ショーン・コネリーの死因は?引退理由はあの大ヒット作の出演を断ったから?

左手を顎につけた男性の顔 アカデミー賞俳優
引用元:diarioc.com.ar

27歳の時、『地獄特急』で映画デビューしてから初代ジェームズ・ボンド役として活躍したショーン・コネリーは2020年に惜しまれつつ亡くなられました。

大変多くの映画に出演しハリウッドを代表する大物ハリウッド俳優の一人に数えられる彼ですが、晩年はその活躍が陰りをみせ、

2012年の『Ever to Excel』でナレーションとして出演したのを最後に引退されています。

今回はそんな

ショーン・コネリーの死因

◎ショーン・コネリーの死去に対する有名人たちやファンの追悼コメント

ショーン・コネリーの引退理由

をご紹介したいと思います。

ショーン・コネリーの死因は?認知症に苦しんでいた?

ショーン・コネリーは公式に発表されている死因は

肺炎、老衰、心房細動による呼吸不全

となっています。

しかし、生前は認知症にも苦しめられていたようで、妻のミシュリーヌは

「それは彼にとっての人生ではありませんでした。末期では自分の考えを伝えることもできなくなっていました。」

と語っています。

しかし、最期は家族に見守られながら旅立ちのだったようで、

「少なくとも、彼は睡眠中に亡くなり、それはとても安らかでした。」

「わたしは彼とずっと一緒にいて、彼はふっとこの世を去ったのです。それこそ彼が望んだことでした。」

とも話しています。

映画の中での強くたくましいショーン・コネリーしか見たことがない私たちからすると病気に苦しみ弱っていく彼を想像するのは難しいですが、それを近くで目の当たりにしていた

家族はさぞつらかったでしょうね。

認知症という症状は本人も側にいる家族もツラい思いをする病気です。

しかも俳優という仕事にかなりの障害にもなります。

もしかしたら認知症の症状が早いうちから現れ始めていて、引退する理由の一つになっていたかのもしれませんね。




ショーン・コネリーの死去に有名人たちが追悼コメント

ピアース・ブロスナン Pierce Brosnan

髭を生やした男性の顔

引用元:zimbio.com

5代目ジェームズ・ボンドを演じたアイルランド人俳優のピアース・ブロスナンは

「サー・ショーン・コネリー、あなたは僕にとって、また大人になり自らジェームズ・ボンドを演じた身としても、最高のジェームズ・ボンドでした。あなたのもたらした映画の輝きは永遠に生き続けるでしょう。」

とコメント。

ヒュー・ジャックマン Hugh Jackman

黒髪の男性の顔

引用元:popsuger.com

『X-MEN」や『レ・ミゼラブル』、『グレイテスト・ショーマン』のオーストラリア人俳優ヒュー・ジャックマンは自身のツイッターに

「ショーン・コネリーに憧れ、大きくなりました。スクリーンの中でも、それ以外でもレジェンドでした。安らかに。」

と投稿。




アーノルド・シュワルツェネッガー Arnold Schwarzenegger

笑顔の男性の顔

引用元:angroovy.gords.com

『ターミネーター』シリーズや『トータル・リコール』、『プレデター』などに出演し、第38代カリフォルニア州知事も務めたアーノルド・シュワルツェネッガーもツイッターに

「ショーン・コネリーさんはレジェンドでした。歴代最高の俳優の一人です。我々みんなに終わることのないエンターテイメントを与え、僕にインスピレーションを与えてくれました。彼がかつて、ミスター・ユニバース・コンテストに出場したボディビルダーだったことだけを言うのではありません。彼はアイコンでした。ご家族にお悔やみを申し上げます。」

と投稿しました。

エドガー・ライト Edger Wright

黒い髭を生やした男性の上半身

引用元:telegraph.co.uk

『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ベイビー・ドライバー』、『ラストナイト・イン・ソーホー』などで監督を務めたイングランド人映画監督のエドガー・ライトもツイッターで

「チャーミングで不死身なラミレス(『ハイランダー悪魔の戦士』)から、ヘンリー・ジョーンズ教授(『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』)まで、マイケル・ベイ監督の最高傑作『ザ・ロック』から、オスカー賞を受賞した『アンタッチャブル』のマロニーまで、ショーン・コネリーは素晴らしかった。今夜は彼のために、ウォッカ・マティーニとウィスキーの夢を。」

と投稿しました。

ケビン・コスナ― Kevin Costner

白い髭を生やした男性

引用元:instyle.com

ショーン・コネリーがアカデミー賞助演男優賞、ゴールデン・グローブ賞助演男優賞を受賞した『アンタッチャブル』で共演したケビン・コスナ―はツイッターに

「今朝ショーン・コネリーの訃報を聞き、世界中の人々と同じように深い悲しみに沈んでいます。ショーンは特に舞台では、作品誇りをもつ巧妙な俳優でした。また非常に現実的でまじめな人でもありました。」

