ダニエル・ロンドン、『マイノリティ・リポート』にも出演!ドラマ版にも!

アメリカ人俳優ダニエル・ロンドンが出演している映画『マイノリティ・リポート』と『パッチ・アダムス』のあらすじを感想とともにをご紹介します。

ダニエル・ロンドン プロフィール

ダニエル・ロンドン
1973年生まれ(48歳)
アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピッツバーグ出身
俳優

1995年に大学を卒業しニューヨークで俳優活躍をスタートさせ
2004年にはシンガーソングライターのミーガン・レイリーと結婚しています。

ダニエル・ロンドン 映画『マイノリティ・リポート』あらすじ

2054年、ワシントンD.C.。女の子のアガサ、双子のアーサー、ダシールの3人の予知能力によって犯罪を予知し未然に防ぐ犯罪予防局が設置され、1ヶ月で殺人発生率は90%減少。1年で首都の殺人をなくすという成果を出していました。
予防局のチーフであるトム・クルーズ演じるジョン・アンダートンはこの日予知能力者(プリコグ)が宣言した殺人犯の名前と予知夢の映像を頼りに操作を進めます。

計画的な犯行なら4日前に予知できますが激情による犯行だと予知が遅れるためタイムリミットが迫る中、ジョン・アンダートンはようやく犯行現場を突き止め不倫していた妻を殺そうとしていた男をギリギリのところで逮捕します。

犯行におよぼうとしていた者たちは“天使の輪”と呼ばれる器具を頭に取り付けられ眠りに落ち格納室のようなところに収められます。

ダニエル・ロンドン演じるウィリーはプリコグの世話をする役で常に彼らの体調を管理していました。

ある日、予知夢による犯罪捜査が本当に有効かどうか調べるため司法省の査察官ウィットワーが予防局の捜査の様子を見にきます。逮捕されるのはまだ法を犯していない者、だから犯罪予防は法的に問題があると言いこのシステムを疑問視していました。

ジョンは6年前、息子を誘拐されていて、そのことから自暴自棄になり薬に手をつけていました。
そんな彼にウィットワーは目をつけ、身辺を探っていたのです。

ジョンがプリコグとだけになった時、アガサが突然ジョンに抱きつき、ある女性が殺される映像を見せます。その映像には不審な点がいくつかあったためジョンは念のため局長のラマーに報告します。

後日プリコグ達は今はもう滅多にでなくなった“計画的犯行”を予知し、ジョンが映像を分析しているとそこに映し出されたのはなんと知らない男を拳銃で撃つ自分の姿でした。

ダニエル・ロンドン 映画『マイノリティ・リポート』感想

この映画を作った人は本当に未来に行って見てきたんじゃないかと思うほど完ぺきなシステムの仕組みや役者達が使いこなす天使の輪やスパイダーと呼ばれる勝手に相手の網膜をスキャンする蜘蛛型ロボット、首に押しつけると嘔吐してしまう警棒などありそうだけど今はまだない、まさに近未来の道具が次々出てくるのが見てておもしろいです。

プリコグが犯人の名前を宣言するとロボットが木の玉に名前を彫り入れ、発作的な犯行の時は赤い玉。計画的な犯行の時は茶色い玉として出てきます。
木の木目は同じものがないため偽造は不可能。

こんなシナリオどうやったら思いつくんだろう・・って感じです。

未来の設定とはいえ現代の風景も交えた背景やスピーディでムダのないストーリー展開も観てる側を飽きさせない作りになっています。

ダニエル・ロンドンが演じたウォリーはいいやつですがプリコグたちを管理するただの科学者ではなくアガサをまるで自分の恋人のようにデリケートに扱うキャラクターで作られてるのも良かったです。

この時代に適応出来なかったであろう裏社会で生きる人間の存在も描かれていて逆にこういうところに現実味を感じました。

システムが完璧とはいえ予知している子供達も人間。100%完ぺきということはないですよね。
その時点でこのシステムって危うい気が・・。
いくら100人、1000人の殺人犯を捕まえたとしてもその中に1つでも冤罪があったらもうやるべきではないですよね。当たり前ですが。
ウィットワーの言うことは一理あるなと思いました。

