある作品があると思います。
映画だけでなくたくさんの舞台やドラマにも出ているティモシー・スポール。
その功績が称えられ1999年にイギリス王室から大英帝国勲章（Most Exellent Order of the British
Empire）を授与されています。
ティモシー・スポール 『ラストサムライ』で日本語を披露！
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2003年に公開された『ラストサムライ』はハリウッドでも日本でも大ヒットし、勝本役を演じた渡辺謙さんの演技が世界的に評価されたされた作品でもありました。
ティモシー・スポールは日本国家近代化のため日本軍の訓練を依頼された主演のトム・クルーズ演じるネイサン・オールグレンと共に通訳として日本に同行しその様子を写真に記録するサイモン・グレアムを演じ、かなり片言でしたが日本語を話しています。
脇役ではありますが、映画の冒頭、サムライの事を説明しているナレーションとラストの主人公が争いを終えたその後をナレーションする重要な役どころを演じています。
ティモシー・スポール 出演作『英国王のスピーチ』でチャーチル役！
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2010年に公開された『英国王のスピーチ』は言葉が上手く話せない吃音を患っていたコリン・ファース演じるジョージ6世とその治療を行ったジェフリー・ラッシュ演じる言語聴覚士のライオネルとの交流を描いた作品。
第83回アカデミー賞作品賞を受賞したこちらの作品でティモシー・スポールはウィンストン・チャーチルを演じています。
ドイツに宣戦布告し、第二次世界大戦がはじまるという時、ジョージ6世は国民と戦地で戦う兵士を励ますため緊急ラジオ放送を行います。
ジョージ6世が放送室へ向かう途中、ティモシー・スポール演じるチャーチルが実は自分も遺伝による舌癒着症で話すことが難しかった。当時は手術も危険でできなかったため自ら治したと話すシーンがあるんですが、とても短いシーンですがここすごく重要で不安とプレッシャーで緊張しまくりのジョージ6世の心をかなり軽くしてくれた告白だったと思います。
この言葉に励まされて荷が少しだけ軽くなったコリン・ファースの表情にも注目してほしいです。
2022年6月に公開されるティモシー・スポール主演作『君を想い、バスに乗る』についての記事はこちら↓
ティモシー・スポール 息子のレイフ・スポールも俳優として活躍中！
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レイフ・スポール Rafe Spall プロフィール
生年月日 1983年 3月10日※2021年時点
イギリス ロンドン キャンバーウェル生まれ
身長 １８５ｃｍ
俳優
レイフの身長はイギリス人男性の平均身長より７㎝以上も高いんですね。
背の高さはお父さんに似なかったようですが10代の頃の体格は父親似で太めだったというレイフ。
お父さんに「太るのはスポール家の遺伝だ」とも言われたんだとか。んー、言い訳にしか聞こえない・。
ティモシー・スポールは食べるのが大好きだったそうなので、きっとそのせいだと思いますけどね。
ただ、10代のときには父親の影響で役者を目指いていたレイフ・スポールは34kgの減量に成功し、スリムな体型を手に入れています。
ダイエットのおかげ、、、かはわかりませんがレイフ・スポールは映画、舞台、ドラマとたくさんの作品に出演しています。
ティモシー・スポールの息子レイフ・スポールの主な出演映画は？
『ショーン・オブ・ザ・デッド』（2004）
『ラストフロントー1944英米連合軍マーケット・ガーデン作戦』（2005）
『プロヴァンスの贈り物』（2006）
『ホット・ファズー俺たちスーパーポリスメン！ー』（2007）
『ワン・デイ23年のラブストーリー』（2011）
『もうひとりのシェイクスピア』（2011）
『プロメテウス』（2012）
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』（2012）
『もしも君に恋したら。』（2013）
『僕と世界の方程式』（2014）
『マネー・ショート華麗なる大逆転』（2015）
『BFG:ビック・フレンドリー・ジャイアント』（2016）
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』（2018）
『メン・イン・ブラック：インターナショナル』（2019）
『黒い司法 ０％からの奇跡』（2019） など
こんなにたくさんの作品に出演していたんですね！観たことある映画もありますが意識して観ていなかったので全然気づかなかったです。
今度観るときはしっかり確認しようと思います！
ティモシー・スポールの息子レイフ・スポールは結婚してる？
レイフ・スポールは2010年、27歳のときにエリーズ・デュ・トワという南アフリカ出身の女優さんと結婚しています。
レイフ・スポールより三歳年上の姉さん女房で2011年には娘のリナちゃん、2012年には息子のレックスくん、2015年にも息子さんをもうけています。
仕事もプライベートも順風満帆でなんともうらやましいです。
ティモシー・スポール 最新出演作は？
2021年11月5日（日本では2022年に公開予定）にアメリカで公開された『Spencer』（原題）に出演しています。
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内容はイギリスの元皇太子妃ダイアナ・フランシス・スペンサーが元夫のチャールズ皇太子との離婚を決意したクリスマス休暇の三日間を描いた作品。
タイトルのスペンサーって何だろうと思いましたが、ダイアナ妃の名前だったんですね。知らなかったです。
ティモシー・スポールは常にダイアナに目を光らせ、ロイヤル・ファミリーの所作を常に監視するグレゴリー大佐。
引用元：twitter.com
そしてダイアナの衣装係でダイアナが唯一心を許せるマギー役を『シェイプ・オブ・ウォーター』のサリー・ホーキンス
引用元：twitter.com
ダイアナの夫チャールズ皇太子役を『ロスト・ドーター』のジャック・ファーシング。
引用元：twitter.com
そして主役のダイアナを演じるのは『トワイライト』や『スノーホワイト』のクリステン・スチュワート。
引用元：pipocasclub.com.br
イギリス人の役者を起用するかと思いきやクリステン・スチュワートはアメリカ人なんですね。なんでイギリス人の女優さんにしなかったんでしょうか。
ただクリステン・スチュワートのダイアナ妃姿がこれまた本人にそっくりで、クリステン・スチュワートとは別人に見えちゃいました！
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とにかく美しいですし、白いドレス姿の彼女が顔をうずめて泣いているポスタービジュアルもとても素敵で私は好きです。
ティモシー・スポールの体型もちょっと気になる・・。
前作の『輝ける人生』ではまだ痩せていたティモシー・スポール。
いまでも痩せているんでしょうか。それともまたあのぽっちゃりな彼を見ることが出来るんでしょうか？
これからもまだまだたくさんの作品に登場してくるであろうティモシー・スポールの活躍に期待せざるを得ませんね！
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