「彼は仕事の上でも素晴らしいキャリアを持つ、昔ながらの紳士でした。」

と追悼しました。




アレック・ボールドウィン Alec Boldwin

笑顔の男性の顔

引用元:imdb.com

アメリカ人俳優のアレック・ボールドウィンは『レッド・オクトーバーを追え!』でショーン・コネリーと共演していて自身のインスタに動画で

 

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「ショーン・コネリーの訃報にお悔やみを言いたいと思います。」

「ショーン・コネリー、安らかにお眠りください。あなたが成し遂げたこと、作り上げた映画。あなたが僕にくれた経験、僕に見せてくれた親切さ。ありがとう。」

と話し、撮影当時 彼のプロフェッショナルな態度と親切だった振る舞いについてや、いつも準備万端で撮影現場に訪れたこと、衣装のレザージャケットを褒めたら自分の分もオーダーするといってくれたことなどショーン・コネリーとの逸話を語りました。

ニコラス・ケイジ Nicolas Cage

男性の顔

引用元:zodiacreads.com

1996年の『ザ・ロック』でショーン・コネリーと共演したアメリカ人俳優のニコラス・ケイジは

「ショーンをすごく敬愛していました。彼と共演したときは最高に嬉しかった。彼の知性、謙虚さ、すごく正直なところは、彼に会って以来ぼくの指標です。彼は友人であり、映画の中の最高の教師です。ドラマ、アクション、コメディのジャンルを一つにまとめ演じた最初の映画スターでした。尊厳を持って、楽々とやりました。マエストロ、さみしくなります。」

とPeople誌のインタビューに答えています。




ロバート・デニーロ Robert De Niro

白髪頭で白い髭を生やした男性の顔

引用元:gettyimages.dk

ショーン・コネリーのアカデミー賞受賞作である『アンタッチャブル』でアル・カポネ役を演じたロバート・デ・ニーロは

「彼は90歳よりもずっと若く見えました。天国で会おう、ショーン。」

とコメントしました。

ダニエル・クレイグ Daniel Craig

男性の顔

引用元:britannica.com

6代目ジェームズ・ボンドとして5つの007シリーズに登場したイギリス人俳優ダニエル・クレイグは

「とても悲しい。ショーン・コネリーはボンドとして記憶されるだろうが、それ以上に多くのことが記憶されるだろう。彼は時代とスタイルを定義しました。彼がスクリーンで演じたウィットと魅力はメガワット級で、原題の超大作を生み出すのに貢献しました。彼はこれから何年もの間、俳優や映画製作者に影響を与え続けるでしょう。」

とUSAトゥデイにコメントしています。

 

ジェームズ・ボンド役を務めた俳優たちはおそらくみんな初代ボンドの演技を参考にしたはずです。

なのでもし会ったことがなかったとしてもショーン・コネリーへの想いは他の俳優より強かったでしょうね。

映画『アンタッチャブル』はショーン・コネリーが007シリーズ以降ヒット作に恵まれないなかで出演し、アカデミー賞を受賞した作品。

この映画での活躍のおかげで俳優としての地位を確立することになります。

そして主演を演じたケビン・コスナ―もこの映画での演技が高く評価されたことで後に数多くのヒット作で主演を演じる売れっ子俳優になられました。

二人にとってこの作品はきっと特別だったはずです。

そんな作品でショーン・コネリーと共演したケビン・コスナ―。

訃報を聞いた時はきっと大きな喪失感に襲われたことと思います。

アレック・ ボールドウィンやニコラス・ケイジのコメントからは共演した当初、ショーン・コネリーがまだ若い彼らを気遣ってあげていたことや俳優としても人としてもお手本となるような存在だったことがわかります。

映画界にとって大きな損失、

ショーン・コネリーの死はその言葉がピッタリといえるでしょう。




ショーン・コネリー 死去 日本のファンたちの反応は?

ツイッターではもちろん多くのファンの方達が彼の死を悼んでいました。

突然の訃報だっただけに「まさか、信じられない!」というような内容も多くとにかくショックを受かる方がおおかったようです。

追悼コメントとともに個人的なお気に入りのショーン・コネリー出演作を紹介する方達が多かったです。

やはり代表作の『アンタッチャブル』や『薔薇の名前』、『レッドオクトーバーを追え!』、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』などが人気のようです。

私のお気に入りの一つはやはり『アンタッチャブル』

主人公の信念に突き動かされ、危険な捜査の協力を決意した警官マローン役を演じ、

最後は息絶える直前までアル・カポネを逮捕するための証人が乗る列車の時間が書かれた紙を必死に主人公に渡そうとするシーンの演技に泣かされました。

 

もう一つは『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』

マローンのキャラとは全然違っていかにも学者って感じの可愛らしいインディのパパ、ヘンリー役。

おっちょこちょいな可愛い一面もありながら信仰心があつく、インディとの掛け合いにちょっぴり笑わせてくれました。

今までの力強いキャラクターとは違うのにしっかりヘンリー役を自分のものにされていたのでこのヘンリー役がショーン・コネリーのイメージになってる人もいたかもしれませんね。




ショーン・コネリーの引退理由はあのヒット作のオファーを断ったから!?

