『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルン役で大ブレイクし、その後は多くの作品で主演を務めている
ヴィゴ・モーテンセン
年を重ねてさらにかっこよくなっているイケオジ、枯れ専俳優として今なお女性達を魅了し続けています。
そんなヴィゴ・モーテンセンの口元に注目してみると左側の唇の上のあたりに傷があるのに皆さんは気付いていらっしゃいましたか?
今回は
◎口唇裂がどんな病気か
◎ヴィゴ・モーテンセンの口の傷は口唇裂という病気の痕なのか
◎ヴィゴ・モーテンセンの口の傷の原因
◎ヴィゴ・モーテンセンと同じく口唇裂を疑われたオスカー俳優
◎口唇裂のキャラクターが出る映画
をご紹介したいと思います!
口唇口蓋裂ってどんな病気?
ヴィゴ・モーテンセンの顔を改めて見てみるとあんまり目立ちませんが上唇の左上に傷があるのがわかりますよね。
これを見た人の中で
ヴィゴ・モーテンセンは「口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)」という病気だったのでは?
というウワサが流れました。
口唇口蓋裂とは・・
「先天性異常の一つであり、軟口蓋あるいは硬口蓋、またはその両方が閉鎖しない状態の口蓋裂と口唇の一部に裂け目が現れる状態の口唇裂(唇裂)の総称。」(引用元:wikipedia)
硬口蓋とは、口の中の上の部分(前歯の後あたり)の硬いところをいって、
軟口蓋とは、そのまた奥の方の柔らかい部分をいいます。
分かりやすく言うと
生まれつきその硬口蓋、軟口蓋のどちらか、もしくは両方が裂けているのが「口蓋裂」
生まれつき上唇から鼻にかけて裂け目が入っている状態を「口唇裂」といい
二つを合わせて「口唇口蓋裂」といいます。
見た目がウサギの口のように見えるため「兎口」とも呼ばれたりします。
症状は裂け目が一つで上唇から鼻にまで達していない「片側不完全」と、鼻まで達している「片側完全」、そして裂け目が二つでそれが鼻にまで達している「両側完全」というのがあります。
この病気の発生率は日本では500人に一人と言われています。
手術をすれば成長とともにほとんど目立たなくなりますが、鼻から上唇にかけて線が入ったように傷痕が残る場合も多いようです。
でも見た目が痛々しく放置すれば生活にも支障をきたす病気なので手術で裂け目がなくなるのであればやらないという選択肢はないでしょう。
ヴィゴ・モーテンセンの口の傷の意外な原因とは?
ではヴィゴ・モーテンセンの上唇にある傷はこの病気のためのものなのか・・。
結論をいうと
ヴィゴ・モーテンセンは口唇口蓋裂ではありません。
唇の辺りまでしっかり傷が入っているため一見口唇口蓋裂の痕のように見えます。
しかしこの傷は
ヴィゴ・モーテンセンが大学一年生の時にハロウィンパーティーで泥酔するほどお酒を飲みそのはずみで有刺鉄線に倒れ込んで上唇の部分をほぼ切断してしまったときの傷痕。
なんだそうです。
死ぬほど痛かったんじゃないかと心配してしまいますが、泥酔していたのが幸いして傷を縫う時でさえ麻酔が要らなかったほどだったといいます。
想像するだけでもゾッとしてしまうアクシデントですよね。
ちなみにこの時ヴィゴ・モーテンセンは「アラジン・セイン」の時のデヴィッド・ボウイの仮装をしていたそうで
コレ↓↓↓
この格好で顔を血だらけにした男が担ぎ込まれてきたら病院スタッフも
「やべえヤツが来た。」
と思ったんじゃないでしょうか。(笑)
ヴィゴ・モーテンセンがこんな風に酔ってしまうなんてちょっと意外ですが大学生ともなれば羽目を外しちゃっても仕方ないかなと思います。
あのオスカー俳優も口唇裂!?
『ジョーカー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した
ホアキン・フェニックス
実は彼にもヴィゴ・モーテンセンと同じように上唇に傷があります。
そのために口唇口蓋裂を疑われたことがありました。
ただホアキン・フェニックスの場合もこの病気の傷痕ではなく生まれつきあったものだそうです。
ホアキン・フェニックスの口の傷や口唇口蓋裂への発言で非難を受けた大物司会者について書いた記事はこちら↓
口唇裂のキャラクターが登場する映画があった!
口唇口蓋裂のキャラクターが登場する映画なんてなかなか出会わないと思うんですけど、私が数ヶ月前に観た映画に口唇口蓋裂の少女が出てきていたのを思い出したのでご紹介します。
その映画というのはM・ナイト・シャマラン監督作
『KNOCK 終末の訪問者』
あらすじを簡単に言いますと
この作品に登場するウェンというアジア系の女の子が口唇口蓋裂だったという設定になっています。
訪問者の一人と最初に出会った時には「その傷はどうしたの?」と聞かれていました。
エリックとアンドリューがまだ1歳にも満たないウェンを施設に引き取りに行くシーンもあるんですがその時はまだ治療されておらず兎口の状態のウェンが映し出されています。
ただなぜ彼女を口唇口蓋裂という設定にしなければならなかったのかは作品を見てもわかりませんでした。
気になる方は是非観てみてください。
ただ訪問者達が死ぬシーンはかなりショッキングなので苦手な方にはオススメしません。
いかがだったでしょうか。
口唇口蓋裂についてやヴィゴ・モーテンセンの口の傷の原因、
ヴィゴ・モーテンセンと同じく口唇口蓋裂を疑われた俳優、
口唇裂のキャラクターが登場する映画をご紹介しました。
ヴィゴ・モーテンセンのあの口の傷がまさか酔っ払ってできたものとは驚きましたね。
スクリーンに顔を晒せないくらいの傷痕にならなかったのは不幸中の幸いってもんです。
若い頃だったから傷の治りも良かったのかもしれませんね。
現在は60代となったヴィゴ・モーテンセン。
くれぐれも気をつけてほしいものです。
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