『戦火の勇気』や『プライベート・ライアン』、『リプリー』などの演技で注目を集め、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』ではアカデミー賞脚本賞を受賞。
当時まだ新人でありながら主演男優賞にもノミネートされいるマット・デイモン。
その後『オーシャンズ』シリーズや『ボーン』シリーズで一躍人気俳優となった彼ですが、その俳優人生は山あり谷ありと決して楽な道のりではありませんでした。
今回はそんな
◎マットデイモンの身長や年齢、プロフィール
◎マット・デイモンの生い立ち
◎マット・デイモンの険しい俳優人生と主演作や代表作、最新出演作
をご紹介したいと思います!
- マット・デイモンの身長や年齢、wiki的プロフィール!
- マット・デイモンの両親や兄弟は?
- マット・デイモンの生い立ちは?ベン・アフレックは幼馴染の親友だった!
- マット・デイモン 若い頃は端役ばかりの苦労人!主演作や代表作をご紹介!
- マット・デイモン デビュー作『ミスティック・ピザ』でのセリフはたった一言!?
- マット・デイモン 頭がいいって本当?超エリート大学に入学も映画のために中退してた!
- マット・デイモン減量しすぎで体調不良!?『戦火の勇気』で別人のように!
- マット・デイモン『レインメーカー』で初主演!なまりを地方で猛特訓してた!
- マット・デイモン 『グッド・ウィル・ハンティング』でアカデミー賞脚本賞受賞!
- マット・デイモン スピルバーグからも熱烈オファー!『プライベート・ライアン』で準主役に!
- マット・デイモン『リプリー』で主演!キャストが超豪華!
- マット・デイモン『ドグマ』でロキ役!?またも俳優人生転落!?
- マット・デイモン『オーシャンズ11』のライナス役を運良くゲット!
- マット・デイモン ボーンシリーズでアクション俳優に!
- マット・デイモン『オデッセイ』で自己最高興行収入を記録!!
- マット・デイモン『AIR /エア』が話題!ベン・アフレックと再びタッグ!
- マット・デイモン 最新出演作『オッペンハイマー』で再びノーラン監督作に!
マット・デイモンの身長や年齢、wiki的プロフィール!
マット・デイモン Matt Damon
本名マシュー・ペイジ・デイモン
生年月日1970年10月8日(53歳)※2023年の誕生日で
アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジ出身
身長178cm
俳優 脚本家 映画プロデューサー
マット・デイモンに身長は178cmです。
アメリカ人成人男性の平均身長が176.3cm(caluciumgumi.jp)なのでそれより1.7cm高いことになります。
『フォードvsフェラーリ』で共演したクリスチャン・ベール(183cm)と比べると5cm低く、
『オーシャンズ』シリーズで共演したジョージ・クルーニー(180cm)と比べると2cm低く、
『ブラザーズ・グリム』で共演した今は亡きヒース・レジャー(185cm)と比べると7cm低かったです。
共演者が高身長の俳優が多いせいかあんまり背が高い印象がなかったので178センチは予想通りって感じですね。
むしろもうちょっと低いかなって思ってました。
体はがっしりしていて体重は重そうですが。
ちなみに日本人の俳優さんで同じ身長の方には
西島秀俊さん、大泉洋さん、北村一輝さん、堤真一さん、東山紀之さんなどがいらっしゃいました。
皆さん背が高いイメージの方たちばかりですね。
大泉さんや東山さんは180cm位あるかと思ってました。
マット・デイモンの年齢は2023年の誕生日(10月8日)で53歳になります。
干支でいうと戌年になりますね。
老け顔か童顔かって言われるとマット・デイモンは童顔の方だと思うので「あぁ、もう50代なのか。」と意外な感じがしました。
若い時はアゴのラインもシュッとしていて爽やか系の青年でしたが、
51歳のときの画像を見てみるとだいぶ顔のお肉がたるんできちゃった感じが歳を物語っている気もしますよね。
まあ、これは誰もが通る道でしょうけど。
ちなみに日本人の俳優さんで1970年生まれの方は阿部サダヲさん、吉岡秀隆さん、八嶋智人さんなどがいらっしゃいました。
皆さん、思いっきり童顔タイプの方達でしたね。
マット・デイモンの両親や兄弟は?
