2022年の5月20日(金)、金曜ロードショーでなんと25年ぶりにあの名作『ショーシャンクの空に』が地上波放送されました!
しかし、『ショーシャンクの空に』の上映時間は2時間22分。
そして放送時間もほぼ同じ2時間20分ほど。つまりコマーシャル分はカットされたということです。
「どうか、ノーカットバージョンで!」と祈りましたが、願いはとどきませんでした。
というわけで今回は
映画『ショーシャンクの空に』の金曜ロードショーでカットされたシーンや消されてしまったレッドの語りをご紹介したいと思います!
- 『ショーシャンクの空に』カットシーンはこんなにあった!消されてしまったレッドの語りもご紹介!
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【妻と愛人の情事のシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【裁判長の登場シーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【ノートン所長の目配せシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【消毒薬まみれになるシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【ハドレーの暴力シーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【レッドが賭けに負けたシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【シャワーシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【雪のシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【相続税を免除する方法を教えたときのシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【聖書の一説を言うシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【カラスのジェイクに話しかけるシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【看守の相談にのるシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【仮釈放2回目のシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【アンディからハーモニカをもらうシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【マリリン・モンローのポスターのシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【レッドが静かにハーモニカを吹くシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【ノートンが真犯人のことを聞いたときのシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【映画館でのシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【アンディにあげる石を探すシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【トミーの合格通知書をレッドが見たときのシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【アンディが懲罰房に入れられている時のシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【レッドが中庭にいるアンディに歩み寄るシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【ノートンがピストル自殺するシーン】
- 『ショーシャンクの空に』カットシーン 【エンドロール】
『ショーシャンクの空に』カットシーンはこんなにあった!消されてしまったレッドの語りもご紹介!
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【妻と愛人の情事のシーン】
映画の冒頭、アンディが妻とその愛人を殺した容疑で裁判にかけられていますが所々で事件当夜のアンディの回想が流れます。地上波では映っているのはアンディだけです。
実際は、妻と愛人の情事のシーンも入っていました。
短いシーンではありましたが、地上波ではちょっと刺激的過ぎて流せなかったというのが理由かと思われます。
映画は大体こういうシーンがあるもんですけどね。老若男女観ている可能性がある金ローでは放送する映画が限られるのはこのせいもあるんでしょう。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【裁判長の登場シーン】
アンディの裁判のシーン。地上波では検察官とアンディのやり取りしか映っておらず、裁判長は判決を下す声しか登場していません。