心に深い傷を負いながらも息子を失った悲しみを払拭するかのように仕事をし、それでも薬なしには生きられなかったジョンの苦悩が胸に刺さる映画です。

ダニエル・ロンドン 映画『パッチ・アダムス』あらすじ

1969年 アメリカ フェアファックス病院の神経科にロビン・ウィリアムズ演じるハンター・アダムが自殺癖の症状で自ら入院してきました。

同室のルディはリスが襲ってくるからベッドから離れられないと主張、トイレにも行けません。
そんな彼の言葉にハンターは耳を傾け、一緒にリスを退治するフリをしてあげます。すると見事に撃退!ルディは無事トイレに行けたのでした。

入院患者の中にアーサー・メンデルソンという天才的頭脳の持ち主だった元実業家がいて彼の部屋を訪れるとデスクに置いてあった紙コップに穴が空いていてコーヒーが漏れていたのでテープで止めてあげると、君のあだ名はパッチだ、とアーサーは言いました。そして「人が見ようとしないものを見れば新しい世界が見えてくる。」と教えてくれます。

ルディやアーサーとの交流をきっかけに医者になろうと決心したパッチは2年後ヴァージニア医科大に入学します。
そこでダニエル・ロンドン演じるさえない学生のトルーマンと意気投合し仲良しに。

3年生になるまで患者と接してはいけない規則に疑問をもちルールを破って白衣を着て小児科病棟に潜りこんだパッチは浣腸用のバルブやゴム手袋、オマルを使って扮装し子供たちを笑わせます。
その後も病室に何度も訪れ子どもたちを喜ばせるパッチ。とても勉強しているように見えませんが成績はトップクラス。そのことや日頃の彼の患者を想う行動にパッチが思いを寄せるカリンも好感を持つようになります。

しかし、ルールを無視する彼を面白く思わない学部長のウォルコットはパッチを病院から追い出してしまいます。

しかし、学長のアンダーソン博士はパッチの風変わりな治療法で患者は喜び、薬の投与量も減ったという報告を受けて、授業の一環としてなら病院に行くことを許すと言ってくれます。

それからパッチはお金を借り、山に土地を買ってトルーマンやカリンと協力して貧しい人でも治療してもらえる“お元気でクリニック”なるものを作り、たくさんの病人や心を病んだ患者を暖かく迎え入れます。

ダニエル・ロンドン 映画『パッチ・アダムス』感想

パッチ自身も幼い頃に父親を亡くし、やりがいを見出せる仕事にも就けず、自殺という道を選んでいますが、そんな彼だからこそ心に傷を負った人たちの気持ちに優しく寄り添えたのでしょう。

でもそれだけじゃなくて彼には人を笑顔にする才能もありました。こればかりはいくら医学の知識や医術があっても学べることではないのでやはり彼だからこそ出来た治療法だったのかもしれないです。
ダニエル・ロンドンが演じたイケてないけどパッチに共感し力になってくれたトルーマン、弱々しくパッチのテンションに押されながらも信念を貫こうとするキャラクターが光っていたと思います。

私は皮膚が弱く、よく皮膚科へ行くのですが、こんなに親身に話を聞いてくれる先生はなかなかいないです。その症状に効く薬は出してくれますが、なぜこの症状が出たかまでは探ってくれないのです。そんなことしてたら患者の回転が悪くなるからなのか。確かに順番が早く回ってくるのはありがたいですが、親身になって話を聞いてもらえる、それだけでも薬になるのに。

パッチ・アダムスは実在したお医者さんです。
病院に入院していたとき自分を救ったのは先生ではなく患者だった。彼らを治すことで自分も癒された。という彼の言葉には感動しました。
人を救うために生まれてきたような方ですね。

実際、人を笑わせることが好きだというロビン・ウィリアムズにピッタリの役柄だったと思います。

ダニエル・ロンドン ドラマ版『マイノリティ・リポート』でも同じウォリー役で出演!

ドラマ版『マイノリティ・リポート』の舞台は映画の10年後を描いています。
新たなプリコグの1人であるダッシュが予知夢に苦しんでいる中、女性刑事のララが彼の能力を生かせる場を探してあげ、そのことに協力してあげるのがダニエル・ロンドン演じるウォリーなんだとか。キャストがほとんど変わっているものの映画の未来という設定ということで面白いこと間違いないのではないでしょうか。

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