マット・デイモンは株式仲買人をしていたをしていた父ケント・テルファー・デイモンと大学の幼児教育の教授をしていたナンシー・カールソン=ペイジの間に二番目の息子として生まれました。
お父さんのケントはイギリスとスコットランド、お母さんのナンシーはフィンランドとスウェーデンの血筋でいらっしゃいます。
立派なお仕事をされているお二人の間に生まれたマット・デイモンでしたが彼が2歳のときに離婚。
父親のカイルはナンシーと離婚後セレステという女性と再婚しましたが、2010年に多発性骨髄腫と診断され、数年間の闘病の末、2017年の12月14日に亡くなられました。75歳でした。
マット・デイモンはこれをきっかけにこの病気のことを勉強し、がんの研究や治療のための資金集めに貢献したそうです。
母親のナンシーは大学で教授をしながら幼児教育や教育政策、権利擁護の本を出版するなど79歳になった現在(2023年)でもお元気なようです。
3歳年上のお兄さんカイルは現在彫刻家、画家として活動しているそうです。
マット・デイモンにはカイル以外に義理の兄弟が三人います。
(左からセレステ、ジュリア、マット、サラ、カイル、ジャレット)
彼らがセレステとケントの間に生まれた子供たちなのかセレステの連れ子なのかはっきりしませんが、海外の記事にはstep-sisterやstep-brother(血のつながりのない兄弟)などと紹介されているのでおそらくセレステの連れ子かと思われます。
サラはモデルや女優としても活動されているそうで、マット・デイモンが主演した『アジャストメント』のオーディションを受けたこともあったそうです。
マット・デイモンの生い立ちは?ベン・アフレックは幼馴染の親友だった!
両親の離婚後、マット・デイモンと兄のカイルは母のナンシーに引き取られ2年間過ごしたニュートンからケンブリッジへと戻りました。
現在俳優としても映画監督としても活躍している2歳年下のベン・アフラックはマット・デイモンの暮らしていた場所から2ブロックしか離れていないところに住んでいて野球と演劇好きという共通点もあり仲良しの親友でした。
ベン・アフレックはキャスティングディレクターと親交のある母親のおかげで子供の頃からすでに映画や広告に徐々に出始めていました。
そんな親友をそばで見ていたマット・デイモン。
いつしか俳優に憧れるようになり通っていたケンブリッジオルタナティブスクールやケンブリッジアンドラテンスクールでは演劇を専攻しています。
俳優という同じ人生の目標を持つことになったマット・デイモンとベン・アフレックは共に映画のシナリオを作るなどして過ごす時間が増えていきます。
二人で銀行口座を作りそこにオーディションを受けに行くための交通費を貯めていったりもしたそうです。
そしてマット・デイモンは高校生の時ついにニューヨークへオーディションを受けに行くことを決意。
母親の反対を押し切って貯めたお金でニューヨークへ旅立ちます。
この二人はお互いの存在が確実に俳優になる事への励みになっていたでしょうね。
子供の時から将来の夢を本気で語り合える親友がいるなんて羨ましい限りです。
マット・デイモン 若い頃は端役ばかりの苦労人!主演作や代表作をご紹介!
マット・デイモン デビュー作『ミスティック・ピザ』でのセリフはたった一言!?
自ら貯めたお金でついにニューヨークへオーディションデビューを果たしたマット・デイモンは見事映画の出演を果たします。
マット・デイモンの記念すべき初出演となる映画がロマンティックコメディ『ミスティック・ピザ』(1988)という映画でした。
この映画はジュリア・ロバーツの初主演作として有名です。
しかし、ここでのマット・デイモンのセリフは
「ママ、この緑の食べる?」
という食事に文句を言うこの一行のみ!