実際は、判決を下す前に裁判長の顔が映っており、アンディに対して「あなたは冷酷な人だ。見ていて恐ろしくなる。」とアンディに批判的な言葉を浴びせています。
裁判長のシーンは・・まぁ、なくても大丈夫だったかもしれません。(笑)
ちなみにこの方、ジョン・ホートンというカナダ出身の俳優さんです。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【ノートン所長の目配せシーン】
アンディが有罪判決を受け、他の囚人たちと共に鎖につながれて初めて建物内に入り整列します。
所長であるノートンが聖書を重んじるようにと諭し、「他に質問は?」と新人の囚人たちに質問します。
するとあろうことか囚人の一人が「メシはいつです?」などという軽率な質問をなげかけてしまいます。
地上波では質問のすぐあとに刑務主任のハドレーがその新人囚人を警棒で殴りにいってます。
実際は、ハドレ―が殴りに行く直前にノートンがあきれた顔でハドレ―刑務主任に無言の「思い知らせてやれ」的な視線を送っています。
このハドレ―を通して成敗するノートンのやり方から「二人で一つの悪」という関係性が垣間見えます。
他にもアンディがレコードを流した時や、ボグズがボコボコにされる時、トミーが殺される時などでも見られましたよね。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【消毒薬まみれになるシーン】
上記したすぐ次のシーン。
地上波では消毒薬にまみれ、まっぱ姿で自分たちの独房へ入っていくシーンに入ります。
実際はその前に消防士が使うようなホースから出る水を当てられ、白い消毒薬を体の前と後ろにかけられるシーンが入っていました。
このシーンから囚人という立場になるとこんな手荒な扱いを受けるようになる、というのがわかります。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【ハドレーの暴力シーン】
アンディがショーシャンクにやって来た初日の夜。
ヘイウッドにからかわれて泣き出した太っちょの新人囚人はハドレーに引きずり出され警棒でめった打ちにされます。
地上波では太っちょ新人囚人が意識を失うとすぐに場面は食堂シーンに切り替わりますが、
実際は意識を失った後、ハドレーが身なりを正し、騒ぎ立てた囚人たちに
「いいか。この後一言でも声がしたらキリストに誓ってもいいがお前ら全員診療所行きになるぞ!一人残らずだ!」
と囚人たちを脅し、他の看守に
「片付けておけ。この脂肪の塊(太っちょ囚人)は診療所へ運ばせろ。」というセリフを言っていました。
人の心なんてないハドレーの非情さがわかるシーンでした。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【レッドが賭けに負けたシーン】
ヘイウッドの言う通り、太っちょの新人囚人が泣き出しハドレー刑務主任がボコボコに殴ります。
実際はそのあとレッドが賭けに負け、牢の外をじっと見ているシーンが入っていました。
そしてレッドの
「アンディに賭けて俺は負けた。彼は実に静かだった。」
という語りが入っていました。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【シャワーシーン】
アンディが初めて食堂で朝食をとった後、地上波ではすぐ洗濯場のシーンに入っていますが、
実際は囚人たちのシャワーシーンが入っており、そこでシャワーを浴びているアンディに近寄ってきたゲイのボグズが「友達になってやろうか?」と誘ってきていました。
食堂でアンディに目をつけたボグズが初アピールしたシーンだったので、カットされたのは個人的にはちょっと残念なシーンでした。
ボグズの怪しい雰囲気にゾクッとさせられます。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【雪のシーン】
アンディが洗濯用の漂白剤を一人で倉庫に取りに行くとボグズたちが待ち構えており襲われます。
地上波ではそのすぐあとに屋根にタールを塗るシーンに切り替わります。
実際は作中唯一の雪が降っているシーンや、
オネエたちと再び戦っているシーン。疲れ切った表情で洗濯作業するシーンが入っていました。
そのときのシーンのレッドの語りは
「しばらくはそんな具合に過ぎた。刑務所の生活は決まりきってた。同じことの繰り返しだ。アンディは新しい生キズが絶えなかった。
三人組につけ狙われ、時には追い払うことが出来たが、時にはやられた。アンディの毎日はその繰り返しだった。最初の2年間が彼にとっては
最悪だった。そしてもしそれがそのまま続いていたらおそらくアンディはボロボロになっていただろう。ところが1949年の春、風向きが変わった。」
そしてノートン所長がプレート工場の屋根の塗り替え作業をしたい者を12名募集するというシーンに入り、
「これは屋外の作業で5月といえば、外で働くには一番いい月だ。100人以上が志願した。」
そして自分たちの名前が呼ばれるようにレッドが看守になにやら耳打ちします。
「ほぅら、この通り。俺と仲間たちの名前がちゃんと呼ばれた。賄賂は一人につきタバコ1箱。俺の手数料2割はもちろん頂いた。」
このシーンではレッドと看守たちの間でも賄賂が成り立っていることや、アンディの名前も呼ばれていることから、もうアンディはレッド達の仲間に入れたことがわかります。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【相続税を免除する方法を教えたときのシーン】