晩年は映画への出演が少なくなり2000年の『小説家を見つけたら』以降はあまり目立った作品には出演していなかったように感じます。

その理由というのがのちに大ヒット作となる二つの映画へのオファーを断っていたからではないか、と言われています。

『マトリックス』シリーズ(1999年~)

引用元:eday.com

コンピュータープログラマーで天才ハッカーのネオ(キアヌ・リーヴス)がある日自分たちの生きている世界は実はコンピューターに支配された仮想現実の世界であることを知らされ、コンピューターの世界から人間たちを解放するためトリニティやモーフィアスとともにエージェントと戦うものがたり。

ショーン・コネリーはローレンス・フィッシュバーンが演じたモーフィアス役をオファーされていましたが断っています。

引用元:esquire.com

その後ヘルムート・バカイティスが演じたアーキネクト役もオファーされましたが、こちらの役も断りました。

その理由は「この映画を理解できなかったから。」というもの。

確かに当時わたしも、「人間は実はみんな機械につながれていて仮想の世界を見させられているだけ」というくらいしか理解できていなかったかもしれません。

それよりもネオが銃弾を避けるシーンで使われたバレットタイムという撮影技術がとにかくすごくてカッコよかったので映画の内容が多少わからなくても十分楽しめたんですよね。

ただショーン・コネリーからしてみたらあまりに現実離れしていて役に入り込めないと思ったのかもしれません。

演技にこだわる俳優さんならそう思うのは当たり前ですけど。

しかし、のちにこの映画は世界中で大ヒット!

一作目は4億6千万ドルという興行収入を記録し、視覚効果賞、編集賞、音響賞、音響編集賞などアカデミー賞4部門を受賞しました。

そして続編に『マトリックス リローデッド』、『マトリックス レボリューションズ』と続き、2021年には最新作『マトリックス レザレクション』も公開されました。

社会現象を巻き起こすほどの人気作への出演を断ってしまっていたショーン・コネリー。このときどんな気持ちだったんでしょうかね。




『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(2001年~)

引用元:Pinterest.jp

冥王サウロンを滅ぼすためホビットのフロド・バキンズが仲間たちと共に不思議な魔力を持つ指輪を火山に捨てるための壮大な旅のものがたり。

ショーン・コネリーがオファーされたのはイアン・マッケランが演じていたガンダルフ役。

引用元:Pinterest.jp

フロドたちやサウロンに立ち向かう者たちを助けるために遣わされた魔法使いです。

個人的にマトリックスのモーフィアスよりこのガンダルフのほうが存在感があって白い髭がよく似合うショーン・コネリーに合ってるような気がしました。

しかし、この映画への出演も「脚本が理解できなかった。」という理由で断っています。

断った理由にこういったファンタジックな作品が主流になることを嫌ったためとも、製作費が膨大で失敗することが見込まれていたためとも言われています。

ですが、こちらの映画のまたも世界的大ヒットになります。

一作目は制作費が2億8千百ドルだったのに対し、興行収入は29億千7百万ドルというものすごい記録をだしました。

しかもこの映画でガンダルフを演じたイアン・マッケランは一作で10億円のギャラを手にし、しかも興行収入の15%を手にしたといいます。

引用元:Pinterest.jp

それが3部作なので単純にこの3倍を受け取っているということ。

しかもしかも『ロード・オブ・ザ・リング』の前章となる『ホビット』シリーズの三部作にもガンダルフ役で出演しているので全部でもの凄いギャラを手にしているわけです。

まあ、ショーン・コネリーはギャラのことなんて気にしてないと思いますが、自分が出るかもしれなかった映画がここまで人気作になったと思うと少しは後悔したかもしれませんね。

ハリー・ポッターでアルバス・ダンブルドアを演じた故リチャード・ハリスは最初ダンブルドア役を断るつもりでいたそうですが、孫娘から「もしおじいちゃんがダンブルドア役を断ったらこれから一生口をきかない!」と言われ、しぶしぶオファーを受けることになったという可愛いエピソードがあります。

ショーン・コネリーにもこんな出来事があったらガンダルフを演じることになっていたかもしれませんね。

ショーン・コネリーが引退したのはこのように自分が出演を断ってきた映画の思いがけないヒット、しかも超が付くほどの大ヒットが彼に精神的なショックを与えていたことが原因だったのではと考えられます。




ショーン・コネリーの死因と引退理由をご紹介しました。

引退した本当の理由は本人が直接話したことではないのではっきりとはわかりませんが、これだけ出演を断った映画がヒットしちゃうと自分には作品を観る目がないのかとも思っちゃいますよね。

それとも上でも書いた通り認知症による自分の記憶力の変化など自覚症状がでてきたことが一番の引退理由かもしれませんね。

 

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