映画自体も興行的にイマイチと残念なデビューとなりました。
その後に出演した映画ではセリフすらないエキストラのような役だったりと厳しい現実を突きつけられます。
でもまぁ、新人の俳優なんてこんなもんじゃないでしょうか。
デビュー作でセリフすらないなんていう俳優さんだってざらにいると思いますけど・・。
マット・デイモン 頭がいいって本当?超エリート大学に入学も映画のために中退してた!
なかなかいい役をもらえないマット・デイモンはこの辺で一時人生を考え直し、俳優業を退いて勉強に励むようになります。
そして入学したのが超エリート大学ハーバード大学でした。
実はマット・デイモン、高校時代はすべてA評価を受け、大学入試の点数も満点近かったというほどめちゃくちゃ頭が良かったのです!
それでも俳優への想いを捨てずにいたマット・デイモン。
学科は英文学科を専攻し映画関連の授業ばかりを受けるなどしていました。
そして忙しい大学生活の合間をぬって数々のオーディションも受け続けていました。
そんなある日、ある映画でとうとう念願の役を得ることができましたが撮影場所がハリウッドとあって大学からはあまりにも遠かったためマット・デイモンは結局あと一学期を残して大学を中退してしまいます。
一大決心をして出演したこの映画というのがウェス・ステゥディ主演の歴史ドラマ映画『ジェロニモ』(1992)でした。
実在したアメリカの先住民チリカワ族アパッチの戦士ジェロニモが自分たちの生活を縛り付ける白人たちに対抗する様子を描いた作品。
マット・デイモンは若い白人将校ブリットン・デイヴィス少尉役とナレーターを兼任という重要な役どころでした。
この映画には他にもジェイソン・パトリックやジーン・ハックマン、ロバート・デュヴァルなどが出演していて大ヒットが期待されていました。
だからこそ、マット・デイモンは大学卒業を諦めこの映画にかけていたのですが・・
製作費が3500万ドルにたいして興行収入が1800万ドルと大コケしてしまいます。
大学も辞めてしまい、もう後戻りなどできなかったマット・デイモン。
その後も俳優を続けますが4年間はヒット作に恵まれることもなくどんどん貰える役も少なくなり給料も減る一方でした。
俳優の道に進むために大学中退ってよく聞く話ですが、マット・デイモンの場合はそれが間違った決断だった一例ですね。
本人もこの時のことを後悔したそうです。
でもこれは結果論。
やってみなきゃわかんないですからね!
これがキッカケで俳優を逆に諦めた、という方向にいかないでくれてよかったです。
マット・デイモン減量しすぎで体調不良!?『戦火の勇気』で別人のように!
もうどんな端役でも受けようと決めていたマット・デイモンがある役で注目を集めます。
それがデンゼル・ワシントンとメグ・ライアン主演の戦争映画『戦火の勇気』(1996)でした。
この映画でマット・デイモンは戦争の後遺症でアヘン中毒となったイラリオという兵士を演じました。
映画の序盤ではいたって健康的な見た目で登場している彼ですが、
映画の後半ではゲッソリやせ細った状態で出演しまるで別人のようです。
マット・デイモンは憔悴した見た目を作るためにもともと細身だったにもかかわらず18キロのダイエット(食事制限とランニング)でこの姿を作り上げました。
しかし専門家の指導も受けず100日間という短期間で無理な減量したため数年は体調を崩し通院もしていたんだとか。
すごい役者魂とも思えますが何とか自分の俳優としてのキャリアアップにつなげようという必死ささえ感じるエピソードですよね。
にしても前の作品とは別人、ならまだ分かりますが同じ作品の中でこうも変わってしまうというのは他の俳優の作品でもあまり見たことないですよね。
そりゃ体を壊すのも無理ないです。
マット・デイモン『レインメーカー』で初主演!なまりを地方で猛特訓してた!