プレート工場の屋根のタール塗りをしているシーン。
ハドレ―が兄弟の死で相続する遺産の多くを相続税で取られてしまうと嘆いていると、アンディが税金免除の方法を教え、手続きは自分がするから仲間に3本ずつビールをごちそうしてほしいと言う、この映画の名シーンの一つです。
地上波ではアンディの話が終わるとすぐビールを飲むシーンに切り替わっています。
実際はハドレ―がアンデイのつかんだ胸ぐらを放して仕事に戻らせるシーンがほんの数秒ですが入っています。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【聖書の一説を言うシーン】
アンディの部屋にノートン所長とハドレーたちが抜き打ち検査をしにくるシーン。
ノートンがアンディが持っていた聖書を手に取り、「これを読んでいるとは感心だ。」と褒めていました。地上波ではそのあとすぐに「経理に詳しいそうだな。」と仕事の話を切り出しています。
実際はその前に
ノートン:「好きな一説は?」
アンディ:「‟起きてなさい。いつ主が戻るかわからない。”」
ノートン:「マルコ伝 13章35節。私も好きだ。だがもっと好きなのは ‟私は世の光。私に従うものは命の光を得る” 」
アンディ:「ヨハネ伝 8章12節。」
という会話がなされていました。
ノートンの好きな一説の「私」がまるで自分のことを言っているように聞こえてイヤな感じがしました。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【カラスのジェイクに話しかけるシーン】
図書係の助手に任命されアンディがブルックスのいる図書館に行きます。
地上波ではすぐにブルックスが現れ、カラスのジェイクは出てきてません。
実際はブルックスに会う前にアンディがジェイクと対面して「ジェイク、ブルックスは?」と聞いています。
この時が昔食堂で芋虫をあげたヒナの大きくなった姿が初めて登場したシーンででした。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【看守の相談にのるシーン】
ブルックスとアンディが図書館にいるとき、ディ―キンズという看守が訪ねてきて「子どもの教育費を有利な信託基金にしたいんだが。」と相談にやってきます。
地上波ではそのあとすぐに食堂シーンに切り替わります。
実際はアンディがブルックスに紙とペンを用意させ、机とイスを出し、ディ―キンズと向かい合って座るところまであります。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【仮釈放2回目のシーン】
アンディがレコードを流したことで2週間の懲罰房行を受けます。その後食堂で皆に久々に再開すると音楽のすばらしさや希望を忘れないことの大切さを話し始めます。
しかし、レッドは希望は危険なものだと言ってその場から立ち去っていました。
地上波ではそのあと
図書館の壁を壊すシーンに入っていましたが、
実際は二回目(作中では)の仮釈放審査を受け、また却下されたシーンが入っていました。
一回目の時はちょっと緊張気味でしたが二回目は余裕のある感じで一回目のセリフを復唱しているだけの印象でした。
別に仮釈放になんかなりたくないと言うかのように。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【アンディからハーモニカをもらうシーン】
仮釈放審査に落ちた後にも
広場でアンディが「仮釈放却下祝いだ。」といってレッドにハーモニカを渡すシーンが入っていました。
昔、レッドが「ハーモニカを吹いた時があったがもうやめた。」という話を聞いて希望を捨てさせないために他の調達屋に頼んでアンディがプレゼントしたシーンです。
レッドが静かに笑顔でお礼を言うのがジーンときました。
二人の友情を改めて感じられるシーンだったので出来ればカットしてほしくなかったです。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【マリリン・モンローのポスターのシーン】
ハーモニカのお返しをするかのようにアンディが部屋へ戻ってみるとベットにポスターが置いてあり
開いてみるとマリリン・モンローのポスターでした。
アンディはリタ・ヘイワースからマリリン・モンローに貼り換え、そのマリリンを眺めるというシーンがありました。
添えられた手紙には
「A NEW GiRL FOR your 10 year ANNiVERSARY RED」
(10周年記念に新しい女優を レッド)
と添えられていました。
リタ・ヘイワース、マリリン・モンロー、ラクエル・ウェルチと時代の流れがわかるようにポスターの女優達が変わっていっているのに、このシーンをカットしたことで時代がちょっとすっ飛んじゃいましたね。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【レッドが静かにハーモニカを吹くシーン】
上記のすぐあと
レッドは自分の部屋でほんの一吹きだけハーモニカを吹いているシーンがはいっていました。
刑務所で楽器なんて吹いたらそれこそ没収されちゃいます。
しかし、ハーモニカの音を久々に聞きたくなったのかもしれません。
レッドはわざわざ皆が寝静まった時間帯にほんの一吹きだけ吹きました。
あまり感情を表に出していませんがハーモニカを貰えたこと、すごく嬉しかったんじゃないでしょうか。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【ノートンが真犯人のことを聞いたときのシーン】
トミーが依然入所していた刑務所で会ったというエルモ・ブランチという男が妻を殺した真犯人だとわかりノートン所長のところへアンディが報告に行きます。
地上波では、すぐに「いいか、これは明らかにトミー・ウィリアムズの作り話だ。」と言っています。
実際はその前に「今の君の話を聞いて実に驚いた。君がそれを信じたという点にだ。」と言ってます。
このシーンを観たとき違和感を感じました。所長がこう言うのは目に見えてたのに、アンディはなんで報告しに行っちゃったのか・・。
トミーが危険な目に遭うのも想像できそうでしたけどね。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【映画館でのシーン】
アンディが映画館にいるレッドにリタ・ヘイワースを注文します。
地上波では了解を得て、すぐに映画館の外のシーンに切り替わりますが、
実際は、アンディが映画館の中を歩くシーンが数秒はいっていました。
ここは元は礼拝堂だったところをこの映画のために映画館に作り直したものでこのシーンではその全体像が見られました。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【アンディにあげる石を探すシーン】
ボグズにやられ、1か月診療所に入院していたアンディのためにチェスの駒用の石を見つけてあげようとレッドが提案します。
地上波ではそのあとすぐに集めた石が映されていましたが、
実際は土を耕す野外作業の時に、仲間たちと石を探すシーンが入っていました。
このシーンではヘイウッドが石と間違って馬のフンが固まったものを見つけ、みんなに笑われるというコミカルなシーンも入っていました。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【トミーの合格通知書をレッドが見たときのシーン】
トミーに教育委員会から高卒試験の合否通知が届きます。
トミーは自分では見ずにレッドが封を開けていました。
地上波ではそこですぐ懲罰房に入っているアンディの場面に変わります。
実際はレッドが通知を見て「へえ、たまげた。」というセリフを言っているとこまで入っています。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【アンディが懲罰房に入れられている時のシーン】
懲罰房に1か月という長い間入れられていたアンディの元にノートン所長がやってきてハドレ―に撃たれたトミーのことを話すシーン。
ノートン所長が帰り際、看守に「もう一か月考えさせろ。」と言って去っていきます。
地上波ではハドレ―が扉をゆっくり閉めて真っ暗になって次の場面になります。
実際は扉が閉まった後ほんの少しの光の中でボロボロになったアンディの姿が数秒映っています。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【レッドが中庭にいるアンディに歩み寄るシーン】
アンディが懲罰房から出てレッドと中庭の片隅で座って刑務所から出れたら何をするか話すシーン。
地上波ではすでにアンディの隣にレッドがいました。
実際は横からのアングルでレッドがアンディに歩み寄っていくシーンが直前に入っています。
監督はこのカットされたシーンを
「構図がいい。光が刑務所の壁を照らしているのも気に入っいる。」
と言っていました。
ほんの数秒ですが、監督が気に入ってたシーンを一部削っちゃったのは残念ですね。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【ノートンがピストル自殺するシーン】
ノートンの悪事が暴かれ、警察に追い詰められたノートン所長は自分のデスクで自らの顎の部分を撃ち自殺します。
地上波では撃ったあと拳銃が床に落ちたところで終わっています。
実際は顎に穴が開いたノートン所長の姿も映されていました。
これは時間的な理由と言うよりショッキングな映像だったためにカットされたのかと思われます。
そしてこの部分でのレッドの語りは
「所長の頭を最期に通り抜けたのは拳銃の弾ともう一つ、アンディはどうやって自分を出し抜いたのかという疑問ではなかっただろうか。」
でした。
『ショーシャンクの空に』カットシーン 【エンドロール】
金曜ロードショーではお馴染みのようですが、
ラストに流れる映画製作に携わった方達の名前が途中までしか流れていませんでしたね。
監督のこんな言葉があります。
「見えない細部にも大勢の労力と時間がつぎこまれ作品の舞台を作っていることを言っておきたい。
彼らはまさに縁の下の力持ちだよ。
映画はなぜ高い製作費が必要か。
エンド・クレジットに大勢の名前が挙がるのはなぜか。
多くの人が貢献してるからだ。 」
映画製作は私たちが顔を見ることもないたくさんの人々の尽力の上で成り立っていることを監督は知ってもらいたかったんですね。
そんな大事な人々の名前をカットしちゃうっていうのもやはり残念なことかもしれません。
映画に関係したスタッフはみんな名前を出さなきゃいけないみたいな決まりとかありそうなもんですけどね。
食品の原材料みたいに。
ちなみに
金曜ロードショーで流されたエンドロールに最後ギリギリ出た名前
誰かわかりましたか?