『戦火の勇気』で俳優魂を見せつけてくれたマット・デイモン。
そんな彼を見込んだ『ゴットファーザー』の監督、スランシス・フォード・コッポラが彼を自身の作品である法廷映画『レインメーカー』(1997)の主役に抜擢します。
この主人公のルーディという人物は南部の方言を使う設定だったことからマット・デイモンはこの方言を自然に話せるようになるためなんとわざわざその南部の居酒屋に就職して身につけたんだとか。
日本でも方言はいろいろありますが、その土地じゃない人がわざとその土地の方言を話しても絶対にわかってしまいますよね。
自然と話すにはそこで暮らしてみるのがただ練習するより自然に身に付くとマット・デイモンはわかっていたんでしょう。
この努力が実を結めばよかったのですがこちらの『レインメーカー』も製作費4千万ドルにたいし、興行収入は4千5百万ドルとはあまりヒットせず・・。
記念すべき初主演作はいまいちの結果となってしまいました。
マット・デイモン 『グッド・ウィル・ハンティング』でアカデミー賞脚本賞受賞!
はじめての主演作がヒットせず、これからもういい役が回ってこないんじゃないかと不安になったマット・デイモンはその頃偶然にも同じ境遇に陥っていた親友のベン・アフレックと「いっそ、自分たちが出演する映画を自分たちで作ろう!」と思い立ちます。
そうして同じ家に暮らし始めた2人はあの名作『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)となるシナリオを書き上げました。
この作品はマット・デイモンがハーバード大学に在学していた時にシナリオ授業の際に書いた短編が基になっており、主人公の「名門大学で清掃員として働く」という設定はベン・アフレックの父親が実際にハーバード大で清掃員をしていた経験から着想を得ています。
脚本を映画制作会社に売り込みに行くも主役は別の俳優にさせると言われてしまった二人でしたが、
「このシナリオは私たちが即興で作り上げたものだからこの役を完璧にできるのは自分たちだけです。」
と説得し、とうとう自分達の映画を自分たちで演じるという夢を叶えることになります。
そしてなんと言っても二人が嬉しかったのが、主人公のメンターであるショーン役に名優ロビン・ウィリアムズがキャスティングされたこと!
撮影が始まりロビン・ウィリアムズを目の前にあまりの嬉しさに涙したというマットとベン。
そんな2人にロビン・ウィリアムズは
「これは幸運なんかじゃなく君たちが努力して成し遂げたものだ」
と声をかけてくれたといいます。
これまでの道のりを考えれば二人の涙とこのセリフは納得できちゃいますよね。
結果的にこの映画は高く評価されマットデイモンとベン・アフレックにはアカデミー賞脚本賞が授与されました!
そしてなんとロビン・ウィリアムズにも初のアカデミー賞助演男優賞をもたらすことになるのです!
当のマット・デイモンは主演男優賞は逃しましたが、ジャック・ニコルソンやダスティン・ホフマン、ロバート・デュヴァル、ピーター・フォンダなどベテラン俳優と並んでノミネートされるなど一躍時の人となります。
私がマット・デイモンを知ったのもこの作品で「ハリウッドにすごい新人俳優が出てきた!」というニュースを見てからでした。
この時はまさか彼が脚本も書いているとは知らず、知った時は本当にただ者じゃない人が現れたなと感じました。
もっと驚いたのがロビン・ウィリアムズがこの作品で初めてアカデミー賞に輝いていたこと!
別の作品でもうとっくに受賞していたんじゃないかと思っていましたが、あとにも先にもアカデミー賞を受賞したのはこの作品だけだったというのがすごく意外でした。
マット・デイモン スピルバーグからも熱烈オファー!『プライベート・ライアン』で準主役に!
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で注目を集めることになったマット・デイモン。
あのスティーヴン・スピルバーグ監督も彼に目をつけ、自身の戦争映画『プライベート・ライアン』(1998)でマット・デイモンを主要キャストとして起用することになります。
しかも、主演は大物俳優のトム・ハンクスでマット・デイモンが演じたライアン二等兵は準主役です。
この映画で出演者たちは本物の軍隊の訓練を受けさせられたそうですが、映画でのライアンの立ち位置を考慮しマット・デイモンだけは他の共演者たちに訓練を受けていないように見せていたとか。
実際は教官とマンツーマンでしていたそうですけどね。(かわいそ)
そのおかげもあってか『プライベート・ライアン』は世界中で大ヒットとなり、マット・デイモンのハリウッド俳優としての地位を確固たるものへと押し上げました。
マット・デイモン『リプリー』で主演!キャストが超豪華!