Guard Dekins BRIAN DELATE
(ディーキンズ看守 ブライアン・ディレイト)
アンディに図書館で「子どもの教育費を有利な信託基金にしたいんだが。」と相談にきたディーキンズ看守役を演じたブライアン・ディレイトというアメリカ人の俳優さんの名前でした。
ちなみにアンディがショーシャンク刑務所に初めてきた日の夜、ハドレーに殴られ死んでしまった太っちょの新人囚人いましたよね?
あの名前さえ無いかわいそうな役を演じたのはフランク・メドラノというアメリカ人俳優さんです。

引用元:eiga-pop.com
しかし、エンドロールでの役名が
Fat Ass (太ったお尻)
となってたのでこれまたちょっとかわいそうな感じがしました。
ただ ass という単語は色々な意味があるそうなので(みんなあまりいい意味ではないですが)ほんとはどういう意味でこう表記したのかは定かじゃないです。
いかがだったでしょうか。
ほんの数秒削ったシーンもあれば、タール塗りの抽選会シーンや石と間違えて馬のフンを拾っちゃうシーンのように大幅カットされているとこもありました。
私は馬のフンの件が好きだったのでかなり残念でした。
フランク・ダラボン監督は放映時間のことや削除したシーンついてこう話していました。
「‟完全版を作らないか”とよく聞かれるが これがそうだ。契約では2時間の約束だったが削除できなかった。2時間22分になったがキャッスルロックは許可を出してくれた。
当時の社長シェイファー、後のワーナーの社長、アラン・ホーン。予算管理担当のリズもいた。監督の経験を積めたのはキングのお陰だと言ったが、彼らにも感謝している。
―中略ー
何年もの間 多くの人から尋ねられたことの1つが‟DVD発売に伴い削除シーンを公開するか?”既にお気づきと思うが答えはノーだ。削除したのは気に入らなかったからだ。
そんなひどいシーンは見せたくない。見たい人には申し訳ないが公開しない。僕にとって汚れた下着を見せるようなものだ。」
この言葉からもわかる通り、
監督にとってこの作品にはもうプラスするシーンもなければカットしていいシーンもない、まさに完全版
なのです。
それを所々カットするのはやはりいいことではありませんよね。
金曜ロードショーでも映画が終了した後、「完全版はこっちを観てね」と言わんばかりに『ショーシャンクの空に』はHuluで観ることが出来ると誘導していました。
まぁ、どんな映画かとりあえず観てみたいという人は金ローを観て、それでおもしろかったらそこで満足するのではなく完全版を是非観てみてほしいと思います。
とりあえず、『ショーシャンクの空に』は絶対完全版も観てほしいです!
『ショーシャンクの空に』の裏話やアレン・グリーンについての記事はこちら↓

『ショーシャンクの空に』の個性的な役を演じた俳優たちについての記事はこちら↓

『ショーシャンクの空に』の名言や手紙、レッドの語りを紹介した記事はこちら↓

『ショーシャンクの空に』を考察。アンディ犯人説を否定する根拠や映画の矛盾点、疑問点などを紹介した記事はこちら↓

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