『プライベート・ライアン』の次の年に公開された『リプリー』(1999)で早速主演の座が回ってきたマット・デイモン。
しがないホテルマンがとあることがきっかけで上流階級の人間と間違えられ、その立場を抜け出したくないがために嘘と殺人を重ねていく主人公リプリーを演じました。
しかもグウィネス・パルトローやジュード・ロウ、ケイト・ブランシェットという豪華キャストの中での主演、という大抜擢です!
この作品も大成功を収め、純真無垢だった青年が悪へと染まっていく姿を見事に演じたマット・デイモンの演技も高く評価されています。
そしてこの映画ではマット・デイモンが実際にピアノを弾いたり、歌を歌ったりする姿も見ることができます。
自分の立場を守るために人々を騙し、苦しみながらも愛する人までも手にかけてしまう恐ろしくも脆いリプリーというキャラクターを演じるマット・デイモンがとても印象的でした。
マット・デイモン『ドグマ』でロキ役!?またも俳優人生転落!?
俳優人生がノリに乗っていたマット・デイモン。
親友のベン・アフレックも『アルマゲドン』で大ブレイクしていました。
そしてこの2人がまたもタッグを組んだ映画があります。
それがブラックコメディ映画『ドグマ』(1999)
二人は天国を追い出された堕落天使の役で登場するのですが、二人の経歴にはあまりにそぐわないB級感漂う作品だったためか大失敗に終わります。
この映画でロキという天使役で出演していたマット・デイモン。
2001年のコメディ映画『ジェイ&サイレント・ボブ リブートを阻止せよ!』で再びロキ役でカメオ出演をした時
「オレのこと覚えてるか?ロキだよ。『ドグマ』に出てた死の天使さ。最近の子供たちはトム・ヒドルストンでもないくせに何のロキ?って思うだろうけど僕は90年代からロキだったんだ。」
と当時失敗に終わった『ドグマ』の事を自虐ネタにしています。
これで悪い流れに乗ってしまったのか、その後マット・デイモンはウィル・スミスやシャーリーズ・セロン出演の『バガーヴァンスの伝説』(2000)や
『すべての美しい馬』(2000)に出演するもヒットには恵まれず。
2001年、ジム・キャリーが主演したヒット作『マジェスティック』では主人公にそっくりなルークの生前の声を担当。
マット・デイモンの姿がスクリーンに登場することはありませんでした。
わたしなんて『マジェスティック』を観たときナレーションがマット・デイモンであることすらわかっていませんでした(^▽^;)ゴメンネ
マット・デイモン『オーシャンズ11』のライナス役を運良くゲット!
またも俳優人生に不穏な空気が漂うマット・デイモンでしたが、ある大ヒット作の主要メンバーに抜擢されます。それが
『オーシャンズ11』(2001)
ジョージ・クルーニー演じる天才的詐欺師ダニー・オーシャンとブラット・ピット演じる相棒ラスティとその仲間たちがカジノ王をだまし高度なセキュリティも華麗に突破してお金を盗み出す物語。
マット・デイモンはそのチームの中では最も年下で天才的なスリの腕前を持つライナスを演じました。
ただこのライナス役、本来マーク・ウォールバーグが演じる予定だったのですが彼は『Planet of the Apes/猿の惑星』の撮影のために断っていたのです。
チャンスを決して逃さなかったマットデイモン。
天才的なスリの腕前を持ちながらもオーシャンたちにからかわれちゃう、ちょっと頼りない一面を持つこの難しい役を見事自分のものにしていましたよね。
その演技力のおかげでニ作目の『オーシャンズ12』、三作目の『オーシャンズ13』とも一作目より出演時間が格段に多くなっていました。
ちなみにマーク・ウォールバーグは2003年、ちょっと似たような作品『ミニミニ大作戦』で主演を務め『オーシャンズ11』と同じくらいの興行収入をあげています。
マット・デイモン ボーンシリーズでアクション俳優に!
オーシャンズシリーズのライナス役で勢いに乗ったマット・デイモンはスパイ映画でさらに大躍進を見せていきます。その映画というのが
『ボーン・アイデンティティ』(2002)
今までのような組織の指示に従い最先端機器を使ったスパイ映画とは違い、記憶喪失になった主人公が自分を作った組織に追われながら自分が何者かを知るために身1つで奔走するというストーリーや肉弾戦のアクションが人気を博し大ヒット!
一作目の興行収入は1億2千百万ドルでしたが、
二作目の『ボーン・スプレマシー』は1億7千6百万ドル
三作目の『ボーン・アルティメイタム』にいたっては4億4千2百万ドルを叩き出しました。
後の作品が一作目を上回るってなかなかないですよね。
個人的には一作目が一番好きなんですが。(ラストが特に)
実はこの映画でもマット・デイモンははじめキャスティングはされておらず、ブラッド・ピットやラッセル・クロウ、シュワちゃんやトムクルーズなどがオファーを断ったためにマット・デイモンが演じることとなりました。
身の危険を感じると勝手に動く自分の体に戸惑いながらもあっという間に敵を倒してしまう演技がめちゃくちゃカッコいいです。
そして時折、ヒロインに見せる笑顔にギャップ萌えしちゃってる私でした。
これまであまりアクションのイメージがなかったマット・デイモンですが、この作品でアクション俳優としての肩書も手に入れ、さらに役の幅を広げることとなりました。
マット・デイモン『オデッセイ』で自己最高興行収入を記録!!
2015年に公開された主演映画『オデッセイ』
火星に取り残された1人の宇宙飛行士が自ら持つ知識と工夫でなんとか生き延び地球に戻ろうとする姿を描いた作品。
火星という過酷な環境下の中でジャガイモ畑を作ったりしながらその状況をビデオで記録していく、という決して派手な演出はありませんでしたが、この映画は大ヒットとなり、製作費1億8百万ドルに対し、興行収入が6億3千万ドルと当時のマット・デイモンが出演した映画の中で最も高い興行収入を記録しました!
しかもそれはマット・デイモンに限ったことではありません。
この作品を監督したリドリー・スコットの作品の中でも一番だったんです!
あの誰もが知る『エイリアン』や『グラディエーター』よりもです!
なんだか信じられませんね。『エイリアン』や『グラディエーター』は知ってるけど『オデッセイ』は知らないっていう人の方が多そうな気がしますが、世界ではこんなにヒットしていたとは。
みんなリアルに火星で暮らしたらどんな生活になるか気になったんでしょうか。
マット・デイモン『AIR /エア』が話題!ベン・アフレックと再びタッグ!
『インビクタス/負けざる者たち』や『幸せへのキセキ』、『恋するリベラーチェ』、『フォードvsフェラーリ』、『最後の決闘裁判』など史実をもとにした作品に出演することも多いマット・デイモンが再びノンフィクション作品に登場!
それが世界一有名なシューズ ”エア・ジョーダン“ の誕生秘話を描いた作品
『AIR /エア』(2023)
1984年、業績不振に陥っていたナイキのバスケットボールシューズ。ナイキのCEO フィルから当部門の立て直しを命じられていた社員のソニーは当時まだ試合に出たこともない新人で、しかも他社ブランドのファンだったバスケットボール選手マイケル・ジョーダンに目をつけるとある秘策を持ちかける。
NBAの厳しいシューズ規定を切り抜け、いかにしてあの伝説のシューズが生まれたのか・・。
マット・デイモンは主人公のナイキ社員ソニー・ヴァッカ役を演じ制作にも携わっています。
監督・制作をしているベン・アフレックはナイキCEOのフィル・ナイト役も演じました。
他に
ロブ・ストラッサー(ソニーの上司)役をジェイソン・ベイトマン
デビッド・フォーク(スポーツエージェント)役をクリス・メッシーナ
ジョージ・ラベリング(バスケットボールチームのコーチ)役をマーロン・ウェイアンズ
ハワード・ホワイト(ナイキのバイスプレジデント)役をクリス・タッカー
デロリス・ジョーダン(マイケル・ジョーダンの母)役をヴィオラ・デイヴィス
が演じています。
日本でも大旋風を起こしたエアジョーダンだけにその制作費ははかなり気になりますよね。
既に活躍している選手に目をつけるならわかりますがまだ試合に出たこともない選手に賭けていたなんて・・なんてドラマチックなんでしょうか。
映画にするにはもってこいのな題材ですよね!
今までなかったのが不思議なくらいです。
マット・デイモン 最新出演作『オッペンハイマー』で再びノーラン監督作に!
クリストファー・ノーラン監督作では『インターステラー』に出演したこともあったマット・デイモン。
今回出演することになった映画は
『オッペンハイマー』(2023)
主人公のオッペンハイマーを演じるのは『バットマン ビギンズ』や『ダークナイト』、『ダークナイト ライジング』、『ダンケルク』、『インセプション』などにも出演しているノーラン監督お気に入りのキリアン・マーフィーです。
キリアン・マーフィーの身長や年齢、インスタや妻、出演作を紹介した記事はこちら↓
オッペンハイマーといえば第二次世界大戦中、原子爆弾の製造を指導していたアメリカの理論物理学者。
日本とは切っても切り離せない人物です。
マット・デイモンが演じたのは原爆開発のためにマンハッタン計画を指導したアメリカ陸軍の軍人レズリー・グローヴスという人物。
他に
キャサリン・“キティ”・オッペンハイマー(ロバートの妻)役をエミリー・ブラント
ルイス・ストラウス(原子力委員会の創設委員)役をロバート・ダウニー・Jr
ジーン・タットロック(共産党員の精神科医)役をフローレンス・ピュー
アーネスト・ローレンス(アメリカの物理学者)役をジョシュ・ハートネット
エドワード・テラー(ユダヤ人物理学者)役をベニー・サフディ
が演じています。
原爆を投下された広島や長崎の描写はないそうでオッペンハイマー自身の原爆投下を受けての苦悩やその後水爆開発に反対する様子などに焦点が当てられているようです。
アメリカでは7月21日にすでに公開されていますが、日本での公開はまだいつになるか未定とのこと。
なぜ日本での公開がまだ決まってないのかは分かりませんが、内容が内容だけに何か障害があるのでしょうか。
でもだからこそいつか必ず公開してほしいものです。
マット・デイモンの身長や年齢プロフィールと生い立ちやその俳優人生、主演作や代表作をご紹介しました。
今回ご紹介した作品以外にも同性愛者役を演じた『恋するリベラーチェ』とか、悪役(?)を演じた『インター・ステラー』やパパ役を演じた『幸せへのキセキ』、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『インビクタス 負けざる者たち』などたくさんの出演作がありますが、特にマット・デイモンの俳優人生に影響を及ぼした作品をご紹介しました。
カメオ出演している映画もけっこうあったりして、とにかく「こんな役でも出てるの!?」っていうくらいたくさんの映画に出演しているマット・デイモン。
大学を中退してまで挑んだ作品が予想外の結果になってしまいそれからどんな役でもやると決心したことが売れっ子俳優になった今でも身に付いてしまっているのかもしれないですね。
でもそうした姿勢を見せた方が監督や制作スタッフからはきっと好印象を持たれて後のキャスティングにも良い影響が出るんじゃないでしょうか。
演技力はもちろんですが、自分の作品に出てもらうならどんな役でも全力で演じてくれる俳優のほうがいいに決まってますもんね。
大変な時期が度々訪れていたマット・デイモンですがそれでもいろんな役に挑戦する彼を見ていると本当に俳優という仕事が好きなんだな、というのが痛いほど伝わってきます。
これからもきっと数々のヒット作に出演していってくれることでしょう。
マット・デイモンの妻の正体や馴れ初め、子供たちを紹介した記事はこちら↓
マット・デイモンの彼女だった女性達を紹介した記事はこちら↓
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